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プロフィール

 山梨県の西側、南アルプス山麓に位置する八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町の4町2村が、2003(平成15)年4月1日に合併して南アルプス市となりました。市の名前の由来となった南アルプスは、日本第2位の高峰である北岳をはじめ、間ノ岳、農鳥岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳など3000メートル級の山々が連ります。そのふもとをながれる御勅使川、滝沢川、坪川の3つの水系沿いに市街地が広がっています。サクランボ、桃、スモモ、ぶどう、なし、柿、キウイフルーツ、リンゴといった果樹栽培など、これまでこの地に根づいてきた豊かな風土は、そのまま南アルプス市を印象づけるもうひとつの顔となっています。

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2013年1月

【季節の便り】

南アルプス市ゆかりの世界チャンピオンが誕生しました

 昨年の大みそかに放映されたボクシングのトリプル世界戦をご覧になりましたか?
 3度目の世界挑戦で見事WBA世界スーパーフライ級王者に輝いた河野公平選手、なんと本籍が南アルプス市なんです。河野選手のお父さんが旧櫛形町の平岡出身で、これまでも親子で実家を訪れていたそうです。
 試合後まもない今月初旬、河野選手がお父さんとともに南アルプス市を来訪しました。とても気さくなチャンピオンは、試合のことや家族や友人の話、ジムの会長の話などを、応援への感謝の言葉とともに話してくれました。
次は王者としての防衛戦です。今後の活躍を応援しましょう。

A河野選手と中込市長

【写真】河野公平選手と中込市長

 第11回桃源郷マラソン大会のランナー募集が始まりました。

Aマラソン事務局事務所開き
【写真】桃源郷マラソン大会事務局の事務所開き

 今年の大会は4月11日です。これまでの大会に加え、新たに前日祭を開催するほか、大会当日午後には小笠原流の流鏑馬(やぶさめ)を行います。
詳しくはこちら

 冬至を過ぎ、日脚が伸びてきています。
 市役所の北側の窓からは八ヶ岳がよく見えます。夕方4時を過ぎるころ八ヶ岳の峰々に夕日があたり、山頂の白く積もった雪が赤みを帯びて、とても美しい光景を見せてくれます。そして5時近くなると山頂は何事もなかったかのようにいつもの姿に戻ります。そのころ、反対側の南側の窓から富士山を見ると、富士山の西側斜面に夕日があたり、こちらは赤富士が眺められます。富士山と八ヶ岳、いつも目にしている姿ですが、この時間の姿は、ほんとうにきれいです。

 

[南アルプス市役所 秘書課]

【連載 今、南アルプスが面白い】

近代和風建築に命を吹き込む(1) ~白根桃源美術館~

  「近代和風建築」という言葉をご存知でしょうか?なかなか聞き慣れない言葉ですが、「近代」「和風」という言葉の組み合わせから、レトロな感じの家のことかしらと思う方も多いかもしれません。
 おおむね明治元年から昭和20年までに建築された、伝統的な建築様式や技法を用いて建てられた木造建築物を「近代和風建築」とし、文化庁では平成4年度から全国の所在状況と重要遺構の把握を目的とした「近代和風建築総合調査」を実施しています。
 山梨県でもこの全国調査の一環として、今年度から3か年に渡って調査を行います。県内にも各地に近代和風建築がありますが、実態が把握されないまま老朽化や開発のために建て替えや取り壊しが進んでいるという現状があります。そのため、県内にある近代和風建築について詳しく調査し、地域の歴史や文化を解明するとともに、これらを文化財として指定・登録するなどといった、よりよい保存活用につなげることを目的としています。今年度は、県内の各市町村の教育委員会で名称、所在場所、所有者等の全体的な調査を行っています。
 南アルプス市内で既に文化財に指定・登録されている近代和風建築は、市指定文化財の高尾穂見神社神楽殿(明治24年建立)や、国登録有形文化財の松寿軒長崎(大正15年建築)等が挙げられます。

