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圃場データ

標高
350メートル
栽培
ヴィニュロンズクラブ
栽培品種 メルロー(約900本)
栽培面積
17アール
台木
5BB、3309、101-14
植樹
2008年3月22日
栽培品種 シャルドネ(約900本)
栽培面積
20アール
台木
101-14
クローン
95番、96番、277番
植樹
2012年6月16日
栽培品種  シャルドネ(約490本)
栽培面積
17アール
台木
101-14
植樹
2013年3月31日

ブログ担当 プロフィール

古畑昌利
山日YBSグループ勤務。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート・エクセレンス、SAKE DIPLOMA。米国ワインエデュケーター協会認定ワインスペシャリスト(CSW)

シャルドネ剪定

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2月12日の作業は、シャルドネの剪定の続きでした。当初は11日の作業の予定でしたが、大雪の翌日でいたので、12日にスライドとなりました。10日は県内全域で雪が降り、甲府の積雪は20センチ。甲府で20センチ以上の積雪は2014年2月以来でした。道路はほぼ雪が溶けましたが、畑には一面に雪が残っていました。

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シャルドネは長梢剪定。17人が参加し、黙々と作業をしました。長時間、雪上にいると長靴から足裏が冷えてきましたが、晴れて次第に畑の雪も溶け始めました。

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休憩時には、中村名誉農場長から、おでんの差し入れがありました。体を温めて、再び作業です。ただ、少人数だったため、正午までに終わらず、西側のシャルドネ畑3分の2が翌週に残りました。

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きょうの作業は、雪ポイントが付きました!

2023年02月12日|個別ページ

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2023年仕事始め

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「立春」の2月4日、2023年シーズンの仕事始めとなりました。この時季にしては朝から暖かく、晴れて剪定日和となりました。

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まずメルロー、シャルドネとも粗剪定をしました。朝、最初の休憩時間には定番となった豚汁が振る舞われました。野口英一オーナー(山日YBSグループ代表)からは、まい泉のカツサンドの差し入れがありました。ごちそうさまです!

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中村一政名誉農場長(山梨放送相談役、日本ネットワークサービス会長)からのレクチャーを受けて、メルロー畑で短梢剪定の作業に入りました。

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続いて、シャルドネ畑です。こちらは長梢剪定です。正午までに作業は終わらず、残りは次週に持ち越しとなりました。

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休憩時間に23年ヴィニュロンズクラブ体制の発表がありました。

新体制は下記の通り(敬称略)です。

 

◉オーナー : 野口英一

◉名誉農場長兼技術担当 : 中村一政

◉農場長 : 前島憲彦

◉副農場長 : 相山哲也

◉部長 : 古屋政司

◉広報・ブログ担当 : 古畑昌利

◉事務局 : 三澤真理

 

メルローは剪定枝の撤去まで終わりました。また、長年、防除作業を中心に活動を支えていただいた溝口宗一さん(写真下、中央)が引退され、韮崎市穂坂町のブドウ農家である保坂耕さん(同、左)に引き継がれました。溝口さん、お疲れ様でした。

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2023年02月04日|個別ページ

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2021年双葉メルロー テイスティング

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1月12日、山日YBSグループの野口英一代表と山梨放送の中村一政相談役(日本ネットワークサービス会長)が、2021年双葉メルローのサンプルをテイスティングしました。21年は、8月上旬までは比較的順調でしたが、中旬以降、停滞前線による夏の長雨、日照不足が続いたシーズンでした。(収穫は9月5日)。

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テイスティングコメントをまとめると、ベリー系の果実やマッシュルーム、腐葉土のような香りと、バニラやコーヒーなどの樽香とが程よく調和。口当たりはまろやかで、酸で骨格をつくるメリハリのある味わいです。タンニンはまだやや粗く、熟成のポテンシャルを感じさせます。ライト寄りのミディアムボディ。

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日本ソムリエ協会認定ソムリエ・ドヌール(名誉ソムリエ)の野口代表は「酸の強さを感じるが、比較的飲みやすい。メルローらしさも感じる。もう少し瓶で熟成させたらどうなるか、変化が楽しみ」と話しました。相性の良い料理としては、マグロの赤身、焼き目のある豚肉ロースト、とんかつ(ソース)、焼き鳥のたれなどが挙がりました。

 

仕込みの担当は、マンズワイン勝沼ワイナリー製造部長の宇佐美孝さん。テクニカルシートは下記の通りです。

 

醸し期間18日間。発酵温度17~25度。樽熟成期間12カ月。新樽比率25%。

 

<サンプル分析値>

 

アルコール12.9%

 

pH 3.60

 

総酸 5.30g/L(酒石酸換算)

2023年01月12日|個別ページ

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年内最後の作業

3日は、年内最後の作業として落ち葉集めと肥料散布を行いました。

筆者は欠席でしたので、写真は山梨文化会館秘書室の撮影です。

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2022年12月03日|個別ページ

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2022年メルロー収穫

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9月10日、メルローの収穫を迎えました。収穫日は昨年より5日遅く、収量は930キロ(昨年比270キロ減)でした。今年は6月の雨量がかなり少なく、6月からは平均気温が高めで推移。日照は6月が多いなど、全体としてはシャルドネ同様、比較的順調に生育したヴィンテージでした。ただ、防除は2割増しと、平年並みに徹底しました。

