山梨広告賞に入賞
第40回山梨広告賞の入賞作品が決まりました。印刷物の部のうちチラシ・ダイレクトメール部門で「Futaba Merlot~ワインラベル&包装紙パッケージ」が協会賞・制作社賞(山梨文化会館・デジタルデビジョン)を受賞しました。
2011年12月02日|個別ページ
第40回山梨広告賞の入賞作品が決まりました。印刷物の部のうちチラシ・ダイレクトメール部門で「Futaba Merlot~ワインラベル&包装紙パッケージ」が協会賞・制作社賞(山梨文化会館・デジタルデビジョン)を受賞しました。
2011年12月02日|個別ページ
双葉農場にほど近いサントリー登美の丘ワイナリーで、貴腐ブドウの取材会がありました。
品種はリースリング。同ワイナリーでは約1.5ヘクタールを貴腐用に栽培しています。今年は10月中旬から貴腐菌がつき始め、11月9日から約1週間かけて収穫する予定です。9月末から気温が下がったため、例年よりも香りがいいそうです。
貴腐ブドウで仕込んだワインは極甘口になります。今年のブドウから造るワインは醸造後、ステンレスタンク、ビン熟成を経て商品となるのは早くても3年後だということです。
案内していただいた栽培技師長の渡辺直樹さんは、フランス・ボルドーのシャトー・ギロー(ソーテルヌ1級)での実習経験があります。ギローで学んだ貴腐ワイン造りの中で、「ブドウ一粒一粒が発酵タンク。畑にブドウがあるうちから仕込みが始まっています」という言葉を渡辺さんは大切にしているとのことです。
2011年11月11日|個別ページ
9月20日付の日本農業新聞に、双葉農場で取り組んでいる遠隔地モニタリングシステム実証実験の記事が掲載されました。「畑監視システム順調 山梨県甲斐市ブドウ園で実証実験」との見出しで、首都圏版トップの扱いでした。農業関係者らが注目しているようです。
(日本農業新聞 2011年9月20日付 13面)
2011年09月28日|個別ページ
今年もこの日を迎えました。快晴。
1週間ほど前まで台風による長雨に見舞われましたが、ブドウはいたって健全。実りの秋に感謝しつつ、ブドウを一房一房かごに入れていきます。果皮の色素が薄いものはこの段階でより分けました。
収量は、昨年より30キロ少ない627キロでした。
収穫後は、甲州・マンズワイン勝沼ワイナリーに移動し、恒例となった手作業による除梗です。約30人で3時間ほどかかりましたが、作業の慣れもあり、年々スピードアップ化が図られているようです。
以下、ブドウの仕込み即時分析です。
比重1.082
糖度19.64%
pH3.58
総酸4.60g/l(酒石酸換算)
収穫的にはベストのタイミング。今年はどんなワインになるのでしょうか…
早速、マンズワイン・武井千周さんの手によって「醸し」が始まりました。
2011年09月10日|個別ページ
この日は房作り、レインカットのビニールかけ、防鳥ネット張りの作業をしました。
まずブドウの房が重さ100グラムほどになるよう、摘房・摘果し整えました。その後、毎年恒例となった雨よけのレインカットを設置。防鳥ネットを張り終えると、あとは収穫を待つばかりとなりました。
(撮影:野口英一代表)
2011年08月13日|個別ページ
以下、テイスティングコメント(7月22日現在)です。
また先日、山梨大学で開かれたルベル教授による夏期特別講演を聴く機会がありました。 テーマは「ワイン醸造における官能検査」。ルベル教授は2006年から毎年来日していて、今回が5回目となりました。2009年
色は薄い。少し熟成感が強い。
とてもメルローらしい香り、フルーティー。イチゴを強く感じる。
それから樽香もしっかり感じる。
口中はとてもしなやか。タンニンは多くなく軽い。
余韻は短い。酸味もアフターで感じる。
青臭さがあるが、樹齢が若いためである。2010年
色は良い。
香りはフルーティー。まだ閉じている。樽の香りも強くはない。
口中、まだストラクチャーは弱いが、2009年よりも著しく良くなっている。
アフターでグリル、モカ、カフェの香りをよく感じる。
もう少し樽で熟成した方がよいであろう。
2011年08月01日|個別ページ
久しぶりに農場以外のワインの話題です。
先日、都内で開かれたセミナー「シェリーの世界と、シェリーエデュケーターの重要性」(米国ワインエデュケーター協会=SWE=日本支部主催)に参加する機会がありました。
講師は、明比淑子氏(シェリー委員会日本代表)、児島速人氏(SWE理事・日本支部長)、原雄美子氏(SWE日本支部)。シェリーの歴史やワインスタイル、栽培・醸造などを学び、テイスティングをしました。
シェリーは世界三大酒精強化ワインの一つで、スペイン・アンダルシアのヘレス地域で造られたもの。「フロール」と呼ばれる膜が独特の風味を与えることや、「ソレラ」という特有の熟成法で知られます。フロールによって酸素にあまり触れずに生物学的熟成をした「フィノ」、フロールを介さずに酸化的熟成をした「オロロソ」に大きく分けられます。
シェリーは比較的、幅広い料理に合わせやすいとの話でした。辛口で軽く、デリケートな味わいのフィノは、シェリーの中でも一番の売れ筋。イースト香に特徴があります。フィノの仲間で「アモンティヤード」というスタイルがありますが、児島氏は「シェリーの中でも料理に一番合わせやすい」と話しました。淡い麦わら色のフィノよりもやや色は濃く琥珀(こはく)色から淡いマホガニー色で、ナッツのような香りが確認できます。
ちなみに、あまり認識がありませんでしたが、シェリーはボトル熟成しないそうです。買ってから適切な期間に消費するのが望ましく、未開栓ボトルで、フィノは12~18カ月、オロロソは24~36カ月とされます。
この日は、本年度シェリーエデュケーター日本代表候補2人を決める選考会も開かれました。2人(東京、長野)は、10月にヘレスで3日間にわたって英語で行われる、シェリー委員会主催の講習会を受講し認定試験を受けて、正式に認定されます。現在、世界で約100人、日本から6人が認定されているそうです。
以下、選考会のサンプル問題を紹介します(解答はリリースされませんでした)。
2011年07月24日|個別ページ
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