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圃場データ

標高
350メートル
栽培
ヴィニュロンズクラブ
栽培品種 メルロー(約900本)
栽培面積
17アール
台木
5BB、3309、101-14
植樹
2008年3月22日
栽培品種 シャルドネ(約900本)
栽培面積
20アール
台木
101-14
クローン
95番、96番、277番
植樹
2012年6月16日
栽培品種  シャルドネ(約490本)
栽培面積
17アール
台木
101-14
植樹
2013年3月31日

ブログ担当 プロフィール

古畑昌利
山日YBSグループ勤務。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート・エクセレンス、SAKE DIPLOMA。米国ワインエデュケーター協会認定ワインスペシャリスト(CSW)

お知らせ

2014年1月1日、ヴィンヤード便りのURLアドレスが変わります。ブックマーク(お気に入り)やリンクのURLアドレスの変更をお願い致します。

https://sannichi.lekumo.biz/vineyard/

2012年8月

7月後半からは好天続く

双葉農場とは、地理的に近いサントリー登美の丘ワイナリー。8月27日にその収穫式・仕込み式にうかがう機会がありました。今シーズンの安全と高品質を願う祈祷が行われたほか、巨大テルテル坊主の設置やリースリング・フォルテ畑での収穫作業などがありました。

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以下は、渡辺直樹栽培技師長から説明のあった今年のブドウ作柄の状況です。

「ブドウは高い健全性を保っている。平年並みの収穫のタイミングを見込んでいる。2012年シーズンは、厳しい寒さの冬からスタート。芽付きは遅めのスタートだった。5月は日中が暑く、夜は涼しかった。開花は若干遅く、期間は長めとなった。開花の後半には台風もあったが、ブドウの健全性には影響がなかった。梅雨明けの7月後半からは好天が続いている。現時点で、冬の寒さは厳しく、夏は猛暑のシーズンとの印象を持っている」

2012年08月30日|個別ページ

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メルローサンプリング

メルローは8月20日にマンズワインさんが第1回サンプリングを行い、糖度17°Brix、総酸10g/lでした。このまま順調に成熟すれば、9月中旬に収穫です!

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2012年08月24日|個別ページ

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ワイン専門誌に再び掲載!

20120817_01山日YBSグループが取り組んでいる双葉農場での活動が、全国のワイナリー情報を網羅している「日本のワイナリーに行こう2013」(イカロス出版)に掲載されました! 2011年号に続くものです。「マスコミ人のメルロー、ワインになる!」の見出しで、活動の様子がファーストビンテージ2009年のボトル写真付きで紹介されています。エリアガイド「山梨」欄の1コーナーとして、36ページ目に掲載されています。同著は、ワイン愛好家らに広く読まれています。主要書店などで購入でき、価格は1900円(税別)。

2012年08月17日|個別ページ

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猛暑の中、夏の恒例作業

4日の農場、本格的に着色が始まりました。

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この日は午前6時から作業開始。まずは房周りの除葉から。サンスター技研さん、毎回お手伝いありがとうございます。

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その後は、摘房・摘果です。一房80グラム前後が目安。重さをそれぞれ確かめてから作業を始めました。果房の「肩」と呼ばれる部分なども落とします。良いワインを造るため、限られたブドウに栄養分を集中して与えるのが目的です。「グリーンハーベスト」とも呼ばれ、摘房した果房で道ができていきます。

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畝をきれいにしてからは、いよいよ恒例のメーンイベント。じりじりと照りつける日差しの中、レインカット(雨よけ)の設置です。続いて防鳥ネットの取り付け。手際良く作業を進めますが、暑さが容赦なく体力を奪っていきます。

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もちろん、定植したシャルドネの管理も怠りません。ワイヤへの誘引をしました。生長が早い木は背丈ほどに伸びていました。

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作業は6時間かかり、正午のサイレンとともに無事終了。順調に成熟していくのを祈ります。 昼食は、木陰で弁当を広げました。ブドウ畑を見ながらのランチもいいものです。

2012年08月07日|個別ページ

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8月はワインの味わいをつくる

先日、山梨大学で開かれたボルドー大学ワイン醸造学部のジル・ド・ルベル教授の講演を聴く機会がありました。「ブドウ熟度の管理」がテーマです。

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ルベル教授はボルドー大学の取り組みを紹介する中で、「8月は、よいブドウをつくるのに大事な時季。秋は、インディアン・サマー(小春日和)がいい年の条件」と述べられました。

ボルドーにおける「良いヴィンテージ」の条件(赤ワイン用ブドウ)は下記の通り。
・ブドウの早い開花と、果実の良い状態(グループ化、均一化)
・ベレーゾン前の水分ストレス(生長停止)
・適度な暑さやにわか雨のもとで良い状態で成熟すること(8月はワインの味わいをつくる=糖分、色素、タンニン、アロマ)
・収穫期の穏やかな気温(暖かな秋、ほとんど降雨がないこと)

ちなみに、ボルドーの最近のヴィンテージとしては「2008、2009、2010ヴィンテージは2001年からの夢の10年間の、完璧な3年間。フレッシュさと長い寿命を持った素晴らしいボルドーワイン」とのことでした。

2012年08月07日|個別ページ

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色づき始め

まだ全体からみれば少ないですが、ベレーゾン(色づき)に入った房を見つけることができます。

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赤ワイン用ブドウは、ベレーゾン前の水分ストレスが大事だとされますが、夕立さえ降らない最近の天候は成熟期に向けてプラスなのでしょう。ただ、例年には見られなかった実ベトの発生が多少気掛かりです。

2012年08月01日|個別ページ

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