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南アルプス市は、山梨日日新聞社とタイアップして「南アルプス市ふるさとメール」を発信しています。ふるさとの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された市に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 山梨県の西側、南アルプス山麓に位置する八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町の4町2村が、2003(平成15)年4月1日に合併して南アルプス市となりました。市の名前の由来となった南アルプスは、日本第2位の高峰である北岳をはじめ、間ノ岳、農鳥岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳など3000メートル級の山々が連ります。そのふもとをながれる御勅使川、滝沢川、坪川の3つの水系沿いに市街地が広がっています。サクランボ、桃、スモモ、ぶどう、なし、柿、キウイフルーツ、リンゴといった果樹栽培など、これまでこの地に根づいてきた豊かな風土は、そのまま南アルプス市を印象づけるもうひとつの顔となっています。

お知らせ

 南アルプス市ふるさとメールは、2023年3月末をもって配信を終了しました。今後は、南アルプス市ホームページやLINEなどで、最新情報や観光情報などを随時発信していきます。

2010年7月

【季節の便り】

ご存知ですか? 「クラインガルテン」

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 梅雨明けと同時に襲ってきた猛暑、酷暑の日々。仕事で外に出る方にはつらい毎日ですね。でも、趣味で農作業などにいそしむ方には、おいしいビールを飲むための好天かも-?と言うことで、今回は「南アルプスクラインガルテン」についてご紹介します。

 クラインガルテンとは、簡単に(あらっぽく?)言うと農地を持たない都会の人が、田舎の農園付き別荘を借りて、野菜づくりを楽しむ「究極の趣味」とも言えるものですが、それだけのために行政が大金を投じて、都会の人にサービスする訳はありません。グリーンツーリズムのひとつとして、南アルプス市では「都市住民と地元の交流」を主たる目的にクラインガルテンを整備しています。

 最近、田舎暮らしを楽しむ人が増え、各地の自治体でもクラインガルテンを整備する動きが活発化しています。南アルプスクラインガルテンも平成21年4月に、中野エリア(17区画)がスタートしましたが、PRしないにもかかわらず口コミで応募が殺到し、5倍近い倍率となりました。

そして、来年4月にオープンする湯沢エリア(13区画)の募集も開始しましたので、専用HP(http://www.minami-alps-klein.jp/)で確認してください。すでにかなり多くの問い合わせがあり、競争率は10倍を超えるかもしれませんが、1000万円以上の物件が、年間40万円で借りられるビックチャンス!宝くじより当選確率はずっと高いので、興味がある方はご応募ください。

 また、「日帰り農園」も整備してありますので、県内にお住まいの方や、近県の方はこちらもご利用ください。

【写真・左】クラインガルテンの利用者と談笑する今沢市長

【写真・右】農作物が実るクラインガルテン

[南アルプス市 秘書課]

【季節の便り】

モモやスモモの出荷が最盛期を迎えました!

 サッカーのワールドカップもスペインの初優勝で幕を閉じ、次の話題は、不祥事続きの大相撲より、やっぱりさわやかな汗がまぶしい夏の甲子園でしょうか?

 山梨でもいよいよ県予選がはじまり、我が母校である巨摩高校は、1回戦、2回戦と順調に勝ち進んでいます(7月15日現在)。みなさんの母校はどうですか?

 さて、サクランボも終わり、ふるさと「南アルプス」では、モモやスモモの出荷が最盛期を迎えています。JAこま野では今年、出荷箱のデザインを一新し、新たなブランド品として、地域限定の「アルプス小町」や「アルプス美人」のPRに力を注いでいます。お取り寄せもできるようなので、贈答品には“ふるさとの味”をご利用ください。

 今回のイベント情報は、「夏の十日市」として親しまれているサマーフェスティバルinわかくさを紹介します。屋台や盆踊りで楽しんだ後は、約1000発の花火が夜空を彩ります。大切な人と一緒にゆかた姿でお出かけください。

第8回 南アルプス市サマーフェスティバル in わかくさ

Malps100715_1[開催日]…7月31日(土)小雨決行

[時 間]…午後5時~9時

[場 所]…遊・湯ふれあい公園

[内 容]…商工会にぎわいまつり、打ち上げ花火ほか

※駐車場が混み合いますので、会場へは車に乗り合わせてご来場ください。

[問い合わせ]…若草支所若草窓口サービスセンター(TEL:055-282-3100)

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【南アルプス市 秘書課】

【連載 今、南アルプスが面白い】

ミクロの世界から見た扇状地の食生活

 7月に入り、木々を彩る果実は真っ赤なサクランボから薄い紅色に実ったモモに衣替えしました。現在は御勅使川扇状地(以下、扇状地といいます)もさまざまな果物で季節が彩られていますが、いったいこの扇状地で昔の人々は何を育て、何を食べてきたのか。今回のふるさとメールでは扇状地で暮らしてきた人々の食についてご紹介します。

