9月1日は「防災の日」です。南アルプス市では、8月29日の日曜日に、市内の各自治会で一斉に防災訓練を行いました。
特に白根地区の「在家塚」では、東京都内に本社のあるTHK株式会社から、日本に1台しかない「免震体験車」をお借りしました。防災訓練の際によく使われる「起震車」は、大規模地震での室内の揺れ具合を体験するのに対し、この「免震体験車」は、耐震システムを施してある住宅が、どれぐらいの揺れに耐えられるかを体感していただく車です。この「免震体験車」に興味のある方は、次のアドレス(http://www.menshin.biz/caravan/index.html)にアクセスしていただければ、詳細が分かります。
在家塚の防災訓練には約400人の住民が参加し、多くの人がこの「免震体験車」で、最近の住宅に装備された免震技術のすばらしさを体感しました。ちなみに、築20年の2階建て住宅を免震構造に改築する場合の費用を尋ねたところ、設計や建設地の地盤によっても異なりますが、おおむね1坪あたり20~27万円程度かかるそうです。
東海地震などの大災害の発生も懸念されています。「備えあれば憂いなし」という諺(ことわざ)もあります。保険などは、生き残った後に「かけていて良かった」と思うものです。まずは、自分の生命財産を守るために何が必要かを、家族みんなで話し合ってみてください。
[南アルプス市 秘書課]