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圃場データ

標高
350メートル
栽培
ヴィニュロンズクラブ
栽培品種 メルロー(約900本)
栽培面積
17アール
台木
5BB、3309、101-14
植樹
2008年3月22日
栽培品種 シャルドネ(約900本)
栽培面積
20アール
台木
101-14
クローン
95番、96番、277番
植樹
2012年6月16日
栽培品種  シャルドネ(約490本)
栽培面積
17アール
台木
101-14
植樹
2013年3月31日

ブログ担当 プロフィール

古畑昌利
山日YBSグループ勤務。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート・エクセレンス、SAKE DIPLOMA。米国ワインエデュケーター協会認定ワインスペシャリスト(CSW)

シャルドネ、メルロー水揚げ

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3月16日、シャルドネとメルローで水揚げが確認できました。

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このところの温かさを反映して、若干早めに推移しています。この日の甲府の最高気温は23.1度まで上がりました。日中、思わず車のエアコンを冷房に切り替えました。

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長梢がシャルドネ、短梢がメルローです。メルローの水揚げはまだごく一部です。

2024年03月16日|個別ページ

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巻きひげ除去

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3月2日の作業は、シャルドネとメルロー巻きひげ除去でした。S02_2

この日は剪定日和。富士山がくっきりと望めました。作業は午前9時スタート。休憩をはさみ、当初2時間の予定を30分オーバーですべて終えることができました。

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わずかながら水揚げを始めている枝を見つけました。春の足音が聞こえてきます。S17

2024年03月02日|個別ページ

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2023年双葉ロゼ テイスティング

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2月28日、山日YBSグループの野口英一代表と山梨文化会館の中村一政相談役(名誉農場長)が、2023年双葉ロゼ(メルロー)のサンプルをテイスティングしました。23年は酷暑のシーズンでした。収穫は8月26日で、前年より2週間ほど早く、ロゼにするために酸味を重視しました。ロゼを造るのは今回が初めてです。スキンコンタクト後に圧搾して仕込みました。

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日本ソムリエ協会認定ソムリエ・ドヌール(名誉ソムリエ)の野口代表は「しっかりしたロゼで、いい仕上がり。強めの酸味が印象的」と話しました。相性の良い料理としては、マグロの刺身、カルパッチョ、タコなどのシーフードを使ったトマトパスタなどが挙がりました。アドブレーン社の岩下明企画制作局長とのラベルデザインの打ち合わせもありました。

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テイスティングコメントは以下の通り。

 やや濃い目のサーモンピンク、クリーンでイチゴなどの赤いベリー系の香りとかすかにミントのようなハーブ系の香り。柔らかですっきりとした口当たり、程よいボリュームがあり、フィニッシュでシャープな酸が引き締める。

 仕込みの担当は、マンズワイン取締役製造部部長・勝沼ワイナリー醸造責任者の宇佐美孝さん。テクニカルシートは下記の通りです。

スキンコンタクト約28時間。発酵温度18~23度。シュール・リー約5カ月間。

 <サンプル分析値>

アルコール11.1%

pH 3.45

総酸 6.58g/L(酒石酸換算)

2024年02月29日|個別ページ

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シャルドネ剪定

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2月3日の作業は、シャルドネの剪定の続きでした。甲府盆地は冬晴れが広がり、富士山がくっきりと見えました。はさみを塩素系漂白剤で消毒して作業に入りました。

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作業は初日同様に班分けされ、2人1組で進めていきました。

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シャルドネは長梢剪定です。Before & Afterです。

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休憩時には、中村名誉農場長から、豚汁の差し入れがありました。畑の豚汁は最高でした。

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豚汁で体を温めたら、再び作業です。枝の切り口には殺菌剤を塗布しました。最後は剪定枝を片付けて、正午ちょうどに作業が終わりました。

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次回は3月半ばごろまで、メンバーが集まってする作業はありません。しばし休養です。


 

2024年02月03日|個別ページ

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2024年仕事始め

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1月27日、2024年シーズンの仕事始めとなりました。暖冬傾向を反映してかこの時季にしては風もなく朝から暖かく、晴れて剪定日和となりました。富士山もくっきり望めます。

