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プロフィール

 山梨県の西側、南アルプス山麓に位置する八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町の4町2村が、2003(平成15)年4月1日に合併して南アルプス市となりました。市の名前の由来となった南アルプスは、日本第2位の高峰である北岳をはじめ、間ノ岳、農鳥岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳など3000メートル級の山々が連ります。そのふもとをながれる御勅使川、滝沢川、坪川の3つの水系沿いに市街地が広がっています。サクランボ、桃、スモモ、ぶどう、なし、柿、キウイフルーツ、リンゴといった果樹栽培など、これまでこの地に根づいてきた豊かな風土は、そのまま南アルプス市を印象づけるもうひとつの顔となっています。

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2015年2月

【季節の便り】

春を呼ぶ「十日市」

 2月10、11日、南アルプスに春を呼ぶ祭り「十日市」が開催されました。
 昨年は、大雪の後で雪が残る中での開催でしたが、今年は天候もよく多くの人が訪れにぎわいました。200以上の露店が並び、名物の臼や杵(きね)、だるまなどの縁起物が販売されていました。中でも、「ねこのたまご」が売られていたのには驚きました。十日市は昔から、売っていないものは「ねこのたまご」と「馬の角」といわれるほど、何でもある祭りとして知られていたからです。訪れる人だけでなく出展している方も、みんなが楽しんでいる祭りです。
 まだ行かれたことのない方は、来年は是非お越しください。

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2月14日 南アルプスユネスコエコパーク登録証授与式

Malps150215_4_9 ユネスコエコパークロゴ

 昨年6月、南アルプスがユネスコエコパーク(生物圏保存地域)に登録され、このたび登録証が授与されました。
 北杜市(山梨県)で式典が行われ、10の関係市町村が参列しました。
 長野、静岡、山梨の南アルプスの山々によって交流が阻まれてきた10の市町村は、ユネスコエコパークを通じて交流し、自然を活かした魅力あるまちづくりをめざしていきます。
 この日は、大鹿村(長野県)の300年続く無形文化財「大鹿歌舞伎」の公演があり、古くから受け継がれる舞台を多くの人が鑑賞しました。

南アルプスにお嫁においで
 市では、空気が澄みわたる冬の星を観察しながら行う、婚活イベントを開催します。
 自然いっぱい、美味しいフルーツが食べられるこの南アルプス市で運命のひとを探しませんか? 
日 時日(土)16:00~20:30
場 所ふるさと天文館、伝承館
対 象25才~45才までの独身男女 各15名
参加費3,000円 ※軽食あり
お申し込みは、こちらの申込みフォームから ※締切り3月1日(日)
詳しくは、こちらをご覧ください。

お問い合せ
メネフネアウトドア倶楽部 080(3305)2635 
(メール alaniproject@yahoo.co.jp
みんなでまちづくり推進課 055(282)6493

「ぷっちょ」になって発売されました
Malps150215_5 おなじみのソフトキャンディ「ぷっちょ」に、南アルプス産のスモモのピューレが入って発売されました。
 スモモ生産量日本一の南アルプス市。酸味が特徴のスモモ「太陽」を使用しているので、甘すっぱさが美味しいお菓子になっています。
 ピューレは、市商工会などでつくる「南アルプス桃源郷フルーツプロジェクト実行委員会」が開発しました。
 全国で発売されていますので、ぜひご賞味を・・・。

お問い合せ南アルプス市商工会 055(280)3730

[南アルプス市役所 秘書課]

【連載 今、南アルプスが面白い】

南アルプス市の城館跡(1)
椿城の伝説1 ~二人の城主~

 水防費を巡る争いの連載は先月号で終わりました。まさか、訴訟の収束後に実際に堤防の決壊が起き、南湖村に壊滅的な被害を及ぼすとは、、、やはり、過去から学ぶことは多いですね。
 さて、今月は「南アルプス市の城館跡」として椿城をとり上げたいと思います。あまり知られていませんが市内には城館跡がいくつか遺されているのですよ。お城と言いましてもイメージしやすいような石垣に白壁の天守閣が立っているようなものではなく、お堀と土塁で囲まれた居館施設のようなものや、自然の地形を生かしたものなどのイメージの方が近いかもしれません。今後、断続的になるかもしれませんが城館シリーズとしてご紹介してゆきたいですね。

