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プロフィール

 山梨県の西側、南アルプス山麓に位置する八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町の4町2村が、2003(平成15)年4月1日に合併して南アルプス市となりました。市の名前の由来となった南アルプスは、日本第2位の高峰である北岳をはじめ、間ノ岳、農鳥岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳など3000メートル級の山々が連ります。そのふもとをながれる御勅使川、滝沢川、坪川の3つの水系沿いに市街地が広がっています。サクランボ、桃、スモモ、ぶどう、なし、柿、キウイフルーツ、リンゴといった果樹栽培など、これまでこの地に根づいてきた豊かな風土は、そのまま南アルプス市を印象づけるもうひとつの顔となっています。

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2012年6月

【季節の便り】

いよいよ南アルプス登山の幕開けです

 南アルプス開山祭が30日に広河原で行われます。登山者の安全を祈願するとともに、山で命をおとされた方の冥福を祈ります。

A昨年の開山祭
【写真】昨年の南アルプス開山祭の様子

 6月19日夜から20日未明にかけて台風4号が通過しました。幸い県西部は大きな被害はなく、台風一過の朝を迎えました。早朝の南東の空に幾重にも重なったつるし雲をみつけました。その後、同様の小さい雲も出てきました。

A台風一過の空に大きなつるし雲
【写真】台風一過の空に大きなつるし雲

 東の空を見て感動し、今度は櫛形山を見ると、なんと虹がかかっていました。虹は田植えを終えたばかりの水田に写り、この風景にまた感動…。
 こういった田舎の風景はだんだん少なくなりつつありますが、癒された朝のひと時でした。

A台風一過の空に虹
【写真】台風一過の空に虹

 南アルプス市小笠原は、小笠原流礼法発祥の地として、旧櫛形町時代から宗家のご協力を得て礼法講座を実施しています。今年度も10回コースの初回が26日にスタートしました。小笠原流礼法は、相手を思いやる心を重視しており、今年度から市内の小中学校の子どもたちにも、この礼法を伝えていくことになりました。南アルプス市を訪れた宗家は、小笠原長清が誕生した旧若草町加賀美にある法善護国寺を初めて訪れ、先祖に手を合わせました。

A法善寺境内にて
【写真】法善寺境内にて

 夕方からは、小中学校の先生方と市職員が小笠原流礼法について宗家の講演を聴きました。

A講演会
【写真】小笠原流礼法について宗家の講演会

[南アルプス市 秘書課]

【連載 今、南アルプスが面白い】

もえ立つ神秘の息吹 ~古長禅寺のビャクシン~

 前回ご紹介した「三恵の大ケヤキ」のほかに、南アルプス市内にはもう1件、国指定天然記念物の樹木があります。それが今回ご紹介する「古長禅寺のビャクシン」です。
 ビャクシンは葉が、まるで緑の炎が燃え立つように伸び、樹齢を重ねると幹も複雑にねじれる神秘的な樹形から、古来より神聖な木とされ、寺社などに多くみられる木です。

古長禅寺のビャクシン ビャクシンの幹 うねるように天空にのびる
【写真左】古長禅寺のビャクシン
【写真右】ビャクシンの幹 うねるように天空にのびる

 このビャクシンのある「古長禅寺」は、有名な夢窓国師(むそうこくし)が正和年間(1312-17)に創建したと伝えられる古刹です。

古長禅寺
【写真】古長禅寺

 ビャクシンは、創建時建立したお釈迦様の像を納めたお堂(釈迦堂。旧客殿という説もある)の前に、釈迦をまもる四天王に見立てて4本、夢窓国師自らが植えたと伝えられています。現在も4本とものこるビャクシンが、このような地域での伝承のとおり「夢窓国師お手植えのビャクシン」だとすれば、その樹齢は約700年ということになります。

 現在のお堂とそこに納められていたお釈迦様の像は失われて、4本のビャクシンの奥にその基壇だけを確認することができます。

釈迦堂跡と伝えられる基壇
【写真】釈迦堂跡と伝えられる基壇

 近年、樹勢にやや衰えが見られ、何本もの支柱によって支えられる老木ですが、枝や葉はなお上方へ伸びようとする息吹を感じます。4本のビャクシンの中央に立ち、上を見上げ4方から燃え立つように伸びるビャクシンの枝に囲まれると、とても神秘的な気分に包まれます。

