前回の季節の便りで、関東甲信地方の梅雨入りのお話をしたばかりですが、沖縄では既に梅雨明けしました。異例とも言われる観測史上最速の梅雨明けとなりましたが、山梨の梅雨明けも今年は早いのでしょうか?
さて、市内ではそろそろスモモや桃の出荷が始まります。個人的な好みもあると思いますが、かじると歯ぐきから血が出るのではないかというような、堅い桃が好きだという市民も多くいます。熟れ熟れで果汁たっぷりの甘い桃より、シャキシャキ酸っぱい桃を楽しみたい方は、ぜひ桃狩りにお越しください。市内の多くの農園で桃狩りができます。スーパーなどではなかなか買うことができない、生産地ならではのぜいたくな味わいです。一度食べたら忘れられない“衝撃的な”食感で、友人知人に自慢できると思います。
また、今月末(6月25日)は、北岳の登山口にあたる広河原で南アルプス開山祭が行われます。会場までは、芦安地区の無料駐車場から路線バス(片道約1,000円)で行くことができます。本格登山はちょっと無理、といった方でも、雪解け間近の深山の息吹を味わうことができます。
なお、山頂をめざす方は、昨年よりも残雪は少ないものの、まだまだたくさんの雪が残っていますので、アイゼンやピッケルなどの冬山装備を忘れないでください。また、昨秋、トラバース道付近で、巨石の崩落があるなど地盤が安定していない場所もあります。山は自己責任といいますが、無理することなく、安全なルートを選択してください。
【写真右=昨年の開山祭の様子】
【写真左=残雪の北岳山荘より山頂を望む(昨年6月末)】
[南アルプス市 秘書課]