【「椿城」と「上野城」】
 「椿城」といえば武田信玄の母である大井夫人の出身地として伝えられていますが、実は謎につつまれ、いくつもの伝承を持ったお城です。椿城は別名であって、本来は南アルプス市上野の地に構えられた「上野城」と呼びます。
 櫛形山の東麓に発達した市之瀬台地の上にあって、北に市之瀬川、南に堰野川によってはさまれた細長い舌状台地の上、標高約410メートルに立地しています。台地先端では比高差約100メートルの崖線をもって扇状地と接していて、眼下には、甲斐源氏小笠原家の本拠とされる南アルプス市小笠原があります。小笠原家の始祖である小笠原長清は父加賀美遠光とともに鎌倉幕府において重用された有力御家人のひとりです。

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【写真】椿城航空写真(上野の台地を北西から富士山方向を眺める)

 江戸時代終わり頃の地誌である『甲斐国志』 古跡部には
「上野ノ城墟 古伝ニ上野六郎盛長ト云者ノ所築ナリ(中略)域内二三町歩林薄中ニ塁湟?然トシテ存セリ、塁の南面ハ村居東ハ畠ナリ本重寺ノ境内ニモ古塁アリテ子城ノ如シ地多山茶花ヲ以テ名山茶城トモ云北ハ一瀬川ニ枕ミ崩摧絶壁数丈(以下略)」
とあって、椿の花が多かったことにより椿城と呼ばれていることがわかりますが、「山茶花」と書いて「つばき」のことをさしています。
 また国志からは、周囲に「土塁」も多く残されていたことがわかりますが、現在ではほんの一部でその名残と思われる高まりをうかがうことができる程度で、当時をしのばせるものは、台地北側にある基壇上に並ぶ五輪塔群や、やや南に下った場所にある本重寺くらいといえます。本重寺周辺の南傾斜面を中心に上野の集落が展開しています。よく誤解されるのですが、石垣や白壁の建物がある近世のお城ではなく、あくまでも中世の城館なのです。

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【写真】椿城航空写真(本重寺周辺を南西から眺める)
 

【上野盛長と大井信達】
 国志には先ほどご紹介した通り、上野盛長の築城とともに「大井氏此ノ城ニ在住セシコト」として戦国期大井氏の居城説についても伝えているため、現在でも上野氏もしくは大井氏ゆかりの城としてよく紹介されているところです。
 上野氏は小笠原長清の子長経の七男、六郎盛長が上野を本拠とし、上野氏を称したことに始まるとされます。しかし三代目の政長の後に男子の後継がなく、秋山より養子を迎え、そこから秋山に改称したといわれているのです。

【秋山氏と本重寺】
 秋山氏は加賀美遠光の長男光朝が同じ市之瀬台地の秋山を本拠としたことから始まり、光朝は源頼朝による甲斐源氏の排斥によって自害されたと伝承されています。ただし、子孫はその後も発展し鎌倉幕府の御家人として、さらに全国各地で活躍していったこともわかっています。
 本重寺が創建されたのは弘安年間(『甲斐国志』)あるいは正中二年(1325『寺記』)といわれており、開基は秋山光朝の子の光定、開山は日蓮の弟子日興と伝わります。日興上人から光定へ与えたとされる「板本尊」(南アルプス市指定文化財)も現存しています。
 また、前述した五輪塔群の中には「比丘尼妙意 嘉暦三(一三二八)年十月十三日」の刻銘がある五輪塔があり、天明四年(1784)の『当村古城跡由緒御尋ニ付書上』には、光定の後とみられる光吉とその妻についての嘉暦年間の事件に関する記述があるため、この事件に関しての供養であることが想定されます。この五輪塔群は現在も上野に在住されている秋山氏によって祀られているのです。