 ところで、作庭に秀で全国各地に名園をのこしたことでも知られる夢窓国師。古長禅寺の庭園も国師の作と伝えられ、四季折々様々な風情を私たちに見せてくれます。また、戦国時代にこの地に生まれた武田信玄の生母(大井夫人)縁の寺としても知られ、本堂の裏手には、晩年をこの寺で過ごした夫人の墓もひっそりとのこされています。
 このようなことから、古長禅寺はその境内全体が、県の指定文化財(史跡)となっています。また、お寺には重要文化財木造夢窓国師坐像(南北朝時代、原則として非公開)も伝えられ、国師の凛とした面影を知ることができます。

古長禅寺の庭園 大井夫人の墓 木造夢窓国師坐像
【写真右】古長禅寺の庭園
【写真中】大井夫人の墓
【写真左】木造夢窓国師坐像

 このように、お寺自体が県指定の史跡、納められた像が国の重要文化財、このビャクシンが国指定文化財文化財(天然記念物)という古長禅寺は、南アルプス市の中でも最も歴史豊かなお寺のひとつといえるかもしれません。

古長禅寺のビャクシンの所在地:山梨県南アルプス市鮎沢509

[南アルプス市文化財課]

【季節の便り】

関東甲信地方も梅雨に入りました

 サクランボ狩りが始まっています。サクランボの葉は、モモやスモモの葉より大きく、たくさんついています。畑に近づくと、真っ赤に色づいたサクランボが葉っぱで見え隠れしていて、赤と緑のクリスマスカラーの色合いがとてもかわいいです。

 さくらんぼ
【写真】さくらんぼ

 山あいからはじまった田植えは、だんだん盆地へと下りてきて、市内の田植えは終盤を迎えています。

 田植えを待って草むらの中へそっと卵を生み、ひなを育ててきた「ケリ」。卵の存在に気づかなかったころは、そばを通ると鳴く姿に親しみを感じていたのですが、頭上から襲ってくるかのような飛び方には怖さを感じました。畑に立つ姿は、足が長く、きりっとしていて、海鳥かと思うくらいです。

 代作りとともに巣を追われた親子はどうするのか、ちょっと気がかりでしたが、毎朝、大きな鳴き声が聞こえています。2週間ほど前はスズメほどのひなたちでしたが、巣立ったのでしょうか、最近は親なのか子なのか、ちょっと区別がつきません。

ケリ1 ケリ2 ケリ3
【写真】ケリ

 市のみどり自然課職員も写真をとっていたので、添えられた文もいっしょにお届けします。ご覧ください。

 お田植えの進む南アルプス山麓。
 小さな休耕田でケリの夫婦が子育てをしていました。
 土の色と同化したちいちゃなヒナを見つけるのに
 少々時間がかかりましたが、元気なヒナたちがウロチョロ。
 カルガモやスズメ、ムクドリを蹴散らし
 我が子を見守るケリの親。
 そんな親鳥ににらまれてしまいました・・・。

[南アルプス市秘書課]

【季節の便り】

清良平(せいらだいら)から初夏をお届けします

A開拓の記念 地元の山を愛し、見守っている山友会の方々と清良平に行って来ました。
 清良平に行くには、白根須沢地区から林道を登ることになります。ここにかつて、開拓するため何世帯かが入植しました。
 木々の根元に、当時使用していた道具が赤茶けたモニュメントのように目に留まりました。                         【写真】開拓の記念

 湧き水が流れている小川の周辺には、“九輪草”が咲き、初めてみる光景に思わず「かわい~」と声に出してしまいました。
山友会の皆さんが観察会を開き、参加者と力を合わせて株を増やし、育ててきた九輪草。

A九輪草 B九輪草
【写真】九輪草の写真

 元滝は大笹池からの水が流れ落ちている美しい滝で、足元は整備が必要ですが途中まで降りてみました。空気の違いを感じたのは私だけではなかったようです。

A元滝
【写真】元滝

 秋に櫛形山の写真をお届けしましたが、櫛形山にもやっと春が訪れていました。優しい色に芽吹いたカラマツ、風に舞い落ちるヤマザクラの小さい花びら-。櫛形山からの南アルプスは、手にとるようにはっきり望めました。
盆地を見下ろすと、はるか遠く御坂方面に、まっすぐ延びたリニアモーターカーの工事の様子を見ることができました。

A櫛形山から見た南アルプス A櫛形山の稜線を歩く
【写真】櫛形山の稜線を歩く

 釜無川の土手にクローバーがあり、その群生のなかから四つ葉をたくさん見つけることができました。長さも立派です。皆さんに幸せのおすそ分けです。

A四つ葉のクローバー
【写真】クローバーの写真


[南アルプス市秘書課]