トップページへ

圃場データ

標高
350メートル
栽培
ヴィニュロンズクラブ
栽培品種 メルロー(約900本)
栽培面積
17アール
台木
5BB、3309、101-14
植樹
2008年3月22日
栽培品種 シャルドネ(約900本)
栽培面積
20アール
台木
101-14
クローン
95番、96番、277番
植樹
2012年6月16日
栽培品種  シャルドネ(約490本)
栽培面積
17アール
台木
101-14
植樹
2013年3月31日

ブログ担当 プロフィール

古畑昌利
山日YBSグループ勤務。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート・エクセレンス、SAKE DIPLOMA。米国ワインエデュケーター協会認定ワインスペシャリスト(CSW)

芽かき

4月29日、芽かき作業を行いました。マンズワインの中山さん(写真右)に指導していただきました。

20090511_1

基本は、ブドウ樹の2つの枝、計約1メートルに残すのは8芽。おおよそ12センチ間隔で芽をかいていきます。「先端から2番目の芽で元気がよすぎるのは取ってしまう」「芽の先端がやや曲がっているようなものの方が成長する」などのアドバイスがありました。

20090511_2

一度芽をかいてしまうと、二度と出てこないので、迷ったら残しておいて、中山さんに判断を仰ぎました。それにしても、この日は「1、2、3、4」と何度、作業をしながら数えたことでしょう。

完成すると、こんな感じになります。

20090511_3

副芽をついつい見落としがちですが、養分が分散してしまうので、しっかりかくとのことでした。

20090511_4

2009年05月11日|個別ページ

ページのトップへ

消毒、天ぷら、そして慰労会

4月23日。出勤前の午前5時半から、畑で消毒作業。スミチオンと殺虫剤を散布しました。4人が参加しました。

20090506_1_2

その日の午後。朝、消毒前に摘んだメルローの芽の天ぷらが社内に登場。抹茶塩を添えました。

20090506_220090506_3

夕方からはマルチがけの慰労会と新入部員歓迎会。ワインはメルローのみだったそうです。

20090506_420090506_5

2009年05月06日|個別ページ

ページのトップへ

鉄塔敷地の草刈り

4月18日はヴィニュロンズクラブの山梨放送・技術系メンバーと、野口社長、中村専務が甲斐・双葉地区の鉄塔(ラジオアンテナ)敷地内の草刈りを行いました。

20090501_120090501_2

なぜ、鉄塔と双葉農場と関係があるのかと思う方もいるかもしれません。畑で使う乗用草刈り機を持ち出し、経費削減のため自力でするとのことですが、この労働の対価は畑作業にも今後、メリットがあるとみられます。また、報告する機会があるかと思います。

さて、19日現在の畑の様子をメンバーから教えていただきました。ほとんどの木で、展葉が終わったようです。

20090501_3


2009年05月01日|個別ページ

ページのトップへ

マルチ張り3

11日に3日目のマルチ張り作業がありました。13人が参加し、5時間で残りの6畝を完成させ、すべて終了しました。甲府で28.8度あり、「暑くて、きつかった」との声が聞かれました。新入部員は3人が初参加とのことでした。「今年の作業の中ではおそらくもっとも重い労働ではないか」(メンバー)と、これに懲りて部員が減らないかと心配する向きも。

20090427_120090427_2

この日は萌芽も確認できました。

20090427_3_2

2009年04月27日|個別ページ

ページのトップへ

マルチ張り2

5日は2回目のマルチ張りを行いました。10人が参加し、このうち新入部員が1人初参加したそうです。

20090421_120090421_2

4時間で6畝(うね)が完成しました。前回と合わせ9畝が終わりました。残り6畝です。

20090421_3

2009年04月21日|個別ページ

ページのトップへ

畑視察

4日にキッコーマン、マンズワインの幹部の皆様がブドウ畑を視察されました。

20090420_1

キッコーマンからは根岸常務、マンズワインからは熊切社長、松本常務らが訪れました。ご指導いただいているマンズワインの中山さんの説明に熱心に耳を傾けていました。

2009年04月20日|個別ページ

ページのトップへ

マルチ敷き

4月から新たに部員が加わり、総勢34人になったそうです。3月28日はマルチ敷きの作業がありました。当日は8人が参加したとのことです。マルチは昨年敷きましたが、耐用年数の長いものということで、厚手のマルチに張り替えることとなりました。すでにブドウ樹が植えてあるので、2枚のマルチを畝(うね)の真ん中で貼り合わせます。なかなか作業が思うように進まず、マルチ敷き初日は15畝中3畝までしか仕上がらなかったそうです。