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まずメルローの短梢剪定から始めました。2人1組で垣根の列に入って作業を進めました。メルローは芽が飛んでいる枝が散見されました。

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メルローが終わると休憩タイム。温かいお茶で一息つきました。野口英一オーナー(山日YBSグループ代表)からは、イチゴを素材にした菓子類の差し入れがありました。ありがとうございます。

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休憩後は、メルローの剪定枝の片づけです。

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続いて、中村一政名誉農場長(山梨文化会館相談役)からのレクチャーを受けて、シャルドネ畑で長梢剪定の作業に入りました。こちらも2人1組です。

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正午までにシャルドネの垣根10列ほどを終了。残りは次週に仕上げます!

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2024年01月28日|個別ページ

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4年ぶりに納会開催

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12月20日、甲府・古名屋ホテルで今シーズンのヴィニュロンズクラブ納会が開かれました。納会は新型コロナ5類引き下げに伴い、4年ぶりの開催となりました。冒頭、同クラブ部長である山梨日日新聞社の古屋政司・地域プロモーション部部長が「今年の作業日数は草刈りも含め31日間もあり、参加延べ人数は530人にもなります。寒い冬場の作業から、つらい猛暑の中、早朝からの作業など、皆さんの協力のおかけで順調に作業を進めることができました。来年もより一層のご協力をお願い申し上げます」と開会の言葉を述べました。

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山日YBSグループの野口英一代表(日本ソムリエ協会ソムリエドヌール)は「ワインは畑でできます。天候によるところも大きいですが、愛情を注ぎ、我々がいかにいいブドウを作れるかにかかっています。延べ500人以上の力添えがあってこそのワインです。来年も2月ごろから作業が始まります。引き続き、ご都合の合うときに畑に足を運んでいただけたらと思います」とあいさつし、乾杯しました。乾杯酒は、双葉スパークリングでした。

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納会では、恒例の今季1年を振り返る自主制作ビデオ「作業日誌」(約16分)を上映。続いてマンズワイン勝沼ワイナリー醸造責任者の宇佐美孝様からのビデオレター(約2分35秒)を流しました。宇佐美様は、今季のシャルドネ、メルローともに発酵が終わり貯酒状態にあるとした上で、「シャルドネはボリュームと果実感のあるワインに仕上がっていると思います。メルローはきれいなロゼ色に仕上がっております。ベリー系の果実香があり、しっかりとした酸味を感じられます」と講評。新入部員の紹介も行われ、代表してNDSの前島様よりごあいさつをいただきました。

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豪華景品が当たるビンゴ大会があり、会場を盛り上げました。ワインは、グループ役員や日銀の前甲府支店長、水野様からご提供いただきました。ポール・デテュンヌ(シャンパーニュ)、ドメーヌ・ルフレーヴのマコン・ヴェルゼ2015、シャトー・ド・ロッシュモラン ルージュ1985(いずれもダブルマグナムなどのビッグボトル)などが並びました。なお、双葉メルローの2009年、2013~18年による貴重な垂直テイスティングもありました。13年(銅賞受賞)と18年はバランスがよく、14年は優しい味わい、15年は良質のタンニン、16年はアルコール系のボリューム感、17年はフルーティーさが前面に出た印象でした。最後は、前島憲彦農場長(山梨文化会館)が来シーズンに向けてあいさつした後、名誉農場長である山梨文化会館の中村一政相談役による一本締めで、お開きとなりました。

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1年間、お疲れ様でした。来年がビッグビンテージになりますように。

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2023年12月20日|個別ページ

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2022年双葉メルロー テイスティング

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11月28日、山日YBSグループの野口英一代表と山梨文化会館の中村一政相談役(名誉農場長)らが、2022年双葉メルローのサンプルをテイスティングしました。22年は、全体としては比較的順調に生育したシーズンでした。収穫は9月10日。

