シャルドネ展葉、メルロ萌芽
15日、双葉農場のシャルドネは展葉が始まったのを確認できました。このところの暖かさで一気に生育スピードが進んだ印象です。
畑は、すっかり初夏の装い。
昆虫たちも動き出しました。
メルロもようやく萌芽始めを確認できました。
2024年04月15日|個別ページ
15日、双葉農場のシャルドネは展葉が始まったのを確認できました。このところの暖かさで一気に生育スピードが進んだ印象です。
畑は、すっかり初夏の装い。
昆虫たちも動き出しました。
メルロもようやく萌芽始めを確認できました。
2024年04月15日|個別ページ
山日YBS双葉農場で8日、シャルドネの萌芽を確認しました。例年より若干遅いです。確認はまだ一部で、ステージとしては萌芽期入りです。
メルローはまだ全体的に芽が硬い感じです。なお、甲府で桜(ソメイヨシノ)が満開になったとのは5日。平年より3日遅く、昨年より12日遅いとのことです。
2024年04月08日|個別ページ
山日YBSグループの野口英一代表(名誉ソムリエ)と山梨文化会館の中村一政相談役が4日、2023年双葉シャルドネのサンプルをテイスティングしました。2023年は、6月の降雨で若干のべと病が見られましたが、8月にまとまった降雨がないなど、全体的に好天に恵まれました。県内のワイン業界では最上級の「優良年」と評価したビンテージとなりました。一方、酷暑の年でもありました。
日本ソムリエ協会認定ソムリエ・ドヌール(名誉ソムリエ)の野口代表は「香りが良く、後味に白い花のような印象が残る。非常に良い出来で、今までのビンテージの中でも一番いい仕上がりなのではないか」と評価しました。テイスティングには、農場長の前島憲彦さん(山梨文化会館)も参加しました。今回は、適温に冷やしたワインと常温のワインとで比較しましたが、予想に反し、冷やしたワインの方が香り、味わいともにしっかりと取れました。
コメントは次の通りです。「洋ナシやかんきつ、白い花、ナッツなどを思わせる香りが感じられ、香りのボリュームは中程度からやや大きめ。味わいは滑らかな口当たりで、ボリューム感、うま味が感じられ、中盤から後半にかけて心地よい酸味と苦みが口中を引き締める。余韻は中程度」
仕込みの担当は、マンズワイン勝沼ワイナリー取締役の宇佐美孝さん。テクニカルシートは下記の通りです。
発酵期間 29日間(発酵温度は14~17度)
⇒フリーランとプレスランに分け、別々に果汁を清澄化後ブレンド。ステンレスタンクで発酵させ、終了後、ステンレスタンクでシュール・リー。樽は不使用。
<サンプル分析値>
アルコール12.3%
pH 3.54
総酸 5.30g/L(酒石酸換算)
2024年04月04日|個別ページ
3月16日、シャルドネとメルロで水揚げが確認できました。
このところの温かさを反映して、若干早めに推移しています。この日の甲府の最高気温は23.1度まで上がりました。日中、思わず車のエアコンを冷房に切り替えました。
長梢がシャルドネ、短梢がメルロです。メルロの水揚げはまだごく一部です。
2024年03月16日|個別ページ
3月2日の作業は、シャルドネとメルロー巻きひげ除去でした。
この日は剪定日和。富士山がくっきりと望めました。作業は午前9時スタート。休憩をはさみ、当初2時間の予定を30分オーバーですべて終えることができました。
わずかながら水揚げを始めている枝を見つけました。春の足音が聞こえてきます。
2024年03月02日|個別ページ
2月28日、山日YBSグループの野口英一代表と山梨文化会館の中村一政相談役(名誉農場長)が、2023年双葉ロゼ(メルロー)のサンプルをテイスティングしました。23年は酷暑のシーズンでした。収穫は8月26日で、前年より2週間ほど早く、ロゼにするために酸味を重視しました。ロゼを造るのは今回が初めてです。スキンコンタクト後に圧搾して仕込みました。
日本ソムリエ協会認定ソムリエ・ドヌール(名誉ソムリエ)の野口代表は「しっかりしたロゼで、いい仕上がり。強めの酸味が印象的」と話しました。相性の良い料理としては、マグロの刺身、カルパッチョ、タコなどのシーフードを使ったトマトパスタなどが挙がりました。アドブレーン社の岩下明企画制作局長とのラベルデザインの打ち合わせもありました。
テイスティングコメントは以下の通り。
やや濃い目のサーモンピンク、クリーンでイチゴなどの赤いベリー系の香りとかすかにミントのようなハーブ系の香り。柔らかですっきりとした口当たり、程よいボリュームがあり、フィニッシュでシャープな酸が引き締める。
仕込みの担当は、マンズワイン取締役製造部部長・勝沼ワイナリー醸造責任者の宇佐美孝さん。テクニカルシートは下記の通りです。
スキンコンタクト約28時間。発酵温度18~23度。シュール・リー約5カ月間。
<サンプル分析値>
アルコール11.1%
pH 3.45
総酸 6.58g/L(酒石酸換算)
2024年02月29日|個別ページ
2月3日の作業は、シャルドネの剪定の続きでした。甲府盆地は冬晴れが広がり、富士山がくっきりと見えました。はさみを塩素系漂白剤で消毒して作業に入りました。
作業は初日同様に班分けされ、2人1組で進めていきました。
シャルドネは長梢剪定です。Before & Afterです。
休憩時には、中村名誉農場長から、豚汁の差し入れがありました。畑の豚汁は最高でした。
豚汁で体を温めたら、再び作業です。枝の切り口には殺菌剤を塗布しました。最後は剪定枝を片付けて、正午ちょうどに作業が終わりました。
次回は3月半ばごろまで、メンバーが集まってする作業はありません。しばし休養です。
2024年02月03日|個別ページ
1月27日、2024年シーズンの仕事始めとなりました。暖冬傾向を反映してかこの時季にしては風もなく朝から暖かく、晴れて剪定日和となりました。富士山もくっきり望めます。
まずメルローの短梢剪定から始めました。2人1組で垣根の列に入って作業を進めました。メルローは芽が飛んでいる枝が散見されました。
メルローが終わると休憩タイム。温かいお茶で一息つきました。野口英一オーナー(山日YBSグループ代表)からは、イチゴを素材にした菓子類の差し入れがありました。ありがとうございます。
休憩後は、メルローの剪定枝の片づけです。
続いて、中村一政名誉農場長(山梨文化会館相談役)からのレクチャーを受けて、シャルドネ畑で長梢剪定の作業に入りました。こちらも2人1組です。
正午までにシャルドネの垣根10列ほどを終了。残りは次週に仕上げます!
