シャルドネ、鱗片割れ
4月3日のシャルドネ畑。根が活動を始めたことで、鱗片が割れ、保護毛に覆われた柔らかな芽が現れました。一部の枝で確認できました。
一方、メルローの水揚げはこれからで、鱗片はまだ固かったです。
2016年04月04日|個別ページ
4月3日のシャルドネ畑。根が活動を始めたことで、鱗片が割れ、保護毛に覆われた柔らかな芽が現れました。一部の枝で確認できました。
一方、メルローの水揚げはこれからで、鱗片はまだ固かったです。
2016年04月04日|個別ページ
3月27日、巻きひげ取りの作業がありました。シャルドネ畑は作業が終わっており、残る一部も新入社員研修用に回るため、メルロー畑だけでの作業になりました。
メルローの水揚げも近そうです。まだ、枝からぽたぽたと樹液を滴り落とす様子は確認できませんでした。
午前8時からの作業は約20人が参加。人手も多く、てきぱきと作業をこなしたため、わずか30分で終了しました。
2016年03月28日|個別ページ
3月12日、シャルドネは一部、水揚げが始まっていました。
この日の作業は、ブドウ樹の根元への塩ビパイプの設置です。対象エリアは、シャルドネ畑。草刈り機を使う際に根元を保護するのが目的です。マンズワイン小諸ワイナリーでの実施事例を取り入れました。まずはマルチを全面的にはがし、手カンナを使って根元を除草。長さ10センチにカットした塩ビパイプ(直径7.5センチ)を木1本1本に設置していきました。植え付け時の支柱も抜き取りました。
下の写真は、ビフォー&アフターです。傷んでところどころ穴が開いたり、破れたりするマルチに比べて景観もきれいになったように思います。メルローは2014年3月に実施済みですので、畑全面での設置が完了しました。
2016年03月15日|個別ページ
2月11日、2016年シーズンの仕事始め。昨年とは一転、好天に恵まれ、農場からくっきりと富士山を望めます。
作業は冬季剪定です。その年にブドウの実を育てるための枝だけ残して、それ以外の枝を切り落とします。午前9時から作業をスタートし、約40人が参加しました。マンズワインの中山正男さんから栽培指導を受けました。メルロー、シャルドネのすべての作業を行い、昼食をはさんで午後4時まで汗を流しました。3月に行う塩ビパイプ設置の準備もしました。写真撮影はいずれも、新聞コンテンツ事業局の鷹野裕之部長。
2016年02月22日|個別ページ
12月21日、甲府・古名屋ホテルで今シーズンのヴィニュロンズクラブ納会が開かれました。冒頭、同クラブ副部長である山梨文化会館の保坂賢管理局長が日本ワインコンクール(国産ワインコンクールから改称)の銅メダルを披露し、「今年は特別な年。めでたく銅賞を受賞しました。みなさんの労働力のたまものです。一年間お疲れ様でした」と開会の言葉を述べました。
山日YBSグループの野口英一代表は「いつかは入賞できるだろうと思っていたが、こんなに早く銅賞を受賞でき驚きました。われわれができることは、一生懸命真心込めていいブドウをつくること。天候の良しあしでプラス・マイナスがあるが、銅賞の2013年は天候がプラスアルファとなりました。また年明けからは来季の作業が始まります。ぜひ積極的に参加してください。天候が悪くてもおいしいものができるのは、皆さんの気持ちがブドウ一粒一粒に伝わっているからです」とあいさつし、乾杯しました。
納会では、恒例となった今シーズンの1年を振り返る自主制作ビデオを上映。豪華景品が当たるとともに、罰ゲームも取り入れたビンゴ大会があり、会場を盛り上げました。ワインは、国内外のシャルドネ、メルローを中心とした多数のアイテムが並びました。主なワインリストは、ポール・デテュンヌ・ブリュット(シャンパーニュ)、マコン・シャントレ2011(ブルゴーニュ)、シャトー・ラ・ルネサス1982(ポムロール)などです。
醸造を委託しているマンズワインの武井千周さん(リュナリス醸造責任者)は今季を振り返り、「(収穫期の天候不順で)今年は非常に厳しいヴィンテージとなりました。山梨では、マスカット・ベーリーAは色が出ず、糖度も平年よりも低い状況の中で、双葉農場のメルロー、シャルドネは19%を超えました。ただ酸がもう少しほしい状況にあり、難しい年でした。仕込みでは皆さんの思いを裏切らないように、瓶詰めまでしっかり管理していきます」と述べました。
総監督である山梨放送の中村一政副社長(日本ネットワークサービス社長)が閉会のあいさつに立ち、異動で山梨を離れるサンスター技研山梨工場の社員の皆さんを紹介、温かい拍手を送りました。中村副社長は「今年、一番特異な出来事は、防鳥ネットを張った後、最後の段階で色の悪い粒を取り除いた作業です。こうした品質を上げるための努力が大切なのです。来季は2月の冬季せん定から始まります。来年も頑張りましょう」と、より一層の奮闘を誓い合いました。
2015年12月22日|個別ページ
