病害虫を学ぶ
9日朝、マンズワインの中山さんに栽培指導をしていただきました。
雨上がりの双葉農場は靴にべったりと土が張り付き、粘土質土壌をあらためて実感です。
この時期、やはり気になるのは病害虫の発生。中山さんが隅々まで目を光らせました。
写真左は、マメコガネによって食い荒らされたブドウの葉。「この時期は交尾しながら葉を食べていますよ」と中山さん。写真右は、先にも登場したウスミドリメクラガメ。葉に点々と穴があいています。
このところの雨の影響で、べと病はその疑いを含めて数カ所で確認されました。写真は、同じ葉の表と裏。葉裏からは白い斑点が観察できます。
1カ所の木からは、葉に「黒とう病」の症状を発見。やはり多雨が発病を助長すると言われ、中山さんは「ヨーロッパ系ブドウはやられやすいんです」。
同じ木の果粒にもその特徴である黒褐色円形の斑点が見られました。ただ、この粒には開花時に残った「花かす」が皮に張り付いている部分もあるようです。「花かすは開花時に木を揺すって落としてしまうとよいでしょう」とアドバイスがありました。
病害虫は対策として防除のさらなる徹底を確認しました。
(2008年07月10日更新)