4年ぶりに納会開催
12月20日、甲府・古名屋ホテルで今シーズンのヴィニュロンズクラブ納会が開かれました。納会は新型コロナ5類引き下げに伴い、4年ぶりの開催となりました。冒頭、同クラブ部長である山梨日日新聞社の古屋政司・地域プロモーション部部長が「今年の作業日数は草刈りも含め31日間もあり、参加延べ人数は530人にもなります。寒い冬場の作業から、つらい猛暑の中、早朝からの作業など、皆さんの協力のおかけで順調に作業を進めることができました。来年もより一層のご協力をお願い申し上げます」と開会の言葉を述べました。
山日YBSグループの野口英一代表(日本ソムリエ協会ソムリエ・ドヌール)は「ワインは畑でできます。天候によるところも大きいですが、愛情を注ぎ、我々がいかにいいブドウを作れるかにかかっています。延べ500人以上の力添えがあってこそのワインです。来年も2月ごろから作業が始まります。引き続き、ご都合の合うときに畑に足を運んでいただけたらと思います」とあいさつし、乾杯しました。乾杯酒は、双葉スパークリングでした。
納会では、恒例の今季1年を振り返る自主制作ビデオ「作業日誌」(約16分)を上映。続いてマンズワイン勝沼ワイナリー醸造責任者の宇佐美孝様からのビデオレター(約2分35秒)を流しました。宇佐美様は、今季のシャルドネ、メルローともに発酵が終わり貯酒状態にあるとした上で、「シャルドネはボリュームと果実感のあるワインに仕上がっていると思います。メルローはきれいなロゼ色に仕上がっております。ベリー系の果実香があり、しっかりとした酸味を感じられます」と講評。新入部員の紹介も行われ、代表してNDSの前島様よりごあいさつをいただきました。
豪華景品が当たるビンゴ大会があり、会場を盛り上げました。ワインは、グループ役員や日銀の前甲府支店長、水野様からご提供いただきました。ポール・デテュンヌ(シャンパーニュ)、ドメーヌ・ルフレーヴのマコン・ヴェルゼ2015、シャトー・ド・ロッシュモラン ルージュ1985(いずれもダブルマグナムなどのビッグボトル)などが並びました。なお、双葉メルローの2009年、2013~18年による貴重な垂直テイスティングもありました。13年(銅賞受賞)と18年はバランスがよく、14年は優しい味わい、15年は良質のタンニン、16年はアルコール系のボリューム感、17年はフルーティーさが前面に出た印象でした。最後は、前島憲彦農場長(山梨文化会館)が来シーズンに向けてあいさつした後、名誉農場長である山梨文化会館の中村一政相談役による一本締めで、お開きとなりました。
1年間、お疲れ様でした。来年がビッグビンテージになりますように。
2023年12月20日|個別ページ