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プロフィール

 山梨県の西側、南アルプス山麓に位置する八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町の4町2村が、2003(平成15)年4月1日に合併して南アルプス市となりました。市の名前の由来となった南アルプスは、日本第2位の高峰である北岳をはじめ、間ノ岳、農鳥岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳など3000メートル級の山々が連ります。そのふもとをながれる御勅使川、滝沢川、坪川の3つの水系沿いに市街地が広がっています。サクランボ、桃、スモモ、ぶどう、なし、柿、キウイフルーツ、リンゴといった果樹栽培など、これまでこの地に根づいてきた豊かな風土は、そのまま南アルプス市を印象づけるもうひとつの顔となっています。

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2011年1月

【季節の便り】

寒中お見舞い申し上げます

 消防団の出初め式、成人式が終わり、どんどん焼き(どんど焼き)を行うと、正月気分も抜けた頃だと思います。まもなく大寒を迎える今が一番寒いときですね。みなさんも風邪などひかないようお気をつけください。

A味噌づくり教室  ところで、あえてこの寒い時季に仕込むことで、よりおいしくなるものをご存じでしょうか? お酒や味噌(みそ)など、麹(こうじ)を使って発酵させる食品の多くは、この寒~い季節に仕込みを行います。
市内でも自家製の味噌を作っている家庭が、今も多く残っています。また、南アルプス特産品企業組合ほたるみ館では、地元で栽培された大豆を使い、風味豊かな3種類の味噌を製造、販売しています。味もおいしいと好評をいただいておりますので、ぜひ一度ご賞味ください。ほたるみ館の朝市やまちの駅くしがたで購入できます。市外や県外の方には、通信販売も行っています。
なお、自分も味噌づくりに挑戦したいという方には、2月中旬まで味噌づくり教室が行われているので、参加してみるのも楽しいかも。受講料は1,000円で、お土産も付いています=写真。詳しくは、ほたるみ館のホームページ(http://www.hotarumikan.com/)でご確認ください。

味噌(なかせんなり) A味噌(青大豆+黒大豆)  A味噌2

【写真左】味噌(なかせんなり) 【写真中央】味噌(青大豆+黒大豆)


 [南アルプス市 秘書課]




【連載 今、南アルプスが面白い】

「根方」の魅力①~その物語を始める前に~

本連載も2011年のスタートです。
これまで以上に南アルプス市の魅力を、思いをこめて楽しく紹介していけるよう精進していきたいと思います。本年もよろしくお付き合いのほど、お願い申し上げます。

 前回までは主に御勅使川によって造りだされた扇状地や、扇状地で暮らすための知恵、その歩みについて紹介してきました。
 以前にも触れましたが、南アルプス市ではかねてより扇状地一帯のことを別名「原方」と呼んできました。同じように山間部のことを「山方」、山の裾野の一帯を「根方」、氾濫源である水田地帯を「田方」と呼んできました。最近ではこの呼び方があったことさえも忘れられつつあるようですが、南アルプス市周辺地域の地形的な環境の違い、そしてその環境と風土ごとに特徴ある暮らしや文化が育まれてきたことを物語る大切なこの地域特有の呼称だと思います。

 A写真1
【写真】 南アルプス市の地形区分の概要

 2011年はこれらの中から「根方」に注目し、根方の暮らしやその歩みについて何回かにわたって紹介していきたいと思います。

 「根方」とはその名が示す通り山の根っこの地域を示し、地元ではよく「山つき」と呼んだりもします。地形でいうと山地の裾野一帯や台地、台地の縁辺部と呼ばれる傾斜地などで、山地と低地のちょうど中間の辺りを指します。
 
 根方の中心的な存在が櫛形地域から甲西地域へと広がる市之瀬台地です。市之瀬台地は上市之瀬区の横沢地区にある、かつての櫛形レジャーセンターが建つ辺りを扇の要とみたてると、北は曲輪田地区の大和川によって区切られ、南は秋山地区の秋山川によって区切られるまでの南北4㎞、東は扇状地との境界、比高差約100mもの急な崖や台地斜面部までの東西2.5㎞にも広がり、平面形が扇のような形状をしています。台地の上は標高が500~400mあります。扇状地の標高は市役所のある小笠原付近で標高約290m、台地際の山寺区付近で約320mですからまさに高台といえ、台地の東縁から眺める甲府盆地の景色は絶景です。