最近、朝夕にはぐっと冷え込み始めた甲府盆地。双葉農場でもブドウ樹の紅葉、落葉が進んでいます。
色づきは赤い葉がメルロー、黄色い葉がシャルドネです。ヴィンヤードはすっかり秋の装いです。
さて、このほどシャルドネ畑の一角にオリーブの幼木2本が植えつけられました。ブドウではありませんが、新たな仲間が増えました。山梨日日新聞社広告局の坂本秀二次長の発案で、品種はルッカとシプレッシーノ。来春もう1本植樹するということです。
2015年10月27日|個別ページ
「ヴィニュロンズクラブ 双葉メルロー2013銅賞受賞祝賀会」が9月29日、甲府・D&DEPARTMENT YAMANASHI by Sannichi-YBS内フォーハーツカフェで開かれました。日本ワインコンクールに初出品した双葉メルローが銅賞受賞を果たしたため特別開催され、多くのメンバーで喜びを分かち合いました。
祝賀会は、山日YBSグループの野口英一代表のあいさつ、乾杯の音頭でスタート。乾杯は、マンズワインのスパークリングワイン「甲州酵母の泡」で祝いました。
来賓のあいさつでは、マンズワインの茂木信三郎社長が「身内が受賞したような喜びと同時に、弊社のワインと金賞争いをする近未来が訪れるかもしれません。初出品の受賞は歴史的快挙であり、日々の苦労のたまもの。切磋琢磨して、おいしいワイン造りに励みましょう」と述べました。栽培指導を受けているマンズワインの中山正男さんも駆けつけてくれました。また、新聞販売店からコロ付き作業椅子30脚が贈られ、マルハク新聞舗の土屋喜司社長から目録が手渡されました。
講評では、メルローとシャルドネを仕込んだマンズワインの武井千周開発課長が「8月後半の天候不順など果樹にとって厳しい年になりましたが、収穫には細心の注意を払い適切な時期にできました」と振り返りました。ヴィニュロンズクラブの中村一政監督(山梨放送副社長)が締めのあいさつをしました。
ワインは、銅賞を受賞した「双葉メルロー2013」をはじめ、フランスのヴィナリ国際ワインコンクールで銀賞を受賞した白ワイン「リュナリス甲州バレルファーメンテーション2013」などが並びました。
もちろん、ワインと料理のマリアージュも楽しみました。
2015年09月30日|個別ページ
2週にわたる収穫を終え、9月19日は今シーズン最後の作業。収穫後、そのままになっていたレインカットのビニールと防鳥ネットの撤去作業を行いました。メルローとシャルドネを一気に片付けるので、それなりの作業量になります。
前日に雨が降ったため、ビニールには一部水たまりができたり、水滴が残っていたりしました。この日は好天でしたが、ビニールを取り外す際などに水しぶきが飛ぶのを見越してレインウエアという完全装備のメンバーも。ビニールはパッキンなどを外した後、乾かすために箱詰めするのは作業の一番最後となりました。
作業は午前9時から2時間で終了する予定でした。しかし、シルバーウイーク初日とあって参加人数が少なかったこともあり、結局、午後1時までかかりました。今シーズン、トップ3に入る疲労度でした。ブドウのなくなった畑での作業はモチベーションがいま一つ上がりませんが、今シーズンも無事終わり安ど感ととともに一抹のさみしさがこみ上げくるのを毎年感じます。ただ、今年はそんな余裕もないほど、結構バタバタしました。
2015年09月24日|個別ページ
9月12日、シャルドネの収穫でした。収穫は昨年より13日遅く、収量は2枚の畑を合わせ1935キロ(前年比495キロ増)でした。昨年は緑~黄緑色のブドウが目立ちましたが、今年は黄金色に熟したシャルドネの割合が大幅に増えた印象です。
2枚の畑とも長雨の影響で晩腐病が一部発生。収穫前、ブドウの粒抜きを徹底するよう指導がありました。作業はまず第1圃場(東側)から開始。樹齢4年目になる第1圃場の収量は1040キロでした。
続いて第2圃場(西側)の収穫です。一昨年3月に植樹したシャルドネの収量は895キロでした。
以下、シャルドネの仕込み即時分析値です。糖度は10日の降雨で若干下がった可能性があります。
比重 1.080
糖度 19.10%
pH 3.78
総酸(酒石酸換算)5.15g/l
2015年09月14日|個別ページ
間もなく収穫を迎えるシャルドネの成熟が進んでいます。やはりブドウは太陽の日差しが一番よく似合いますね。
シャルドネの糖度は1週間ほど前の測定で、東側の畑が20.18%、西側が19.64%でした。双葉農場では、2012年からシャルドネの栽培をスタートしましたが、難しい一面もある品種との印象を個人的に持ち始めています。それだけ、やりがいもあるのかもしれません。
このところの長雨で一部に晩腐病も発生。粒抜きをしながらの収穫になりそうです。
2015年09月11日|個別ページ
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