数年経たないと咲かないという珍しい地湧金蓮(ちゅうきんれん)という花が、市内の民家の軒先に咲いていました。
中国雲南省が原産(?)ということですが、「ご近所の方に頂いた時は、葉っぱが何枚か付いていて、毎年バナナのような大きな葉っぱが伸びてくるだけ。今年は珍しく葉っぱが大きくならないなと思っていた」そうです。
既に、5月から咲いている花ですが、花びらのように見えるところは苞で、その周りを囲むように小さな花が咲いています。
花びらのような苞の部分は、1週間に1枚ずつそっと夜中に開くため、未だにご主人も見たことがないそうです。
ちなみに、花が枯れてしまう頃になると、茎の脇から新しい命(子ども)が生まれてきて、また数年後に花が咲くようです。
花が人に観賞してもらえる回数が少ない分、一回に咲く時期を長く咲こうとしているように見え、自然界の営みに感動を覚えます。
【南アルプス市 広聴広報課】