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プロフィール

 山梨県の西側、南アルプス山麓に位置する八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町の4町2村が、2003(平成15)年4月1日に合併して南アルプス市となりました。市の名前の由来となった南アルプスは、日本第2位の高峰である北岳をはじめ、間ノ岳、農鳥岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳など3000メートル級の山々が連ります。そのふもとをながれる御勅使川、滝沢川、坪川の3つの水系沿いに市街地が広がっています。サクランボ、桃、スモモ、ぶどう、なし、柿、キウイフルーツ、リンゴといった果樹栽培など、これまでこの地に根づいてきた豊かな風土は、そのまま南アルプス市を印象づけるもうひとつの顔となっています。

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【連載 今、南アルプスが面白い】

安藤家に獅子舞がやってきた!

 去る1月12日(日)、南アルプス市西南湖地区で守り伝えられている獅子舞の披露が行われました。
 西南湖の獅子舞は、昭和49年当時の甲西町の文化財に指定され、その後町村合併を経て現在は南アルプス市指定の文化財として引き継がれています。
 発端は、明治20年頃西南湖地区の隣の和泉地区の青年が質入れしたままになっていた女獅子一式をもらい受け、道祖神祭りの行事厄払いの舞として西南湖青年会が始めたことだと言われています。その当時の獅子は現在使用されていませんが、当初の獅子の塗りがはげる等の痛みが見えてきたために大正中期に新調したものを使用しています。
 初めの頃は、青年が受け持ちで1人が獅子の面をかぶり、1人が着物の裾を持って地域の家々を短時間舞い歩いただけでしたが、年数を重ねるにつれ研究心が湧いたのでしょう、鳥刺し踊り・梵天舞・厄舞・狂い獅子など舞の種類を増やし、太鼓と横笛を加えた4人1組で舞うようになり、内容が充実していきました。
 また、獅子が新調された大正中期以降、江戸中期に端を発した山梨県指定文化財の獅子舞で有名な下市之瀬地区(南アルプス市へ通い、梅川忠兵衛や八百屋お七に代表される段物を習得しています。当時の人々の獅子舞に懸ける熱意が感じられるエピソードではないかと思います。

A_8【写真:大勢の人々で賑わう】 

  現在は、西南湖獅子舞保存会が中心となり、成人の日のある三連休のいずれかの日に新築・結婚・出産・成人等の祝い事や、厄年の人のある家、地域の施設等30箇所強で舞っています。
 地元の名主であった安藤家住宅(重要文化財)でも毎年舞が行われています。西南湖獅子舞保存会のメンバーら約40人や、獅子舞見たいという多くの方で賑わいます。

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4 【写真:獅子舞の様子】

 今年の演目は梅川忠兵衛。飛脚宿亀屋の養子である忠兵衛は新町の遊女梅川に恋するが故に金飛脚の封印切りから追われる未となった忠兵衛が故郷大和の国新口村へ道行の場を、獅子が梅川に扮して忠兵衛と2人で日本舞踏的に舞うものです。番傘等の小道具が入ったり、笛や太鼓が演奏される場面もあり、見応え十分です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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A3_2 【写真:迫力ある舞い込み】

 舞の終わりには「ヤレコラノー コ レエエデー ○○さんもご繁昌、アラメデタイコンダーネー」(○○には舞っている家の方の名前が入ります)という声の後、お囃子で家の中央に舞い込みます。この様は本当に獅子に食べられてしまうのかと思う程の迫力に圧倒されるばかりです。また、今年1年の幸せを願ってもらえているような実感も湧くのではないでしょうか。

 時間にして10分弱ですが、舞が終わると舞手の方は汗だくになってしまうとか。それもそのはず、見ている分には優雅に見えますが、舞手の男性は女性に見えるように舞うので気配りも大変なものだということです。腰を落とし上体をあまり前に曲げず、足の運びを小さく内股にし、両膝を密着させるのが伝統の型とされるため、体力の消耗もかなりのものと思われます。
 このように先人達の思いを繋いで守り伝えられてきた西南湖の獅子舞。これからもよりよい形で守り伝えられるよう願うばかりです。そして安藤家住宅も今年1年各種展示やイベントを行い、より魅力ある文化財にしていけるよう、西南湖の獅子舞からいただいたエネルギーをも糧に努めて生きたいと思います。今年もよろしくお願いします。

【南アルプス市教育委員会文化財課】

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