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南アルプス市は、山梨日日新聞社とタイアップして「南アルプス市ふるさとメール」を発信しています。ふるさとの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された市に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 山梨県の西側、南アルプス山麓に位置する八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町の4町2村が、2003(平成15)年4月1日に合併して南アルプス市となりました。市の名前の由来となった南アルプスは、日本第2位の高峰である北岳をはじめ、間ノ岳、農鳥岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳など3000メートル級の山々が連ります。そのふもとをながれる御勅使川、滝沢川、坪川の3つの水系沿いに市街地が広がっています。サクランボ、桃、スモモ、ぶどう、なし、柿、キウイフルーツ、リンゴといった果樹栽培など、これまでこの地に根づいてきた豊かな風土は、そのまま南アルプス市を印象づけるもうひとつの顔となっています。

お知らせ

 南アルプス市ふるさとメールは、2023年3月末をもって配信を終了しました。今後は、南アルプス市ホームページやLINEなどで、最新情報や観光情報などを随時発信していきます。

2009年9月

【季節の便り】

10月1日から市のホームページがリニューアルします!

 市町村合併を機に構築した本市のホームページは、平成15年4月の合併から既に6年が経過しているため、時代にそぐわない点が多くなってきていました。パソコンや携帯などを使っての情報収集は、今や子どもから高齢者までの幅広い年齢層が利用しているため、ホームページの役割はとても重要になっています。
 市でも、新しいホームページの10月1日公開を目指し、急ピッチで仕上げを行っています。
閲覧者が見やすく、分かりやすく、掲載情報についてもさらに充実を図っていきますので、リニューアルした本市のホームページも是非、ご覧いただきたいと思います。

イベント情報
【第6回健康づくりフェア2009】

~ みんなが主役 健康づくり まちづくり ~

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※写真は2008年撮影

[開催日]…10月25日(日)
[時 間]…9時~13時30分
[場 所]…芦安小学校体育館

  • オープニングアトラクション…芦安中学校全生徒による太鼓披露や落語等
  • 健康になれるコーナー…血管年齢測定、柔軟度測定、ストレスチェック
  • 元気の出るコーナー…ほうとうやそばの無料サービス
  • 紅葉を楽しみながら健康ウォーキングも同時開催…紅葉を楽しみながら、健康ウォーキングしてみませんか!?運動の専門指導員による、健康ウォーキング指導やストレッチ・整理運動の指導をしてくれます。先着100名の申込み制。詳細については、健康増進課へお問い合わせください。

 

春仙美術館 企画展
【世界を翔ける版画家「河内成幸展」】

 ~ 桂から翔べ北斎までの軌跡 ~

[開催日]…10月10日(土)~11月23日(月・祝)
[場 所]…春仙美術館
[内 容]…春仙美術館では、上野原市出身の版画家・河内成幸氏の企画展を行ないます。河内成幸氏は、大学在学中に日本版画協会展の新人賞を受賞して以後、国内やヨーロッパで多数の賞を受賞し現在に至っています。今回の企画展では、初期の受賞作から「桂」「亀裂」「翔べ北斎」等のシリーズを展示し、版画家・河内成幸を一望できる内容となっています。
 

イベント情報
【第2回南アルプス市民音楽祭】

[開催日]…10月10日(土)
[開 場]…午前11時30分
[開 演]…正午
[場 所]…桃源文化会館
[内 容]…合唱、太鼓、吹奏楽、交響楽
[お問合せ]…桃源文化会館 TEL055(284)3411
※駐車場が混み合いますので、会場へは車に乗り合わせてご来場ください。

 

【南アルプス市 秘書課】

【連載 今、南アルプスが面白い】

甲斐源氏秋山光朝ゆかりの城跡を行く
~雨鳴城の踏査から~

 今から800年余り前、南アルプス市秋山に拠った甲斐源氏、秋山光朝の物語は、2007年4月2日号15日号で紹介しました。
 今回は、このほど文化財課が踏査を実施した光朝ゆかりの山城「雨鳴(あまなり)城」の今を紹介したいと思います。
 雨鳴城は、光朝の館跡といわれる現在の秋山熊野神社と、鎌倉方に攻められた光朝の終焉の地といわれる要害「中野城」とをつなぐ場所に設けられた山城です。