以下は作業の様子です。

20090409_1_320090409_2_320090409_3_3

2009年04月09日|個別ページ

ページのトップへ

ワインのブーケ

山梨県ワイン酒造組合の「若手醸造家・農家研究会」(武井千周代表)は、山梨大甲府キャンパスで、3回目となる官能評価勉強会を開きました。締めくくりとなる今回のテーマは「ワインのブーケ」。ブーケは第3アロマと呼ばれる熟成由来の香りです。講師はメルシャン勝沼ワイナリーの鷹野永一さん。

20090324_1

今回も前回同様にサンプルを並べ、香りを確かめました。

20090324_2

以下、サンプルを紹介します。
▽ダイアセチル(バター香)
▽オイゲノール(クローブ香)
▽バニリン(バニラ)
▽ウイスキーラクトン(ココナッツ香、スパイシーなセロリ)
▽ソトロン(カレー香、メープルシロップ、キャラメル、こがし砂糖)
▽揮発性フェノール4種類(4-ビニルフェノール、4-ビニルグアイヤコール、4-エチルフェノール、4-エチルグアイヤコール)

オイゲノール、バニリン、ウイスキーラクトンは樽(たる)由来とのことでした。

2009年03月24日|個別ページ

ページのトップへ

枝の誘引

14日は枝の誘引をしました。午前中は雨だったので、午後からの作業。強風が吹きすさぶ肌寒い一日でした。

20090316_120090316_2

剪定(せんてい)した枝をワイヤに結びつけていきます。一本一本、地道な作業です。

20090316_3

下草を刈る乗用草刈り機が導入されました。昨年を思うと、これからは「草との闘い」だった気がしますが、何とも心強いです。

20090316_4

ボロボロになったマルチを後日張り替えるため、この日はマルチをはがす作業もしました。

20090316_520090316_6

写真左は誘引前、右は誘引後です。あとは萌芽を待ちます。

前日とは一転、晴れ間が広がった15日。畑の消毒をしました。木の根元の草も取り除きました。

20090316_720090316_8

2009年03月16日|個別ページ

ページのトップへ

環境にやさしいブドウ栽培

 2月の休日に、都内で開かれたブルゴーニュワインのセミナーに参加する機会がありました。ブルゴーニュ・マランジュ(村名AOC)から、「ドメーヌ・シュヴロ」オーナーの(※)パブロさん、(※)かおりさん夫妻が来日しているのに合わせ、米国ワインエデュケーター協会日本支部(児島速人支部長)が開きました。テーマは「環境にやさしいブドウ栽培」です。

20090303_1

パブロさんは、数年前に山梨を一度訪れたことがあるとのことでした。このドメーヌの「SAKURA」というロゼワインはお花見にぴったりだと思っていますが、パブロさんの明るい人柄に、あらためてワインに関心を持つようになりました。

パブロさんと話をすると、「マンズワインの武井千周さんと親交がある」。記者はすかさず「武井さんから指導を受けて会社の畑でメルローの栽培に取り組み、いずれワインにします。その様子を紹介しているホームページもあります」と説明しました。夫妻は大変興味を持たれたようでした。

さて、ドメーヌ・シュヴロは近年、有機栽培への移行を進め、化学合成製品の使用を一切中止したとのことです。セミナーでは、取り組みを進める「環境農業」を中心に説明や解説がありました

20090303_2

環境農業は自然環境への配慮を重視しますが、そのためには「ブドウ栽培に対する高等な知識や技術、頻繁な観察、惜しむことのない労働が必要」と話していました。害を与える生物への防止策としては、昆虫類では「天敵」の役割など生物の多様性を挙げ、菌類では摘芯などの予防措置の重要性を指摘。菌類では薬草の説明もあり、例えばうどんこ病に対し、発芽から開花期までの間ならば浸漬したイラクサなどが有効としていました。

まとめに「環境農法で造ったワインは、より多くの味わいを持つ」と強調していました。

20090303_320090303_4

最後に、ドメーヌ・シュヴロのアリゴテ、ピノ・ノワール計5種類のワインをテイスティングしました。いずれも繊細で、やさしい印象を持ちました。このうち、「マランジュ・シュール・ル・シェーヌ2006年」(ピノ・ノワール100%)はパブロさんが言うとおり、「すき焼きワイン」として試したくなりました。

20090303_5

※パブロさん 2002年7月からドメーヌ(家族経営、長男)のワイン造りに参加。03年からは醸造家の傍ら、ボーヌの国立農業・醸造職業学校(CFPPA)で非常勤講師として醸造学を教えている。

※かおりさん 航空会社在籍中にシニア・ソムリエを取得し、ボルドー大学醸造学部に留学。03年にパブロさんと結婚。06年にブルゴーニュ大学付属IUTシャロン・シュール・ソーヌ校でワイン・ビジネスの修士号を取得。現在は、主に輸出業務の担当。

2009年03月03日|個別ページ

ページのトップへ

記事・写真・イラストの無断掲載・転用を禁じます。Copyright 山梨日日新聞社 THE YAMANASHI NICHINICHI SHIMBUN.