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【写真】木造板本尊

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【写真】五輪塔群
 

【大井合戦と上野城】
 先ほど触れたとおり、『甲斐国志』では、戦国期の記述として戦国期大井信達の居城説も伝えています。
 「上野介信達法諱ヲ本習院能岳宗芸ト号ス(中略)本村ニ本重寺ト云フ寺アリ(以下略)」とあり、本重寺の名を大井信達の法号「本習院能岳宗芸」の転化と考えたことを根拠としているのです。ただし、それ以外にこれを示す根拠に乏しいのも事実です。
 大井信達は西郡に勢力を持った土豪で武田信虎正室の父にあたり(信玄からみて祖父)、「勝山記」などには信虎との抗争の様子を見ることができます。
 椿城の合戦として考えられているものに永正一二年の大井合戦の記述があります。「屋形方大勢ナリト云ヘトモ、彼ノ城ノ廻リヲ不被知間、皆深田ニ馬ヲ乗入テ、無出打死畢ヌ」とあり信虎勢が城周辺の深田に馬を乗入れたことで抜け出せず大敗したという記述です。
 この記述については疑問も示されており、椿城周辺にも水田はあるものの、深田とは言えず、むしろ台地下の「田方」と呼ばれる湧水地帯一帯で「大井」の地名のある場所にこそ大井氏の本拠地があると考えるべきで、この記述にある城(館)は大井氏ゆかりの古長禅寺周辺の地にあったもので、そこでの合戦であると考えるべきとの指摘もなされているのです。
 現在ではどちらか一方が正解であると判断できる材料はありませんので、この伝説は後世の調査に持ち越されるわけですが、実は城跡の発掘調査などもされていて、少しずつ新たな判断材料も増えてきています。お城の様子がどうだったのか少しずつ判明してきているのです。これらについては、また改めて椿城伝説の第2弾として、いずれご紹介したいと思います。

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【写真】大井氏のものと伝承される五輪塔群
 

 現地は昔の姿こそありませんが、城域内には地元櫛形西小学校の児童たちが作製した案内板やMなびのシートも設置されています。「文化財Mナビ」はPC用サイトもあって、地元の子供たちの音声ガイドも聞けますので、ぜひ子供たちの声を聞いてみてください。

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【写真】櫛形西小の児童の作成した案内板

 

【南アルプス市教育委員会文化財課】

【季節の便り】

もっと、南アルプス市を・・・
「広報南アルプス」がスマホで読めます

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 先日は、南アルプス市でもこの冬初の本格的な積雪がありました。明け方から降りだし、市内の平野部で5~6センチほど積もりました。

 天気予報で雪マークを見ると、昨年のように大雪が降るのでは、とドキっとさせられます。春はまだまだ先です・・・。

 さて、市では毎月1日に発行している「広報南アルプス」をスマートフォンやタブレット端末で見られる配信サービスを始めました。月の本格導入を前に、今は試行的に配信しています。無料アプリ「広報紙」をダウンロードすることにより利用できますので、通信料のみで利用料はかかりません。市外の方は、ご自分の住所地以外に「南アルプス市」をご登録ください。

 あらかじめ興味のある項目を登録いただくことにより、広報紙の中から関連した記事が通知される「プッシュ通知機能」もあります。

 ぜひご登録いただき、さらに南アルプス市を知ってください。

 

 

 

 

 
 
山あいの川で釣りを楽しみましょう
 北岳の麓、芦安地区を流れる御勅使川を会場に、第12回芦安渓流釣祭りが開催されます。 

 大きなイワナやヤマメを釣りあげた方には商品が多数用意されています。

 前日から芦安温泉郷に宿泊して釣りを楽しむ「宿泊パック」もあり、毎年多くの愛好者の参加があります。お早めにお申込みください。

 朝食にはおにぎりと豚汁がいただけます。

 詳しくは、こちらをご覧ください。

 

開催日15日(日) 6:00~10:30(受付5:30~)
場 所]御勅使川(芦安地区)
内 容]イワナ・ヤマメの体長を競います。
 ※ルアー・フライ等は禁止 ※子ども・初心者専用エリアあり
参加料]当日参加 (おにぎり豚汁付き) 大人4,000円 子ども2,000円
  ●「宿泊パックA」12,000円 民宿・旅館に宿泊
  ●「宿泊パックB」13,000円 ペンション・旅館に宿泊
  ●「宿泊パックC」15,000円 旅館に宿泊 
締切り]当日参加   3月8日(日)
     宿泊パック 3月1日(日)

 
申し込み・お問い合せ
南アルプス市観光協会 TEL055(284)4204
 
 

 

[南アルプス市役所 秘書課]