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南アルプス市は、山梨日日新聞社とタイアップして「南アルプス市ふるさとメール」を発信しています。ふるさとの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された市に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 山梨県の西側、南アルプス山麓に位置する八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町の4町2村が、2003(平成15)年4月1日に合併して南アルプス市となりました。市の名前の由来となった南アルプスは、日本第2位の高峰である北岳をはじめ、間ノ岳、農鳥岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳など3000メートル級の山々が連ります。そのふもとをながれる御勅使川、滝沢川、坪川の3つの水系沿いに市街地が広がっています。サクランボ、桃、スモモ、ぶどう、なし、柿、キウイフルーツ、リンゴといった果樹栽培など、これまでこの地に根づいてきた豊かな風土は、そのまま南アルプス市を印象づけるもうひとつの顔となっています。

お知らせ

 南アルプス市ふるさとメールは、2023年3月末をもって配信を終了しました。今後は、南アルプス市ホームページやLINEなどで、最新情報や観光情報などを随時発信していきます。

2014年10月

【季節の便り】

柿の収穫が始まっています

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 今月は立冬、暦の上では冬とされています。
 朝晩は急激に気温が下がり、風邪をひきやすい季節ですので体調管理には気をつけたいものです。
 さて、市内では柿の収穫が始まりました。
 甘柿、渋柿とありますが、渋柿は天日に干して「枯露柿」や「あんぽ柿」となり、贈答品としても高価なもので喜ばれています。
 また、市内の家庭では自家製の干し柿を作るので、時期にはお家の軒下にオレンジ色の柿のカーテンがあちらこちらで見られます。


 
美味しいフルーツにふるさとへの想いを込めて・・・。
 果樹王国・南アルプス市で夏に採れたフルーツを地元の人が加工して、いつでも自慢のフルーツを味わっていただけるよう商品にしました。
 完熟フルーツも味わいがありますが、果肉の入ったジャムやお菓子などお薦め商品がいっぱいです。

詳しくは、こちらをダウンロードしてください。

お問い合せ
農業振興課 TEL055(282)6207

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[南アルプス市役所 秘書課]

【季節の便り】

広河原の紅葉、今月下旬が見ごろ

 週末のたびに大きな台風が接近しました。
 市内での大きな被害の報告はありませんでしたが、広河原に連絡する南アルプス林道は通行止めになりました。
 現在は、南アルプス林道は開通していますので、林道冬季閉鎖まで残りわずかになりましたが、南アルプスへお出掛けください。
 今年の紅葉は少し早く、広河原は今月下旬に見ごろを迎えます。


南アルプスの秋を探しに行こう

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 紅葉真っ盛りの櫛形山で心も体もリフレッシュ。櫛形山トレッキング。登山口、下山口への送迎と温泉がセットになっています。

期 日  10月28日(火)、11月1日(土)、4日(火)、8日(土)
参加料  7,000円(今回だけの特別価格)
集合場所 JR竜王駅(南口)
詳細は、コチラをご覧下さい
申 込  南アルプス市観光協会 TEL055(284)4204 FAX055(282)5010
お問合せ 株式会社オリエンタルコンサルタンツ TEL055(269)5681

電気自動車で市内を散策しませんか?

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 超小型電気自動車または電動アシスト自転車で、市内、南アルプスの自然を自由に散策。自然の風を感じながらフルーツ狩りやスイーツ巡りなどをお楽しみください。

期 日   18日(土)、21日(火)、25日(土)
貸出時間  9:00~17:00
料 金   1,000円~(今回だけの特別価格)
集合場所  南アルプス市観光協会(道の駅しらね内)
申込締切り ご利用日の3日前
詳細はコチラをご覧ください
申  込  南アルプス市観光協会 TEL055(284)4204 FAX055(282)5010
お問合せ  株式会社オリエンタルコンサルタンツ TEL055(269)5681

芦安紅葉祭
 南アルプスのふもとの村芦安で、紅葉と地元特産品を堪能しましょう。露天風呂もあります。地元の人たちがおもてなしするお祭りです。

日 時 11月1日(土) 9:00~13:00
場 所 金山沢公園(南アルプス市芦安芦倉1525番地)
内 容
とん汁の配布(100食)、手打ちそば、餅つき、地元の皆さんによる手作り品の販売(ゆずおやき、巻き寿司、野菜、甘酒、鮎の塩焼きなど)、超人気キャラクターのバルーンプレゼント(100名お子様)


伊奈ヶ湖紅葉祭

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 櫛形山の中腹に位置する伊奈ヶ湖で音楽を聴きながら紅葉をゆっくり楽しみませんか。カヌーやヨット、またスラックラインの体験コーナーもあります。

