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プロフィール

 山梨県の西側、南アルプス山麓に位置する八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町の4町2村が、2003(平成15)年4月1日に合併して南アルプス市となりました。市の名前の由来となった南アルプスは、日本第2位の高峰である北岳をはじめ、間ノ岳、農鳥岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳など3000メートル級の山々が連ります。そのふもとをながれる御勅使川、滝沢川、坪川の3つの水系沿いに市街地が広がっています。サクランボ、桃、スモモ、ぶどう、なし、柿、キウイフルーツ、リンゴといった果樹栽培など、これまでこの地に根づいてきた豊かな風土は、そのまま南アルプス市を印象づけるもうひとつの顔となっています。

お知らせ

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2015年5月

【季節の便り】

新緑の色増す季節

 まだ、5月というのに、台風が接近し、市内では、強い雨と風になりました。
 大きな被害の報告はありませんでしたが、これから旬を迎える果樹への影響が気になります。
 この日は、台風一過。山の緑がいちだんと鮮やかに見えました。
 写真は、櫛形山の麓、曲輪田(くるわだ)地区です。すでに田植えが終わり、畑には「ねぎ坊主」がお行儀よく並んでいました。

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南アルプス完熟農園オープン
 都心から約2時間、南アルプスICを降りると、そこには豊かな農園風景が広がります。
 そんな農園の中に6月12日、南アルプス市が農林業六次化拠点整備事業として整備してきた「南アルプス完熟農園」がオープンします。
 この農園は、この地の産業や食文化などをさまざまな形で楽しむことができる複合施設です。
 「完熟農園レストラン」は、南アルプス市の風土や素材を活かしたビュッフェスタイルのレストラン。直売所「完熟農園マルシェ」では、農園直送のフルーツや新鮮野菜、南アルプス市オリジナルポークやジャム・ドレッシングなどの農産物加工品などが販売されます。
 6月12日~14日の3日間は、農園ならではの体験イベントや、さまざまな出店が立ち並ぶ完熟農園オープニングイベントを開催します。
※中央高速バス「エコパークライナー」ご利用の場合、「南アルプスIC」下車すぐ

お問い合せ
南アルプス完熟農園 ㈱南アルプスプロデュース 電話055-284-0036

 

中央高速バス「エコパークライナー」限定、運賃1,000円補助
Bus 3月から運行を始めている、新宿⇔南アルプス市間の中央高速バス「エコパークライナー」を利用して南アルプス市にお越しいただく方を対象に運賃の補助を行っています。
 お得なエコパークライナーを利用して、南アルプス市にお越しください。
 お待ちしております。
 時刻表、運賃など詳しくはこちらをご覧ください。

ご利用方法 チケット購入の際、補助金申込書を提出してください。
※申込書は南アルプス市HPでダウンロードできます。
(注)コンビニエンスストアではご利用できません。


補助額 片道1,000円

お問い合せ
交通政策室 電話055-282-6074

 

[南アルプス市役所 秘書課]

【連載 今、南アルプスが面白い】

南アルプスブルーの足跡その2 ~市内を彩った藍染めの歴史~

 旧川上村浅野長右衛門が製作し売り歩いた藍玉。今月はそれを原料にする藍染めと藍葉生産の歴史を振り返ります。

A_2【写真】藍の葉

 藍染めに使われる蓼藍(たであい)は奈良時代以前に中国から日本にもたらされ、平安時代の『延喜式』には藍で染められた色名や分量が記されています。この頃の藍染めは刈り取ったばかりの藍の葉を使う生葉染めが主流で、藍が茂る旧暦の6~10月が染色の時期でした。平安時代には藍葉を水と灰汁を使って色素を沈殿させ、それで染める方法が行われていた可能性も指摘されていますが、藍の葉を発酵させて蒅(すくも)を作り、時を選ばず染める技術が確立するのは、室町時代と考えられています。江戸時代に入ると木綿が庶民の普段着として普及するのと合わせ、藍は武士だけでなく庶民の染料として広く使われるようになります。甲斐国志に「奈古(南湖)白布ト云フハ木綿ノ好キ処ナリ」と見えるように、県内有数の木綿の産地であった市内にも藍染めが普及し、各集落には「紺屋」が営まれました。

Photo_18【表】明治期における郡別藍葉生産一覧

 次に藍染めの原料である藍葉に目を向けてみましょう。明治時代の『山梨県統計書』から明治時代の郡別藍葉生産量をグラフ化してみると、県内ではとびぬけて中巨摩郡の生産量が多いことがわかります。中でも旧落合村は明治15年特産物統計によると4,900貫(『甲西町誌』)で、明治18年中巨摩郡全体の藍葉生産量が66,455貫を考えると、旧落合村が県内でも有数の藍葉生産地であったことが指摘できるでしょう。旧落合村は浅野家のある旧川上村の隣に位置しており、こうした藍葉の生産地であったことが、浅野家が「藍屋」を営む基盤となっていたと考えられます。

