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南アルプス市は、山梨日日新聞社とタイアップして「南アルプス市ふるさとメール」を発信しています。ふるさとの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された市に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 山梨県の西側、南アルプス山麓に位置する八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町の4町2村が、2003(平成15)年4月1日に合併して南アルプス市となりました。市の名前の由来となった南アルプスは、日本第2位の高峰である北岳をはじめ、間ノ岳、農鳥岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳など3000メートル級の山々が連ります。そのふもとをながれる御勅使川、滝沢川、坪川の3つの水系沿いに市街地が広がっています。サクランボ、桃、スモモ、ぶどう、なし、柿、キウイフルーツ、リンゴといった果樹栽培など、これまでこの地に根づいてきた豊かな風土は、そのまま南アルプス市を印象づけるもうひとつの顔となっています。

お知らせ

 南アルプス市ふるさとメールは、2023年3月末をもって配信を終了しました。今後は、南アルプス市ホームページやLINEなどで、最新情報や観光情報などを随時発信していきます。

2013年12月

【季節の便り】

南アルプスのクリスマス

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 もうすぐクリスマス、各地でイルミネーションがきれいに輝いています。
 なんとなく、今年の終わりを告げているようにも感じます。
 南アルプスの山々はすっかり雪に覆われました。
 12月15日、南アルプスコットン倶楽部によるクリスマスリースづくりが湯沢公園(甲西地区)で開催されました。
 リースの材料である綿花は、同倶楽部が参加者とともに地元の畑に植え付け、収穫したものです。参加者は思い思いに飾りをつけて、かわいいオリジナルリースができました。
 湯沢公園にもクリスマスの飾りつけを行いました。
 すてきなサンタさんが来るといいですね。

芦安のどんど焼きと史跡めぐり

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 小正月に行われる道祖神祭り「どんど焼き」は、無病息災を願う伝統行事です。
 市観光協会は、どんど焼きに参加し田舎のお正月を体験してもらおうとツアーを企画しました。
 どんど焼きでは、青竹、藁(わら)、スギ、ヒノキの枝などでやぐらを組み、正月飾り、書き初めなどを一緒に燃やします。
米粉で作ったおだんご(まゆ玉)をいくつも枝にさしたものも、この火であぶります。
 ツアーではまゆ玉作りから体験し、どんど焼きに参加します。
その後は芦安温泉に宿泊して、翌日は芦安地区の史跡めぐりをします。
 1年の無病息災を祈願するとともに、田舎のお正月行事に参加してみてはいかがでしょうか。
 書初めやテストの答案などをお持ちください。火の粉が上がれば、成績や技術が向上すると言われています。

日 時] 平成26年14日~15日(雨天決行)
申込締切]平成25年12月27日
詳しくは、こちら

[南アルプス市役所 秘書課]

 

 

【連載 今、南アルプスが面白い】

元禄赤穂事件と南アルプス市 ~忠臣蔵のもう一つの楽しみ方~

とらちゃん:芦安出身の女子高生。美人顔。歴女でもある。曽我物語のヒロイン虎御前とかかわりが・・・。
だいちゃん:加賀美出身の女子高生。かわいいが天然とも言われる。甲斐源氏加賀美遠光の娘、大弐局とかかわりが・・・。