開催日 11月8日(土)
時 間 10:00~15:00
場 所 県民の森 伊奈ヶ湖

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内 容
JAZZライブ、ジャグリングショー、キッチンカー、屋台コーナー、スタンプラリー、ツリークライミング体験、地産フルーツのスイーツ試食コーナー、森のスケッチ教室(要事前申込)ほか
※11月1日~16日まで紅葉のライトアップを行います。(ライトアップ 21:00まで)
駐車場は、約30台のみです。無料シャトルバスをご利用ください。

シャトルバス利用者には、パウンドケーキと来場記念写真をプレゼント♪
市役所発 9:30/10:30/11:30
伊奈ヶ湖発 13:00/14:00/15:00

お問合せ 森林科学館 TEL055(283)5718
観光商工課 TEL055(282)6294  Fax055(282)6279

 

[南アルプス市役所 秘書課]

【連載 今、南アルプスが面白い】

水防費分担金訴訟の顛末(てんまつ) ~その3~

第2審 東京控訴院

 第一審に完敗した鏡中条村は、同じ轍(てつ)を踏まぬよう控訴審に先立ってまず上京し、政治家や法律の専門家などに広く指導を仰ぐなどして周到な準備を進めます。

 訴訟全般については芳野世経(東京市会副議長)に指導を仰ぎ、水利土功会の疑問については松田秀雄(東京市会議員)、契約の問題については瀧澤信次郎弁護士に意見を求め、その上でさらに、弁護士であり法学博士でもあった鳩山和夫に相談しています。ご存じのとおり、鳩山和夫は、第52~54代内閣総理大臣鳩山一郎の父、第93代総理大臣由紀夫の曽祖父にあたる人物です。

 満を持しての提訴は明治24(1891)年6月(日付不明)。
 鏡中条村の村長は、三木から北村荻右衛門に代わっています。
 鏡中条村側の弁護士は鳩山和夫瀧沢信次郎が務めることになりました。
 控訴に際して今度は、この水防に立会い、費用を要したことを証言できる者として、中巨摩郡役場の書記土木課員新谷旨備を証人採用するよう求め、同人の証言により別に提出する費用明細を証明することとしました。
 対する南湖村も村長は安藤から大木省三に代わり、こちらの弁護士は、政治家、俳人としても知られる角田真平(竹冷)と、彼に近い関係にあった有泉義行が務めることとなりました。

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【写真】控訴審で鏡中条村の弁護人を務めた鳩山和夫(画像出典:早稲田大学)
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【写真】南湖村の弁護人を務めた角田真平(竹冷)(画像出典:金港堂書籍株式会社『新選代議士列伝』1902年)

 控訴審における鏡中条村の主張は、南湖村が請求を認めないのであれば、認めない理由を証明し、すなわち反証すべきである。また旧来の契約がある場合は、必ずしも水利土功会規則に拠らなければならないことはないはずで、旧来の契約があることを推知しながら、棄却した一審の判断は不当である。というものでした。

 これに対し、南湖村は、将監堤の水防には関係していたが、それは「旧事」のことであり、いまは全く関係ない。このような水防工事が行われたかどうかも知らなかった。南湖村がこの将監堤に関係ないことは「水利土功会」を開設していないことからも明らかであり、下流の村が水防費を負担すべきというなら、(古来より影響があるとされる)下流の13か村で水防費を負担すべきであって、南湖村のみを相手取って訴訟を起こすのはおかしい。というものでした。 

 その上で、南湖村側は、南湖村はそもそも訴訟の相手として「訴えられる資格」はなく、鏡中条村にも「訴える資格」つまり、双方に当事者能力がないことを確認する中間判決(※1)を控訴院に求めたのです。

 この中間判決請求に対して、鏡中条村は抵抗しますが、結局はこれを踏まえた(中間)判決が明治24年11月6日に出されています。これは、鏡中条村にとっては、またしても意外なものとなりました。

 「被控訴人(南湖村)ハ本訴相手方タル資格ヲ有スルモノニ非ルヲ以テ控訴人カ被告人ニ対する訴ハ之ヲ棄却ス」つまり、南湖村が主張したとおり、南湖村はそもそも「訴えられる資格」、当事者能力がないというのです。

 裁判所の判断はこうです。発端となった明治22年(1889)の水防について、水防費を分担する根拠は、旧来の契約である。仮にこの契約が有効であったとしても、しかしその請求は、あくまで従来の水防組合契約によって為されるのだから、その相手方もこの契約による者(西南湖村・和泉村)であることが必要である。しかし、今回請求の相手となり、訴えられた南湖村村長は、西南湖村、和泉村に東南湖村、田島村・高田新田を加えて成立した「新」南湖村の村長であり、契約村部分のみの代表ではないので「訴えられる資格」はない。契約村は、あくまで(今は存在しない)西南湖及び和泉両村であるので、この2村を相手にするならともかく、今の南湖村村長に対して訴えを起こすことはできないというのです。