 縄文時代の食生活については2006年9月1日(第77号)『食べ「タイ」 海の幸』で、木の実を主食とするだけでなく、海産魚の「タイ」の骨が住居跡の炉跡から出土したことをお話ししました。

 弥生時代以降でも、扇状地の人々の食物を知る手がかりは、食物を煮炊きした炉やかまどの中に眠っています。例えば平安時代、約1200年前の竪穴式住居跡のかまど内の土を取り出し、バケツに入れて水に浸し、やさしくかき混ぜると、ご飯粒ほどの小さな黒いかたまりが浮いてきます。これは1200年前にかまどで焼かれ炭になった食べ物の種や実の残りです。ひとつひとつを顕微鏡でのぞくと、丸や楕円形、ツルツルしたものやゴツゴツしたものなど、多種多様な特徴が見られます。扇状地の北部に位置する野牛島・西ノ久保遺跡では奈良・平安時代の住居跡からイネの他、ムギやアワやヒエ、マメ類などの雑穀、エゴマなどの種や核が発見されました。少ないながらもモモやスモモの核も発見されています。

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【写真・左】平安時代の住居跡(野牛島・西ノ久保遺跡)
【写真・中央】このカマドの中から炭化したスモモやコムギなどが出土した
【写真・右】野牛島・西ノ久保遺跡で発見された炭化した種実

 炭となった種や実の数を遺跡と時代ごとに比較した櫛原功一さん(山梨文化財研究所)によれば、扇状地全体では、10世紀ごろを境にイネからアワやヒエなどの雑穀の数が多くなる傾向にあるそうです。

 中世では、中心作物となった雑穀類が多く出土するのですが、それだけではなく、野牛島・西ノ久保遺跡の土坑から、カキノキの種や海産魚であるソウダガツオ属の骨(尾椎)、カモシカの可能性がある小さな骨片も発見されました。

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【写真】中世の土坑から出土したソウダガツオ類の骨(山梨県立博物館撮影)

 炭や骨片など土の中に残されたものは、我々のご先祖さまの小さな記憶と言っていいでしょう。そこから、乾燥した土地を生かしムギなどの雑穀を育てながら、山のもの、時として海のものを食卓に並べていた姿が浮かび上がります。

 次回は江戸時代の農産物と食に迫ります。

 最後に現在ちょっとしたブームになっているなぞかけをひとつ。「お月夜でも焼ける扇状地」と掛けて「連敗した試合について聞かれたサッカー選手」と解く。その心は? 次回をお楽しみに。

 

【南アルプス市教育委員会文化財課】

【季節の便り】

夏山シーズン到来! 残雪には十分注意を

 7月に入り、沖縄は梅雨明けしたということですが、山梨はまだ、ジメジメ、ムシムシした日が続いています。みなさん体調管理には十分ご留意ください。

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 さて、今回は、盆地の蒸し暑さを避けるため、広報取材を兼ねて南アルプス開山祭に行ってきました。そこで「南アルプスは本格的な夏山シーズンを迎えました。」と声高々に宣言したいところですが、北岳山荘の管理人にお話を伺ったところ、北岳の中腹から頂上にかけては、例年よりも残雪が多く、アイゼンやピッケルなどの雪山装備が必要とのこと。また、登山道も所々荒れており、登山前に各山小屋への状況確認が必要とのことです。ちなみに富士山も今年は残雪が多いと聞いています。

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(6月24日、北岳山荘から撮影)

 なお、「キタダケソウ」の見ごろも今年は7月中旬だそうです。これから登山を計画している人は、登山情報を必ず確認して、安心安全な登山を心がけてください。そして、あなたの帰りを待っている人がいることを忘れずにいてください。時には引き帰す勇気も必要です!
 

▼広報こぼれ話(1)
ちょっぴりエコ自慢のおじいちゃん

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 いきなり、「広報こぼれ話」のコーナーを立ち上げましたが、これは取材はしたものの、いろいろな事情で広報紙に掲載できない話題を紹介します。また、このコーナーは担当者の気まぐれで始めますので、すぐに消滅するかも知れません。そのときは、訳は聞かずに笑ってお許しください。事前にお詫びしておきます。

 さて、記念すべき第1回目に紹介するのは、本市大師地内にお住まいの萩原さん。80歳をこえるおじいちゃんですが、とてもお元気でエコな生活を夫婦二人で楽しんでいます。

 エコに目覚めたのは会社を退職してからで、平成17年には自宅の屋根にソーラーパネルも取り付けました。また、風車を使った風力発電にも挑戦しようと調査研究しましたが、思いのほか騒音があるということで、近所への迷惑を考えて思いとどまりました。そこで、約2年をかけて水車による水力発電を研究。庭の池でステンレスの水車にモーターを使った超小型の水力発電装置を手作りしました。

 ここで発電された電気を自宅内にある蓄電装置(バッテリー)に貯めて、夜間の居間の照明に使っています。ただし、従来の蛍光灯ではさすがに電力が足りず、LSD電球に替えたそうですが、明るさは十分確保できると満足そうでした。

 

【南アルプス市 秘書課】