ほんのりと
7月31日、駆け足で畑をのぞいてみました。
まだまだ全体的に青い果粒が多いのですが、ほんのりと色づき始めた房を見つけました。
ブドウの一大転換期である「ベレーゾン」という生育ステージに入ると、果粒が徐々にやわらかくなり、赤品種は果皮が色づき始めて、ブドウは成熟へと向かいます。
これまでブドウの品質に大きな影響を与えるのはベレーゾン以降とされてきましたが、最近の研究では、水分ストレス(水不足の状態)はベレーゾン以前が有効で、特に着色状況に影響を与えるという考え方が出てきています。酒類総合研究所(広島)の後藤奈美さんが、この研究を進めています。
今年はこの2週間ほど、体感的には降雨量が少なかったように思います。ここの畑はまだ仕込みができませんが、天候的には、山梨のワイン用ブドウはここまで比較的いい方向で来ているのではないでしょうか。
(2008年08月01日更新)