5月の天候
気象予報士でヴィニュロンズクラブメンバーの保坂悟さんの協力で、先月の天候をまとめました(写真は6月14日)。
数日の周期で低気圧が日本付近を通過し、天気は数日の周期で変わり、梅雨の走りのような天候となりました。月間の平均気温は平年並みでしたが、上旬末から中旬と下旬後半に強い寒気が南下するなど、気温の変動が大きかったのが特徴です。31日のうち半分以上の18日で雨が観測される(甲府)など降水量は平年よりかなり多く、日照時間はほとんどの地域で平年を下回りました。(以下はブドウ畑に近い甲府の観測データを基にまとめてあります)
◆平均気温
上旬は18.6度と平年を1.8度も上回る暖かさでしたが、中旬は季節外れの強い寒気が南下し、16.3度と平年を1.5度も下回り、上旬より冷え込みました。下旬は19.5度(平年比0.3度高)とほぼ平年並みでした。寒暖差が大きかったのですが、月平均では18.1度と平年比0.1度高とほぼ平年並みとなりました。日最高気温は23日に30.7度と今年初の真夏日を記録。夏日(最高気温25度以上30度未満)は14日を数えました。
◆降水量
期間を通じて平年を上回る降水量となり、月間では138.0ミリ、平年比177%とかなり多く雨が降りました。特に中旬は平年の2倍以上となる67ミリ(同233%)を観測。20日は41ミリのまとまった雨となりました。5回あった土曜日すべてに雨が観測されるなど、週末に天気が崩れる周期となりました。
◆日照時間
上旬は54.2時間(平年比82%)、中旬は50.3時間(同82%)、下旬は66.4時間(同90%)で、月間では170.9時間(同85%)と、曇りや雨の天気が多かったこともあり、期間を通じて日照時間は少なくなりました。日照時間が10時間を超えた「気持ちよく晴れた一日」は8日しかありませんでした。
(参考:甲府地方気象台、5月の山梨県の気象・地震概況)
2008年06月18日|個別ページ