2024年01月28日|個別ページ
12月20日、甲府・古名屋ホテルで今シーズンのヴィニュロンズクラブ納会が開かれました。納会は新型コロナ5類引き下げに伴い、4年ぶりの開催となりました。冒頭、同クラブ部長である山梨日日新聞社の古屋政司・地域プロモーション部部長が「今年の作業日数は草刈りも含め31日間もあり、参加延べ人数は530人にもなります。寒い冬場の作業から、つらい猛暑の中、早朝からの作業など、皆さんの協力のおかけで順調に作業を進めることができました。来年もより一層のご協力をお願い申し上げます」と開会の言葉を述べました。
山日YBSグループの野口英一代表(日本ソムリエ協会ソムリエ・ドヌール)は「ワインは畑でできます。天候によるところも大きいですが、愛情を注ぎ、我々がいかにいいブドウを作れるかにかかっています。延べ500人以上の力添えがあってこそのワインです。来年も2月ごろから作業が始まります。引き続き、ご都合の合うときに畑に足を運んでいただけたらと思います」とあいさつし、乾杯しました。乾杯酒は、双葉スパークリングでした。
納会では、恒例の今季1年を振り返る自主制作ビデオ「作業日誌」(約16分)を上映。続いてマンズワイン勝沼ワイナリー醸造責任者の宇佐美孝様からのビデオレター(約2分35秒)を流しました。宇佐美様は、今季のシャルドネ、メルローともに発酵が終わり貯酒状態にあるとした上で、「シャルドネはボリュームと果実感のあるワインに仕上がっていると思います。メルローはきれいなロゼ色に仕上がっております。ベリー系の果実香があり、しっかりとした酸味を感じられます」と講評。新入部員の紹介も行われ、代表してNDSの前島様よりごあいさつをいただきました。
豪華景品が当たるビンゴ大会があり、会場を盛り上げました。ワインは、グループ役員や日銀の前甲府支店長、水野様からご提供いただきました。ポール・デテュンヌ(シャンパーニュ)、ドメーヌ・ルフレーヴのマコン・ヴェルゼ2015、シャトー・ド・ロッシュモラン ルージュ1985(いずれもダブルマグナムなどのビッグボトル)などが並びました。なお、双葉メルローの2009年、2013~18年による貴重な垂直テイスティングもありました。13年(銅賞受賞)と18年はバランスがよく、14年は優しい味わい、15年は良質のタンニン、16年はアルコール系のボリューム感、17年はフルーティーさが前面に出た印象でした。最後は、前島憲彦農場長(山梨文化会館)が来シーズンに向けてあいさつした後、名誉農場長である山梨文化会館の中村一政相談役による一本締めで、お開きとなりました。
1年間、お疲れ様でした。来年がビッグビンテージになりますように。
2023年12月20日|個別ページ
11月28日、山日YBSグループの野口英一代表と山梨文化会館の中村一政相談役(名誉農場長)らが、2022年双葉メルローのサンプルをテイスティングしました。22年は、全体としては比較的順調に生育したシーズンでした。収穫は9月10日。
日本ソムリエ協会認定ソムリエ・ドヌール(名誉ソムリエ)の野口代表は「最初は酸味の強さを感じるが、落ち着いてくると比較的ぐいぐい飲める。タンニンは若いニュアンスがあるものの、しっかりとアフターまで残る」と話しました。相性の良い料理としては、脂身の少ない赤身肉の料理、マグロの刺身などが挙がりました。テイスティングにはこのほか前島憲彦農場長(山梨文化会館)が参加し、アドブレーン社の岩下明企画制作局長とのラベルデザインの打ち合わせもありました。
テイスティングコメントは以下の通り。
黒いベリー系の果実、マッシュルームや土系の香り、バニラやシナモンのようなスパイス系の香りなどが穏やかながらも複雑性を与え、バランスよくまとまっています。口当たりは滑らかで、適度な酸によるメリハリのある味わい。タンニンの質感から、熟成のポテンシャルも感じさせます。ライト寄りのミディアムボディ。
仕込みの担当は、マンズワイン取締役製造部部長・勝沼ワイナリー醸造責任者の宇佐美孝さん。テクニカルシートは下記の通りです。
醸し期間17日間。発酵温度18~27度。樽熟成期間13カ月。新樽比率0%。
<サンプル分析値>
アルコール11.4%
pH 3.68
総酸 5.55g/L(酒石酸換算)
2023年11月28日|個別ページ
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