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日本ソムリエ協会認定ソムリエ・ドヌール(名誉ソムリエ)の野口代表は「最初は酸味の強さを感じるが、落ち着いてくると比較的ぐいぐい飲める。タンニンは若いニュアンスがあるものの、しっかりとアフターまで残る」と話しました。相性の良い料理としては、脂身の少ない赤身肉の料理、マグロの刺身などが挙がりました。テイスティングにはこのほか前島憲彦農場長(山梨文化会館)が参加し、アドブレーン社の岩下明企画制作局長とのラベルデザインの打ち合わせもありました。

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テイスティングコメントは以下の通り。

黒いベリー系の果実、マッシュルームや土系の香り、バニラやシナモンのようなスパイス系の香りなどが穏やかながらも複雑性を与え、バランスよくまとまっています。口当たりは滑らかで、適度な酸によるメリハリのある味わい。タンニンの質感から、熟成のポテンシャルも感じさせます。ライト寄りのミディアムボディ。

仕込みの担当は、マンズワイン取締役製造部部長・勝沼ワイナリー醸造責任者の宇佐美孝さん。テクニカルシートは下記の通りです。

醸し期間17日間。発酵温度18~27度。樽熟成期間13カ月。新樽比率0%。

<サンプル分析値>

アルコール11.4%

pH 3.68

総酸 5.55g/L(酒石酸換算)

2023年11月28日|個別ページ

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落ち葉除去

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落ち葉が舞う季節が到来しました。11月25日は、農場沿いの側溝に落ち葉がたまり、急きょ除去作業を行いました。12人が参加し、1時間の予定が30分で終了しました。

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農場は落葉期。周囲も紅葉が進んでいます。

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農場の駐車場付近でサフランの花を見つけました。少し癒されました。

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2023年11月25日|個別ページ

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今シーズン最後の全体作業

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9月16日、17日は、今シーズン最後の全体作業でした。「レインカット」のビニール屋根と防鳥ネットの片付け作業です。筆者は17日に参加したので、その様子をレポートします。この日は午前7時に集合しました。すでに防鳥ネットは片付けが終わっていて、シャルドネのビニール屋根の撤去をしました。ビニールはパッキンを外した後、乾かしてから、順次たたんで収納しました。今年はとりわけ暑いシーズンでした。

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2023年09月17日|個別ページ

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2023年収穫

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8月26日、今季の集大成である収穫を迎えました。当初メルローの収穫はシャルドネの後の予定でしたが、生育が早まったため前日に同時に収穫することになりました。メルロー、シャルドネの同時収穫は3年ぶり。シャルドネの収穫は昨年より8日、メルローは15日いずれも早く、収量はシャルドネが1670キロ(昨年比140キロ減)、メルローが820キロ(同110キロ減)でした。シャルドネはスティルワインとして、メルローはロゼで仕込みます。ロゼを造るのは初めてです。軽くスキンコンタクトした後にプレスする方法です。シャルドネはスパークリングワインを造る年でしたが、収穫量がマンズワインさんのタンクサイズに合わず急きょスティルに変更となりました。今季は、夏(6~8月)の甲府の平均気温が26・3度で1895年の観測開始以降、2番目の高さ。県内で同期間に発表された熱中症警戒アラートは21回で、運用開始以降最多となりました。酷暑を反映して生育が早く、夏の降水量も平年の約8割で推移したこともあり、健全果を得ることができました。

筆者が参加できなかったため、撮影は山梨文化会館の小林義徳部長、加賀美勇仁室長が担当。ヴィニュロンズクラブの古屋政司部長(山梨日日新聞社部長)によりますと、作業は午前5時半から開始し、約5時間で終了しました。古屋部長は「病果もなくスムーズに収穫できました。ただ、暑すぎたせいか、全体的には最良年には至っていない感触です」と話しました。

仕込み時の分析値は下記の通りです。

【シャルドネ】

比重 1.081

糖度 19.37%

pH 3.52

総酸 5.55g/l

 

【メルロー】

比重 1.079

糖度 18.83%

pH 3.68

総酸 4.70g/l

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2023年08月26日|個別ページ

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