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【図】秋山光朝館跡と雨鳴城、中野城

 この城が設けられた雨鳴山は、雨が降ろうとするときに「鳴る」ことがあり、特に夏には雨の降る前には必ず「鳴る」ことからこの名があると言われています。この地で没した光朝の霊魂が無念やる方なくこの山鳴りをおこすとされ、悲劇の武将・秋山光朝の伝説を今に伝えています。
 雨鳴山と光朝の物語は、地域では身近な伝説として知られ、甲西地区では光朝を偲ぶ「雨鳴太鼓」や郷土民謡「ああ雨鳴山」などといった地域芸能も伝えられています。

 文化財課が今回、雨鳴城を踏査した目的は、地域の歴史的資源として遺構の保存状況を把握することはもちろん、地域の歴史に興味を持った皆様が、より安全にこの城跡にアプローチできるルートを確認することでした。

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【図】雨鳴城の縄張図(宮坂武男氏作成に加色)

 南アルプス市側からは、林道甲西線を上り、雨鳴山森林公園から登るのが一般的かもしれませんが、より楽にたどりつくルートは山の反対側、中巨摩郡増穂町平林地区からのルートです。増穂町役場前から平林を抜け赤石温泉に至る県道413号(平林青柳)線沿い、平林地区の隆運寺裏あたりで県道から山側に枝分かれする林道を車で2~3分ほど上ると、天満宮の鳥居が見えてきます。鳥居をくぐり、ここからは徒歩で山道を登ると、15分ほどで山の尾根にひっそり佇む天神さんの社殿を見が見えてきます。そこから北に向きを変え、尾根沿いに登ると、そこから10分もかからず雨鳴山のピークにある雨鳴城の遺構にたどりつくことができます。

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【写真・左】増穂町平林側の登り口の鳥居
【写真・右】山中にある天満宮

 800年余りを経て、現在は植林も進み、近世の城郭と違って、石垣などは用いられていないため分かりにくいのですが遺構の保存状況はことのほか良好で、観察の結果、平らに整地された郭(くるわ)や土を盛り上げて防御した土塁、城の出入口である虎口、土橋などを確認することができました。

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【図】雨鳴城鳥瞰図(宮坂武男氏作成に加色)

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【写真・左】郭(平坦に整地された周囲を土塁が巡っています)
【写真・右】虎口(写真中央部土塁が途切れています)


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【写真・左】堀割(郭と郭を隔てています)
【写真・右】土橋(人ひとりが通れる幅で、中野城とのルートをつないでいます)

 雨鳴城へは、増穂町平林からのルートでは全行程往復1時間ほどの、比較的登りやすいコースですが、途中滑りやすい場所や崖などもあり、登る際には注意も必要です。
 文化財課では、今後とも調査を続け、将来的には、既に登山道や案内板が整備された中野城に続き、この雨鳴城、更には雨鳴城と中野城を結ぶルートについても整備し、市民の皆様がより気軽に、安全に遺跡を訪れてもらえるようにしていきたいと考えています。

 

【南アルプス市教育委員会文化財課】

【季節の便り】

涼しさ感じた「みどりのカーテン」

Malps090901_01 今年は夏があったかな?と思えるほど、あっという間に通り過ぎてしまい、朝夕は涼しさを飛び越え寒ささえ感じる今日この頃です。
 市では、昨年から夏場の暑さを和らげ冷房の使用を減らすことで省エネ対策に結び付けようと、NPO法人と協力し「みどりのカーテン」の普及活動を行っています。
 今年も市役所や学校、保育園などに「みどりのカーテン」を設置し、環境に配慮した取り組みを行っていて、夏は終わりといいながらも大きく育ったアサガオやヘチマが庁舎の3階まで伸びています。

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Malps090901_02 同じ壁で「みどりのカーテン」に覆われた部分と、そうでない部分の温度をサーモグラフィーを使って比較したところ、意外に差があり驚いています。
 ゴーヤやヘチマ、果実などで作る「みどりのカーテン」は、収穫の楽しみがあり、朝顔などの花は見て美しく心地よさを与えてくれます。
 今年出来なかったという人は来年の夏、挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

【南アルプス市 秘書課】