 県内における藍葉生産は明治21年までほぼ増加しますが、それ以降急激に生産量が減少し、明治30年代以降は県内各地で藍葉生産が行われなくなります。これは明治20年以降安価なインド藍の輸入が本格化したことにあります。日本を代表する実業家として著名な渋沢栄一は埼玉県で藍玉商の家に生まれ、インド藍の輸入に圧迫された日本の藍を復活させようと明治21年小笠原諸島での栽培を目指しますが失敗し、明治28年には青木商会を設立、逆にインド藍の輸入を開始しました。このエピソードは、大きく転換しつつある日本の藍染めの時代背景をよく物語っています。さらにノーベル化学賞も受賞したドイツ人科学者アドルフ・フォン・バイヤーが明治13年(1880)人工的に藍の染料となるインディゴを作る技術を発明、それを明治30年(1897)世界最大の化学メーカーとなるBASF(ビーエーエスエフ)が工業的に合成する技術を確立し、同年から日本への輸出が開始されたことによって、全国各地の藍葉・藍玉生産が衰退、その波は南アルプス市にも波及し、明治時代末、浅野家の藍玉生産は幕を下ろします。

 長右衛門が神代桜で歌を詠んだのは明治23年。インド藍の輸入が本格化しつつあり、日本の藍葉生産が衰退し始める時期です。そしてその歌を石碑に刻み神代桜の傍らに置いたのが大正9年。明治30年代以降、化学染料が普及し、藍玉生産が色あせていった時代。長右衛門77才の早春、紺屋仲間に囲まれながら詠んだ歌とともに、盛んだったころの藍玉作りの思い出を石碑に留めようとしたのかもしれません。

【南アルプス市教育委員会文化財課】

【季節の便り】

GWは、南アルプス市へ

 新緑がまぶしい季節になりました。
 今年のゴールデンウィークは、長い人で12連休でしょうか。
 南アルプス市でも、ひと足早いサクランボ狩りやイベントなどたくさんのお楽しみがありますので、ぜひお越しください。

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南アルプス市のご当地アプリ
 南アルプスゲートウェイでは、無料アプリで南アルプス市の情報を収集できる配信サービスを行っています。
 地域情報やモビリティサービスの情報、観光情報、イベント情報などお出かけ前の情報収集に役立ちます。「南アルプス市」で検索してご利用ください。
 詳しくは、こちらをご覧ください。

お問い合せ
南アルプスゲートウェイ TEL055-269-5681

 

南アルプス市 GWのイベント

日(土) 「春のコンサート」
 南アルプス桃源ウィンドアンサンブル&モモピヨ隊が、新緑の伊奈ケ湖でコンサートを行います。
 キッチンカーの出店あり。(参加無料・申込不要)
[時 間]10:00~15:00(雨天中止)
[場 所]県民の森 森林科学館前芝生広場
お問い合せ
県民の森 森林科学館 TEL055-283-5718

日(土)~日(水) 「クラフトウィーク」
 自然素材を使ったクラフトコーナーを開設します。(参加費100円~・申込不要)
[時 間]9:00~15:00
[場 所]県民の森 森林科学館
お問い合せ
県民の森 森林科学館 TEL055-283-5718

日(火)、日(水) 「アヤメフェア」
 10万本のアヤメと市民団体による出店、各種催しを楽しむことができます。
[時 間]9:00~17:00
[場 所]滝沢川公園
お問い合せ
観光商工課 TEL055-282-6294
アヤメを育てる会 TEL055-282-0982

日(水) 「小笠原流流鏑馬」
 約800年の歴史を誇る流鏑馬が行われます。
[時 間]13:30~16:00
[場 所]櫛形総合公園芝生広場馬場
おい問合せ
小笠原長清公顕彰会 TEL055-282-1314

10日(日) 「芦安新緑やまぶき祭」
 山菜や餅、名物のうすやき、手打ちそばなど地元の人が中心となって開催する祭りです
 史跡めぐりバスの運行や地元和太鼓の演奏、武蔵野東中学校ダンス部の参加あり。
[時 間]9:30~14:00
[場 所]芦安小学校校庭
お問い合せ
新緑やまぶき祭実行委員会・芦安窓口サービスセンター TEL055-282-5577

 

[南アルプス市役所 秘書課]