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プロフィール

 山梨県の西側、南アルプス山麓に位置する八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町の4町2村が、2003(平成15)年4月1日に合併して南アルプス市となりました。市の名前の由来となった南アルプスは、日本第2位の高峰である北岳をはじめ、間ノ岳、農鳥岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳など3000メートル級の山々が連ります。そのふもとをながれる御勅使川、滝沢川、坪川の3つの水系沿いに市街地が広がっています。サクランボ、桃、スモモ、ぶどう、なし、柿、キウイフルーツ、リンゴといった果樹栽培など、これまでこの地に根づいてきた豊かな風土は、そのまま南アルプス市を印象づけるもうひとつの顔となっています。

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2012年3月

【季節の便り】

桃源郷マラソン大会が行なわれます

 今年の春は遅れていて、果樹農家にとっては特に気になるところです。
8日の日曜日には、第10回桃源郷マラソンが6,800人のランナーをお迎えして行われます。
 南アルプス市内はようやく梅の花が咲き終えたところですが、こにきてサクラ、スモモの花のつぼみがかなり大きくなりました。
 でも、桃の花のつぼみはまだ固く、早く暖かくなることを願っています。
一斉に百花繚乱(りょうらん)といった風景になるのかもしれません。
こんな風景が見られるのはいつごろでしょうか・・・

Aモモの花とたんぽぽ
【写真】モモ畑とたんぽぽ

 春の訪れとともにジャガイモを植えたり、田植えの準備をしたりと、いよいよ農作業が忙しくなります。
こうしたなか、NPO法人が遊休農地対策としてアイドルグループと行なっている「AeLL.村プロジェクト」で、ジャガイモを植えました。
 最新情報はこちらをご覧ください。

 5月25日(金)に南アルプス市県人会の総会が東京目黒雅叙園で開催されます。南アルプス市と東京で交互に行うことになっており、24年度の会場は東京です。この機会にぜひ、県人会へ加入していただきたいと思います。
 問合せは南アルプス市秘書課へお願いします。
 TEL055-282-6037(直通)

[南アルプス市秘書課]

【連載 今、南アルプスが面白い】

安藤家住宅の玄関から見る歴史

 前回は、安藤家住宅と雛(ひな)人形のリフォームについて書きました。今回は、安藤家住宅のリフォームした部分の一つである玄関にスポットを当てたいと思います。
 安藤家住宅を訪れた際、受け付けをして土間から履物を脱いで上がっていただくことが多いのですが、実は正式な玄関は別にあるのです。
 安藤家住宅の入り口である長屋門をくぐり、

A長屋門
【写真】長屋門

 さらに中門を抜けた先に

A中門
【写真】中門

 安藤家住宅の玄関が迎えてくれます。

A玄関
【写真】玄関

 これが安藤家住宅の玄関である式台付玄関です。その名のとおり横幅の広い台が設けられており、風格が感じられます。この家を代表する入り口で、ここを使うことができたのは家の主人と公式なお客様だけでした。家族でさえ、ここから出入りすることは許されなかったのです。
 この式台付玄関は、もともとは武家の正式な玄関で、一般の民家に造ることはなかなか許されませんでした。それでは、なぜ安藤家住宅にはこのような玄関があるのでしょうか?
 今でこそ一般家庭には大なり小なり玄関がありますが、当時の民家では玄関構えは造られないのが普通でした。
 安藤家は、周辺に多くの土地を所有して農業を営み、村を代表する名主という役目も務める豪農で、村の人々が年貢を納めたり各種手続きをする、役所のような仕事をしていました。このため武家の役人の訪問も多く、失礼のないようにお迎えするため、また家の格を示すために造られたのです。
 建設当初から公式の客を迎える玄関は何らかの形であったようですが、現在に至るまでに何回かリフォームが行われてきたことが分かっています。
 文献によると、宝永5年(1708)の建築当初は玄関に式台が存在せず、万延元年から2年かけて(1860~62)全体のリフォームをした際に、玄関に式台を設けたという記述があります。ただし、このときの玄関は現在の場所ではなく、現在の中座敷にあたる場所にあったと考えられます。
 現在の式台がいつ造られたのかというと、明治20年(1887)のリフォームの際、中座敷の前に後付けされた玄関を撤去し、それまでのイドコに畳を敷いて玄関の間とし、現在の場所に式台付玄関を設けました。このときに中門も現状のようにリフォームしたことが分かっています。
 このような歴史を感じながら安藤家住宅にご来館いただくと、これまでに訪れたことがある人も、また違った気分でご覧になれるのではないでしょうか。次回のご来館の際は、少し遠回りになってしまいますが、中門をくぐって式台付玄関から入り、安藤家の公式なお客様になった気分を味わっていただければと思います。