A高尾穂見神社神楽殿 A松寿軒長崎
【写真左】高尾穂見神社神楽殿 【写真右】松寿軒長崎

 今回は、まだ文化財に指定・登録されていない近代和風建築の一例として、南アルプス市飯野にある白根桃源美術館をご紹介します。
 白根桃源美術館は、旧白根町の文化振興の拠点となるべく、山梨県立美術館の開館の3年後の昭和56年に県下初の町立美術館として開館しました。
 このうち、本館と正門はそれぞれ近代和風建築を移築したものです。
 本館は、昭和3年に建てられた旧飯野産業組合の倉庫を移築したものです。海鼠(なまこ)張り土蔵造りといって、壁面に平たい瓦を張り、四隅を釘打ちし、目地と釘穴を漆喰で半円状に盛り上げる外壁の仕上げを施しており、白壁とのコントラストが美しく映えています。また、明治初期に日本に入ってきたキングポストと呼ばれる梁組で合掌屋根を支えているのが特徴であり、2階の解放された梁組は圧巻の一言で、今日までの長い年月を感じさせます。

A白根桃源美術館本館
【写真】白根桃源美術館本館

 正門は、明治12年に建てられた旧百田村の名家、竹内家屋敷門を移築したものです。潜戸付薬医門といって、鎌倉時代から見られた様式で、関東地方の豪族や庄屋など苗字帯刀を許された民家に用いられました。野生的な主柱と男梁が女梁とともに屋根を支えており、重厚な雰囲気を醸し出しています。

A白根桃源美術館正門
【写真】白根桃源美術館正門

 以前から長期総合計画で文化施設の建設が取り上げられていましたが、白根農業協同組合が飯野事業所を改築するために倉庫を取り壊さなくてはならなくなったことや、旧百田村の名家である竹内家で、屋敷門を取り壊すことになったことなどが重なり、これらの由緒ある建物の保存を当時の白根町が呼びかけて復元し、美術館の建設に至ったと昭和56年11月25日発行の広報しらねに記述されています。貴重な近代和風建築が守られたたけではなく、新たな命を吹き込み今日まで伝えられてきたのです。
 このように、白根桃源美術館は近代和風建築を保存活用している好例ですが、今まで気付かれずにいるものや、保存管理の方法等で折り合いが付かず、泣く泣く建て替えや取り壊しせざるを得なかったものも多くあるかと思われます。今回の調査で、今ある近代和風建築を見直し、これまでの反省を踏まえながら、私たちの手で後世に大切に守り伝えていく道筋を立てられることを願います。

 

【南アルプス市教育委員会文化財課】

【季節の便り】

新年明けましておめでとうございます

 2013年、新しい年が始まりました。
初詣には行きましたか。今年はこんな一年にしようと決意したことはありますか? ここへ行こう、これを習おう、これを始めよう・・・。
 思うことが大事ですよね。

北岳からの富士山
【写真】北岳からの富士山

 それにしても今シーズンの冬の訪れはなんと早かったことでしょうか。
例年、12月は気候も比較的穏やかなのですが、今シーズンは雪が降り、風も冷たく、知らず知らずのうちに早めの寒さ対策に取り組んできたような気がします。
 南アルプスも真っ白、富士山も真っ白。見るからに寒い風景です。
 でもそんななかにあっても、梅の木を見ると心なしかつぼみがしっかり出てきているように見えます。
 風邪が流行していますが、寒さに負けない元気な体でいたいものです。

 今年は市制合併10周年を迎えます。
 10周年を大いに楽しむ一年にしようと実行委員会で打合せを行いました。
 今年の祭りの皮切りは400年の歴史がある若草地区の十日市です。
 昨年は中止となった十日市ですが、今年は市の商工会が中心になり、地元と打合せを進めながら準備を行っています。
 露店も200を超える出店の申し込みがありました。内容の見直しも行われ、新しくなった十日市にご期待ください。

A十日市
【写真】昨年の瓦会館での十日市企画展

 

[南アルプス市役所 秘書課]