 そうなると、同様に、契約村である「旧」鏡中条村が訴えを起こすことは可能だが、下今井村を合併した「新」鏡中条村の村長は、旧鏡中条部分のみではなく、下今井分をも含んだ領域を代表する者なのだから、契約村とイコールではなく、そもそも訴えを起こす資格もないことになってしまいます。

 この中間判決をもって控訴審は終了し、鏡中条村の求めた、費用明細を証明するための中巨摩郡役場の土木課員新谷旨備への証人尋問も行われた形跡がなく、まさに「門前払い」となりました。

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【写真】村の位置関係

 これは、いうならば平成15年(2003)に6町村が合併して誕生した南アルプス市おいては、市長は合併前の旧町村が行ったことに関する責任はとらなくてよいと言っているのと同じで、現在の感覚からすると何ともおかしいわけですが、事実この時はこのような判断が下っているのです。

  一審で敗訴。控訴審でも敗訴。今回も旧来の契約が有効であるか否かや、水利土功会の太政官布告の解釈など自らが求める本質的な議論にすら至らず、しかも門前払いを食らう形となった鏡中条村。ここで諦めることは到底できませんでした。 鏡中条村の次の一手やいかに。(つづく)    

 


※1 中間判決(ちゅうかんはんけつ):民事訴訟において、独立した攻撃防御方法その他中間の争いについて裁判をするのに熟したとき又は請求の原因及び数額について争いがある場合における請求原因について裁判をするのに熟したときに、裁判所が下すことができる判決をいう(出典:Wikipedia)。今回の場合は、請求権、被請求権の有無(=請求の原因)を確認するために行われたもの。

  

【南アルプス市教育委員会文化財課】

【季節の便り】

南アルプスの秋を楽しみましょう

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 朝晩は、めっきり涼しくなり、日暮れも早くなりました。
庭先にはキンモクセイの香りが漂っています。
少し寂しさも感じますが、美しい季節を楽しんでいきましょう。
本市では、この秋もたくさんのイベントが開催されますので紹介していきます。

ガイドと登る秋の櫛形山
 南アルプスガイドクラブ(日本山岳ガイド協会加盟団体)では、多くの人に文化・自然を体感していただこうと、櫛形山へのトレッキングを開催します。初級コース・中級コースとも、それぞれ見どころ満載。ガイド付きなので秋の櫛形山を十分に満喫していただけます。

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■歴史を感じる高尾古道コース(初級)
 古道沿いの馬頭観音や山ノ神など、文化財専門員の詳しい解説を聞きながらのトレッキングです。

開催日1019日(日)
時 間]集合午前8:00 解散午後4:00~5:00
参加費]6,500円(お弁当、保険代含む)
定 員]16名
締 切]10月13日

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■滝めぐりと紅葉に原生林コース(中級)
 紅葉真っ盛りの櫛形山で原生林の景色を堪能できます。ロープの結び方も学びます。

開催日11日(土)
時 間]集合午前7:00 解散午後4:00~5:00
参加費]8,000円(お弁当、保険代含む)
定 員]16名
締 切]10月26日
※集合解散場所 南アルプス市役所職員駐車場
 持ち物 登山靴、雨具、ヘッドランプ、帽子、手袋、防寒着、水筒、行動食など

申し込み・お問合せ
 南アルプスガイドクラブ ℡080-6653-5418(10:00~20:00)
 下記の参加申込書を提出してください(郵送またはFAX)
 〒400-0241 南アルプス市芦安芦倉1570 FAX055-288-2162
 詳しくは、こちらをダウンロード  参加申し込み書をダウンロード (PDF)

 

■広河原紅葉祭
 秋深まる北岳の麓で、さまざまな体験をしながら秋の一日を楽しみましょう。

開催日1025(土)※林道通行止めによる予備日は、26日(日)
時 間]午前10:00~午後2:30
場 所]広河原山荘周辺
内 容]初心者限定デジカメ教室(要予約)、森林散策ツアー(要予約)、森のスケッチ教室(要予約)、カフェブース、ネイチャービンゴなど
 申し込みの締切り10月17日(金)

※会場(広河原)までの送迎あり。定員50名、要申し込み(はがきに住所、参加者全員の氏名・年齢、連絡先、乗車先(市役所または芦安ふれあい館)を明記し下記まで送付)
〒400-0395 南アルプス市小笠原376 観光商工課行 10月17日(金)必着

申し込み・お問い合せ
観光商工課 TEL055-282-6294

 

[南アルプス市役所 秘書課]