いよいよ南アルプス市も梅雨に入りました。
例年よりも10日程早い梅雨入りということですが、明けるのはまだまだ先のことでしょうか。
このところ、市内でも田植えが始まり、いたるところで苗のプレートを積み、田植え作業をしている方々を見かけます。
優雅な音色を奏でる
市内の桃源文化会館には、「楽器の女王」ともいわれるパイプオルガンがあります。20年前にフランス人の技師により作製されたもので、フランスで製作・調律されたあと解体されて、本市まで船で運ばれ当ホールで組み立てられました。
高さ8.3m、重さ13.5t、無垢の樫材がふんだんに使われていて、富士山やブドウ、桃やサクランボの美しい彫刻が施された、南アルプス市にふさわしく美しい、本市自慢のパイプオルガンです。
5月24日には、市内の中学生を対象にパイプオルガンの鑑賞教室が開かれました。
生徒は、パイプオルガンの特徴や音の出る仕組みの説明を聞き、触れたり弾いてみるなど大きく美しいパイプオルガンに魅了されていました。
また、バッハの名曲など6曲がプロのオルガニストにより演奏され、美しく優雅な音色に聴き入っていました。
6月8日(土)には「~愛の風~フランスからの贈りもの」と題したパイプオルガンフェスティバルが開催されます。
パイプオルガンの重厚な音色は心が穏やかに、豊かになります。美しい音色を聴きながら目を閉じると、まるで教会にいるような錯覚があり、心あらわれる思いがします。
この機会にぜひ、パイルオルガンの演奏を聴いてみてはいかがでしょうか。
詳しくは、こちら
相手を大切に思うこころ
「小笠原流礼法」をご存知でしょうか。
これは、市の小笠原地区を本拠地にした甲斐源氏の時代から受け継がれている格式高い礼法のひとつです。
あのトヨタレクサスでも「最高のおもてなし」を提供するために取り入れているということで、立ち振る舞いからモノの受け渡しの方法、礼の仕方、話し方など細かいところに気を配って、お客さまを心から「おもてなし」できるようにしているそうです。
小笠原流礼法の真髄は、「相手を大切に思うこころ」「美しいふるまい」にあります。
すばらしいですね、いつもこころに留めておきたいものです。
櫛形山100年の森づくり
市は南アルプスや櫛形山などの豊かな自然を共同して守っていくため、市内に事業所を置く富士通アイ・ネットワークシステムズ
株式会社と「南アルプス自然環境保全活動に関するパートナーシップ(グリーンパートナーズ)協定」を結びました。
これを記念して、5月26日には櫛形山の中腹で植樹イベントが開催されました。富士通アイ・ネットワークシステムズの社員と南アルプス市職員など130人あまりがヤマザクラやカエデなど500本の苗木を植えました。「南アルプス山桜の森」と名づけられたこの一帯には12,000本の苗が植えられ、これからは両者が協働して森を造っていきます。
いずれは、春にはヤマザクラが秋にはカエデの美しい景観が櫛形山を訪れる人々を迎えてくれることでしょう。
また、市ではすでにジット株式会社とも同協定を結んでいます。
[南アルプス市秘書課]