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南アルプス市は、山梨日日新聞社とタイアップして「南アルプス市ふるさとメール」を発信しています。ふるさとの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された市に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 山梨県の西側、南アルプス山麓に位置する八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町の4町2村が、2003(平成15)年4月1日に合併して南アルプス市となりました。市の名前の由来となった南アルプスは、日本第2位の高峰である北岳をはじめ、間ノ岳、農鳥岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳など3000メートル級の山々が連ります。そのふもとをながれる御勅使川、滝沢川、坪川の3つの水系沿いに市街地が広がっています。サクランボ、桃、スモモ、ぶどう、なし、柿、キウイフルーツ、リンゴといった果樹栽培など、これまでこの地に根づいてきた豊かな風土は、そのまま南アルプス市を印象づけるもうひとつの顔となっています。

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2020年4月

【季節の便り】

サクランボの花が咲き始めました

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 市内ではスモモ、桃に続き、サクランボの白い花が咲き始めました。一足早くハウスサクランボの収穫もはじまり、いよいよ市内は色とりどりの果物シーズを向かえます。
 新型コロナウイルスの影響により、学校の臨時休校、イベントの中止や公共施設の休館が続くなど先行きが見通せない状況ですが、体調管理や運動不足解消にご近所を散歩し、季節の移り変わりを感じてみてはいかがでしょうか。

 

地域おこし協力隊委嘱

 4月3日、令和2年度から芦安地域で活躍いただく地域おこし協力隊に佐藤仁美さんが委嘱されました。
 佐藤さんには地域おこし協力隊として、芦安地域に居住し、地域の魅力をいかした活性化に取り組んでいただきます。また、これまでの経験をいかして、芦安地域に限らず南アルプス市全体の魅力の情報発信も期待されています。

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[南アルプス市役所 秘書課]
「広報 南アルプス」はこちらから

【連載 今、南アルプスが面白い】

鏡中条迷宮 ~泥棒が捕まらないまち!?~

 南アルプス市内各所にのこる昔ながらの集落。これら集落のまちなみは、江戸時代の村に起源をもつことから、細く入り組んだ路地が続いていることが多いのですが、その中でもひときわ外から訪れる人々を困惑させ、迷わせるのが、市域東辺にひろがる鏡中条地区のまちなみです。

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【図】鏡中条地区の位置

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【写真】迷宮への入口

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【写真】現在のまちなみ

 市民からも「あそこだけはわからない」だとか、「できれば入り込みたくない」などの声があがる、その複雑さの実態は、地図をみるとわかるのですが、驚くことに、集落の中のほとんどの路地が「丁字路」で構成されていることに起因します。また、これに輪をかけて、車のすれ違いも困難な細い路地がほとんどで、クランクや行き止まりもあり、人々を惑わせます。

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【図】鏡中条地区の路地(クリックするとアニメーションが見られます。赤い点が丁字路)

 地元の方に聞くと鏡中条は、「泥棒が捕まらないまち」なのだそうです。笑い話なのですが、丁字路が連続しているため、泥棒を追いかけても丁字路を曲がるたびにどちらに行ったか迷い、ついには見失ってしまうんだとか。

 鏡中条の集落が、なぜこのような特異な土地割りになってしまったのか不思議なところですが、実は現在の集落は、元々ここにあったものではなく、今から約400年ほど前に、村ごと移転してきたことがわかっています。

 集落の中にある神社、巨摩八幡宮の社記(由緒書 ※)によれば、神社は、河筋が変わって元々の場所が現在の釜無川の本流になってしまったため、天文13年(1544)に西側の高台(八幡)に移転しましたが、そこも釜無川の洪水流によって浸食され、慶長17年(1612)、再び移転して現在の地(中ノ切)に落ち着いたのだそうです。恐らく集落も神社とともに移転しているため、現在の場所に集落ができたのは、今からおよそ400年前ということになるのです。

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【写真】巨摩八幡宮

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【写真】移転模式図

 村ごと移転してきた際に、計画的な土地割をせずに、なし崩し的に家や建物が建っていってしまったのか、それとも、もっと深い理由が隠されているのかは、わかりませんが、鏡中条地区の複雑な土地割は、この時に形成されたものなのでしょう。
 近年、新しい家も建ち、道路の拡幅も進む一方、昔ながらの趣ある建物も細い路地もまだまだ残っています。みなさんも一度400年前の街角に迷い込んでみてはいかがでしょうか。なお道が狭いため、探索には徒歩か自転車、軽自動車がおすすめです。


※【参考】巨摩八幡宮社記
当社ハ往古より当村産神ニ而勧請鎮座之義ハ年代遠而委細相分不申候
七郷八幡宮之本宮ト申伝神宮司八幡宮弓矢守護神ト称シ武田家よりも代々御崇敬被為神領若干御寄附被成下候由
然ル処天文年中釜無川切込社頭神領不残流失仕候
数十戸之社人不残離散仕候由
于今其所を神宮寺河原ト申候
同暦十三甲辰年八幡宮を坂之上江引勧請仕候
其後慶長年中又々釜無川切込社地も段々欠込候故同暦十七年壬子年御旅所之社江引勧請候
只今之社地ハ往古之御旅所ニ御座候
其引候社跡之地名を今ニ八幡ト申候(後略)
『甲斐国社記・寺記』所収

【南アルプス市教育委員会文化財課】

【季節の便り】

2020春風の候

 暖かい今年の春、市内では桜の花が咲き誇り、濃いピンクの桃の開花も進み春の装いになってきました。新しい年度の始まりを迎え、皆さまが明るく穏やかに、そして元気に毎日を過ごせますように。
 
 今年度も「南アルプス市ふるさとメール」を、よろしくお願いいたします。

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(上宮地・伝嗣院の桜)

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(市内桃畑)

 

南アルプス市立美術館
遠藤 享 展 -Susumu Endo Graphic Art Exhibition-

 1933年に甲府市に生まれた遠藤享は、桑沢デザイン研究所でグラフィックデザインを学び、日本を代表するグラフィックデザイナーとして高い評価を受けています。その一方で、版画制作を精力的に続け、写真と製版の技術を導入し、オフセットリトグラフによる作品制作というジャンルを開拓し、その後はコンピューターグラフィックスの先駆的な表現を確立した版画家としても知られています。
 今展では、初期の作品から最新作まで72点を展示し、遠藤が歩んだ画業を辿ります。
 
会  期]4月18日(土)~ 6月7日(火)
開館時間]9:30~17:00(入館は16:30まで)
入 館 料]一般320円、大高生260円、中小生160円
 ※入館料には団体割引などがあります。小学生未満・65歳以上の方は無料です。
休 館 日]4月20日(月)、27日(月)、30日(木)
 
お問い合せ
南アルプス市立美術館 TEL 055-282-6600

 

安藤家住宅 端午の節句

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 今年も端午の節句に合わせて全長9メートルの巨大「本染鯉のぼり」や武者人形などを展示いたします。
 
開催日]4月17日(金)~5月25日(月)
時 間]9時~16時30分(入館は16時まで)
場 所]重要文化財 安藤家住宅
休館日]火曜日
  (5月5日は開館、代わりに7日が休館)
入館料]大人300円 小中高生100円

お問い合せ
南アルプス市文化財課 TEL 055-282-7269
 または安藤家住宅 TEL 055-284-4448
 
※今回ご案内するイベント等につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大を回避するため、開催期間を変更する場合があります。最新情報は、お問い合わせください。

[南アルプス市役所 秘書課]
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