南アルプス市の若草まちおこし協同組合は10、11の両日、同市加賀美の若草瓦会館で、ネットで予約を受け付けた「甲州十日市だるま」をドライブスルーで受け渡す「だるま市」を開いている。
「甲州十日市だるま」は、甲府盆地に春を呼ぶ祭りとして知られる同市の「十日市祭典」の名物。本年度は、新型コロナウイルスの影響で祭典が中止となり、ネットでの予約販売を計画。予約を受け付け、祭典の開催予定日だった10、11日の2日間、感染予防のため、車のドライブスルーで受け渡すことにした。
10日は開始から多くの人が車で訪れ、予約しただるまを受け取った。2日間で約600体を受け渡す予定で、会場で当日販売も行っている。
だるまを製作する若草瓦会館の永利郁乃館長は「各地の祭りが中止になり、だるまを買いたいという問い合わせが多い。だるま市を開催でき、多くの人に来てもらえて良かった」と話している。
(写真)ネットで予約しただるまをドライブスルーで受け取る購入者=南アルプス市加賀美
【山梨日日新聞 2月11日掲載】