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仕込み時の分析値は下記の通りです。

 

【メルロー】

 

比重 1.082

 

糖度 19.64%

 

pH 3.60

 

総酸 5.90g/l

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この日は午前8時に集合しました。今年もマンズワインの新型コロナウィルス対策で、工場内に部外者は入れず、農場で収穫のみの作業でした。着色は良好でしたが、糖度で手がベタベタする感じまでは至らなかったように思います。ただ、収穫をしていて、ほぼ健全果との印象でした。

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今年は9月1日に行った最終サンプリング時には、糖度が20度を超えましたが、その後の雨などの影響を受けたとみられます。

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その後、防鳥ネットを片付け、翌日11日には雨よけのビニールシートを撤去しました。今シーズンの畑作業はすべて終了しました。

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快晴で収穫日和の一日でした。

2022年09月10日|個別ページ

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2022年シャルドネ収穫

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9月3日、シャルドネの収穫でした。今年は、マンズワインと協議の結果、シャルドネとメルローの収穫を別々の日にすることになりました。収量は約1810キロでした。今年は6月の雨量がかなり少なく、6月からは平均気温が高めで推移。日照は6月が多いなど、全体としては比較的順調に生育したヴィンテージでした。シャルドネはサンプリング時に糖度20度を超えていましたが、収穫時の小雨が多少悔やまれるところです。

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仕込み時の分析値は下記の通りです。

 

 比重 1.078

 

糖度 18.56%

 

pH 3.64

 

総酸 5.00g/l

 

作業には45人ほどが参加し、バインド線外しから収穫、防鳥ネットの片付けまでほぼスケジュール通りに終わりました。晩腐病も確認されましたが、ごく若干でほとんどが健全果でした。収穫作業が終わると同時に雨も上がりました。

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恒例の収穫後の記念写真。

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最後は防鳥ネットの巻き取りまでして解散となりました。

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2022年09月03日|個別ページ

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猛暑の中 レインカットのビニール張り

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7月30日は、収穫前の作業のクライマックス、レインカットのビニール張りでした。筆者が業務で作業に参加できなかったので、リポートは山梨文化会館秘書室、写真は同秘書室、日本ネットワークサービス(NNS)の相山哲也局長が担当しました。朝は曇り空でしたが、だんだん気温が上がり、厳しい暑さの中でのハードな作業となりました。甲府はこの日、37・6度(猛暑日)まで気温が上昇しました。

〈相山さん撮影〉

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午前6時に集合。作業は3班に分かれ、メルローからシャルドネへ5列刻みで順番に取り付けていきました。メルロー15列、シャルドネ48列。ビニール張り終了後、休憩をはさんで先週やり残した防鳥ネットをバインド線で留める作業を行いました。今年は30人と例年よりも少ない人数での作業となりましたが、午前中には全て終了しました。

〈秘書室撮影〉

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メルローはとび玉。ヴェレゾンが進んでいます。

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2022年07月30日|個別ページ

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ヴェレゾン始め 防鳥ネット張り

7月23日、メルローはヴェレゾン入りが確認できました。直前に雨天が続き、若干遅れ気味です。

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この日は富士山がくっきりと望めました。ただ、甲府の最高気温は36・5度の猛暑日となり、厳しい暑さとなりました。

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新しく伸びた副梢の一部には、べと病も出ていました。

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作業は防鳥ネット張りでした。まず房づくりと摘芯の2班に分かれて、事前の準備をしました。

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そして、きょうの仕上げとして、垣根ごとに3人ほどのグループに分かれて防鳥ネットを張っていきました。

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2022年07月23日|個別ページ

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メルロー、シャルドネ房づくり

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6月27日、山梨を含む関東甲信が梅雨明けしました。統計が残る1951年以降、最も早く、6月の梅雨明けは2例目。梅雨の期間は21日間で最短でした。7月9日は、梅雨明けしてから最初の作業。メルローとシャルドネの房づくりをしました。

※気象庁が9月1日に梅雨明けの確定値を発表し、山梨を含む関東甲信の明けを7月下旬と大幅に修正しました。

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メルローは肩の小さい房(副穂)を切り落とし、房の先端から約2センチを切ります。シャルドネは、大きい房の左右の肩を切り落とし、標準の房を手本に大きさをそろえます。

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いずれも第2果房までを垣根の東側のみ除葉します。西側の葉を残すのは、西日からの強い日差しから房を守るためです。before & after。

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2022年07月09日|個別ページ

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摘芯

6月25日は、シャルドネ、メルローの誘引の見直しと摘芯をしました。写真とリポートは、山梨文化会館秘書室からです。

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この日は、刈り込みばさみなどを使い、新梢の先端を切り落としていきました。摘芯後は畑に日が差し込むようになり、明るくなりました。

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近年の新梢管理は、副梢の旺盛な発生を抑えるため、摘芯は2回ほどに限定していて、今回は今年初めての摘芯でした。

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この日は甲府などで今年初めての猛暑日となりました。朝から気温が上昇し、30分に1回休憩をとり、予定よりも早く2時間半ほどで終了しました。

2022年06月25日|個別ページ

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