ふるさとメール
とら:すっかり寒くなったわね。もう師走よ。12月14日は有名な日よね。
だい:南極の日でしょ。
とら:なかなかマニアな答えね。旧暦で元禄15年(1703年)12月14日と言えば赤穂浪士の討ち入りがあった日でしょ。元禄赤穂事件っていうらしいんだけど、その事件を演劇化したのが『忠臣蔵』。忠臣蔵のストーリーは知ってるわよね。
だい:もちろん。この時期に映画やドラマ化されることが多いから。播磨国(兵庫県)赤穂藩主の浅野長矩(あさのながのり)が旗本・吉良義央(きらよしひさ)に江戸城で切りつけたのが事件の発端でしょ。なにか遺恨があったらしいわ。翌日幕府から浅野が切腹を命じられたのに対し、吉良はお咎めなし。それを不服とした大石内蔵助をはじめとした家臣47人が吉良邸に討ち入って、仇討ちを果たした物語よね。
とら:そうそう。じゃあ、忠臣蔵の主なキャストが山梨県と南アルプス市に関わりが深いってこと知ってる。
だい:え、誰が。
とら:まず浅野長矩は、文禄2年(1593年)から甲府城主となった浅野長政の子孫なの。浅野家はその後和歌山から広島へ移り、そこから分家して赤穂藩主となったのよ。
だい:ててっ、浅野長矩が甲斐国に関係があったなんて。
とら:次に浅野長矩を裁く立場の幕府の要職に山梨県と関係する人たちがいたの。時の将軍は徳川綱吉。その綱吉から信頼され側用人(そばようにん)として大きな権力を持ち、この事件も当然知っていた柳沢吉保は、討ち入り直後の宝永元年(1704年)、甲府城主となっているわ。ドラマの中では脚色して吉保がこの事件の黒幕として描かれているものもあるけれど、甲州では甲府城と城下町を整備した名君として評価されてるわ。
だい:柳沢吉保も関わりがあるのね。
とら:そしてこの江戸城での事件が起きたとき、将軍に次ぐ老中職に小笠原永重、土屋政直がいたの。きっとこの事件にも何らかの関わりがあったはずよ。
だい:小笠原って南アルプス市の小笠原に館を構えて、鎌倉幕府をつくった源頼朝を支えた甲斐源氏、小笠原長清の子孫かしら。
とら:ピンポーン。正解!さらに土屋って聞いてピンとこない?
だい:土屋って言えば南アルプス市徳永出身で、武田信玄と勝頼に仕えた土屋昌続と土屋昌恒兄弟が有名じゃない。昌続は武田二十四将にも必ず挙げられるし、昌恒は滅びゆく勝頼を最後まで守り続けた忠臣として有名よね。
とら:昌恒は多くの家臣が離反していく中、最後まで勝頼を守って討ち死にしたんだけど、その息子が生き残るの。後に徳川家康に見いだされ2代将軍徳川秀忠の小姓となり、最終的には上総国(千葉県)久留里藩主にまで出世するのよ。名を土屋忠直。その息子は常陸国土浦藩主にもなっているわ。
だい:すごい。敗れた武将なのに、その子孫たちはさまざまな場面で活躍したのね。
とら:その久留里藩主となった忠直の孫が土屋政直なのよ。老中のトップまで登り詰めたの。昌恒からするとひ孫ね。
だい:小笠原長重と土屋政直、二人はどんな気持ちで、浅野と吉良の事件を見ていたのかしら。
とら:さらに浅野長矩の仇を討とうと12月14日、旧赤穂藩士たちが吉良邸に討ち入るわよね。そこで歌舞伎などの演目では吉良邸の隣の家に申し入れをしてから討ち入りするの。その時隣に住んでいたのが・・・
だい:そうだ!隣に住んでいた旗本の名前は確か・・・土屋逵直(みちなお)!忠臣蔵での名場面じゃない。この人も昌恒と関係あるの?
とら:そうよ。政直と同じ昌恒の子孫なの。歌舞伎やドラマではこの逵直が大石内蔵助らの申し入れを聞き入れて、吉良、旧赤穂藩士どちらにも味方しないことを約束するのよ。赤穂浪士が討ち入っているときには、隣の家から提灯を高く掲げて大石内蔵助らを助ける場面がクライマックスで描かれることも多いわ。
だい:忠臣蔵に登場する人たちがこんなに山梨や南アルプス市とが関わりがあるなんて知らなかった。今度から忠臣蔵を見る目が変わるわね。DVD見てみようっと。
とら:もう冬休みだしね。
だい:私たちもしばらくお休みね。しばらく帰って来れない予感が・・・
とら:I"ll be backよ。ではみなさま、よい年を。

  

【南アルプス市教育委員会文化財課】

 

【季節の便り】

今年もあとわずか

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 カレンダーも最後の1枚となりました。
 1年が過ぎるのは、早いものです。
 以前、「小笠原橋(櫛形地区)からの富士山が美しい」と、お葉書をいただきました。
 11月中旬、小笠原橋で富士山を見ると、偉大でとてもやさしい富士にみえました。
 みる場所によって、感じ方が違うものですね。
 空気が澄んだ冬の朝、ちょっと早起きをして富士山を眺めてみてはいかがでしょうか。

能登の味覚を楽しむ「かきまつり・まいもん朝市」
 石川県の穴水町をご存知でしょうか。

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 能登半島の中央に位置し、町の南側は海に面していて、波静かなリアス式海岸です。思い浮かべただけでも、のどかな雰囲気ですよね。
 この穴水町と南アルプス市は、合併以前から姉妹都市交流を行っていて年間を通してさまざまな交流をしています。
 姉妹都市のきっかけは、「穴水さん」という姓が全国でも南アルプス市(八田地区)に多くあるということで始まりました。
 12月8日には、穴水町の皆さんが特産品の「カキ」や「海産物」を市内で直売します。新鮮なカキは、炭火で焼いて食べることができ、毎年好評をいただいている
祭りのひとつです。皆さんで是非、お越しください。

[日 時]12月8日(日)10:00~14:00
[場 所]南アルプス市総合交流ターミナル・ハッピーパーク
 ※午前10時から先着500名様にイカの無料配布あり
 詳しくはこちら

高尾の夜祭り、ちょうちん行列
 市内、櫛形山の中腹には「高尾」という山村集落があります。

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 現在は、3戸という小さな集落になってしまいました。
 多くの歴史遺産を持つこの集落を消滅させたくないという思いを持った人たちが、ボランティアで高尾地区の再生に取り組んでいます。
 11月22日、「高尾の夜祭」が開催されました。
 高尾山穂見神社は、「講中」といって全国に広い信仰圏を誇っていて、夜祭りには県内外から参拝者が集まりましたが、近年では客足も減少傾向にあります。
 そこで、昔の賑わいを取り戻そうと、ボランティアによる提灯行列ツアーが催されました。
 林道と山道を歩く80分コースと、険しい山道を歩く150分コースで提灯を持って歩き、高尾の夜祭りを楽しもうというもので、130人もの参加者がありました。
 神社境内では、夜神楽、ゆず、かや飴の販売、さらに今年は、地元ほたるみ館と南アルプスプロデュースによる豚汁サービスがあり、参拝者の冷えた体を温めてくれました。
 「資本金貸し」という神社からお金を借りる珍しい伝統もあり、参拝者は昔ながらのお祭りを楽しんでいました。
 詳しくは、高尾プロジェクトのFacebookをご覧ください。

[南アルプス市役所 秘書課]