B写真2  
【写真】 市之瀬台地を東南方向から望む

 櫛形山の東斜面を流れる幾筋もの河川は市之瀬台地を削り込みながら低地部へと流れ出ます。幾つもの河川によって運ばれた土砂は台地の裾下に重なるようにたまり、台地の下には扇状地が重なり合いながら造りだされた複合扇状地という地形が形成されます。
 市之瀬台地には北から高室川、塩沢川、深沢川、漆川、市之瀬川、堰野川など東西に流れる幾筋もの河川によって削られることによって深い谷ができ、その谷に挟まれた東西に長い舌状台地が放射状にならんでいます。あたかも指を開いた手のような形といえば分かりやすいでしょうか。

C写真3の1     
【写真】 市之瀬台地のイメージ 
幾筋もの舌状台地が指のように並び、甲府盆地にせり出しています。

起伏に富み日当たりも良く、水にも恵まれたこの台地を詳しく見ると色々な足跡に出会うことができて、魅力にあふれた土地であることに気づきます。
 春先、低地から根方一帯を眺めるとサクラやモモ、スモモの花が咲き乱れ、甲府盆地が華やかな色で縁どられる景観に出会えます。特に、妙了寺や伝嗣院などの古刹(こさつ)の桜は見事です。また、遺跡が集中することで、太古から暮らしやすい環境だったことも分かります。この記事が配信される頃にはちょうど小正月の行事が各地で行われると思いますが、根方地域周辺は獅子舞やどんど焼き、道祖神のお飾りなど昔からの伝統が色濃く伝えられている地域だといえます。
以上述べてきたように、南アルプス市の中では昔ながらの「良さ」がしっかり残っているこの「根方」地域、いよいよ次回からはそんな「根方」の魅力を様々な角度から少しずつ紹介していきたいと思います。

D写真4   
【写真】 どんど焼きの点火とともに道祖神に奉納される下市之瀬の獅子舞

[南アルプス市教育委員会文化財課]

【季節の便り】

お正月です。 たまには里帰りをしませんか?

 明けましておめでとうございます。輝かしい新春を……。と言った堅いあいさつは抜きにして、みなさんはもう、初詣に行きましたか?

 山梨県内にも大きな神社や有名な神社がたくさんあり、多くの参拝客でにぎわっています。大きな神社の楽しみのひとつは、参拝の後に露店をのぞきながら歩くこと。何を買おうか迷うのも、「十日市」みたいでいくつになってもうれしいものですね。

でも、私は地元の神社に二年参りをするのが、習慣となっています。私たちはNHKの紅白歌合戦を見てから家を出ますが、氏子総代と役員さんは、大みそかの忙しいときに昼から出て、初詣の仕度を整えてくれます。地元神社の良いところは、大きなたき火を囲みながら、半ば飲み放題の「お神酒」ばかりでなく、古里を離れ里帰りのときにしか会えない友人、知人と言葉を交わすひと時にあります。互いの無事を確認すること。初恋の幼なじみに会えるトキメキ。久しぶりに同級会を開こうかと、実現しない口約束をするのも楽しいものです。

 この「ふるさとメール」の愛読者のなかには、山梨を離れ都会などで暮らす人も多くいると思います。忙しいとは思いますが、みなさんの笑顔をお土産に、里帰りの際は一人でも多くのお友だちと会ってみるのはいかがでしょうか?正月の「三が日」が過ぎても、小正月には「どんどん焼き」や地域によっては「獅子舞」など、思い出に残る懐かしい行事が、まだまだ継承されています。

[南アルプス市 秘書課]

イベント情報 

【第9回 南アルプス桃源郷マラソン大会 出場者募集はじまる!】
A昨年のマラソン 

[申込期間]…1月5日(水)~2月25日(金)
[開催日]…4月10日(日)雨天決行
[場 所]…櫛形総合公園陸上競技場
[種 目]…4種目 18部門 (ハーフマラソン・10キロ・5キロ・3.5キロ)
[申込方法]…所定の用紙に必要事項を記入の上、郵便局でお申込ください。
 ※大会ホームページからもお申込できます。
 ※昨年ご参加いただいた方には、1月中旬に申込用紙を送付いたします。
[主 催]南アルプス市・南アルプス市教育委員会・(財)南アルプス市体育協会
[主 管]南アルプス桃源郷マラソン大会実行委員会

申込・お問合せ
[エントリー事務局]Afree1 0120(711)951
[実行委員会事務局]体育協会内 TEL055(284)5151
                      FAX055(282)8282(月曜定休)
大会ホームページアドレス
http://www.minami-alps-sports.or.jp/marathon/
ゲストランナー 松野明美 氏