A玄関からの眺め
【写真】玄関からの眺め

 

【南アルプス市教育委員会文化財課】

【季節の便り】

スタートの春

 いつまでも寒く、春の訪れが待ち遠しいのは私だけではないと思います。
でも日差しに柔らかさを感じ、窓から差し込む日差しの角度の変化に季節の移ろいを感じているのは皆さん一緒ではないでしょうか。
中学校、小学校の卒業式が行なわれ、新しいスタートを心待ちにしている
そんなときでしょうか。

 先日、庭先の畑に出ていたフキノトウをてんぷらにして食べました。
花が咲く前のものに衣をつけてそのまま揚げると、なんとなくひまわりの花のようになってとてもかわいいですよ。
これを食べると春を実感します。

Aふきのとう Bふきのとう
【写真】ふきのとう写真

昨年の東日本大震災から1年。
私たちにできることを。
 白根地区郷土研究部のみなさんが「被災地の子どもたちを少しは勇気付けられることがあるのではないか」と、子どもみこしを贈ることにし、知人に製作を依頼しました。
この思いは福島県に伝わり、14日2基の子どもみこしは相馬郡新地町へ出発しました。

A神輿 B神輿
【写真】子どもみこし

 先日、テレビで静岡県側と山梨県側から見た富士山の良さを競っていました。
結果はなんと、山梨県富士吉田市側から見た富士山に人気があったようです。
南アルプス市の白根や八田地区からの富士山も決して負けないくらい裾が長くてきれいなシルエットです。
いつも見ていて当たり前でしたが、「見に来てください」と誇りを持っておすすめします。

A富士山 B富士山
【写真】富士山(釜無川、信玄提から)=写真左、富士山(櫛形山中腹から)=写真右


[南アルプス市 秘書課]

【季節の便り】

白一色になりました

今年は4年に一度のうるう年。
その29日に雪が降りました。
春が足止めされてしまったようです。

 今日は県立高校の卒業式です。どんな時代でも新たな旅立ちに不安と希望はつきものです。きっと大勢の方々から祝福をうけて巣立つことと思います。
高校の後は中学校、小学校と卒業式が続きますが、小笠原小学校の卒業式は小笠原流礼法での卒業証書授与を行います。
 各小学校では小笠原流礼法を学校生活の中で学ぶ時間を設け、相手を思いやる心を学んでいます。5日には、小笠原流礼法講座の最終回が甲府のホテルで開催され、東京から宗家をお招きして洋食のマナーを学びます。
子どもから大人まで小笠原流礼法の心にふれる機会があるのはうれしいことです。

 今年は寒い日が続き、最近では見られなくなっている霜柱を市役所の庭で見つけました。長い霜柱が踏まれることもなく朝日にきらきら光っています。

A霜柱1 A霜柱2
【写真】霜柱=南アルプス市役所

 甲西地区はビニールハウスで野菜を栽培している農家が多い地区です。今の時期はキュウリ、トマトが作られていますが、ハウスの一角では食用ほおずきが収穫時期を迎えています。ほおずきといえば夏を連想しますが、この時期にほおずきって不思議だと思いませんか?食用ほおずきは6月~8月ですが、温室のなかで見事に育っていました。
 「甘酸っぱくて、おいしくて、不思議な味」と高い評価を得ています。

Aほうずき1 Aほうずき2 Aほうずきパック入り
【写真】ハウス栽培の食用ほおずき=写真左と中、食用ほおずき「アイ・ユーミ(愛 結実)」=写真右

 はやく来い、来い、ひな祭り。
梅の花が咲き始め、モモの花のつぼみも膨らんで来ています。
南アルプス市では、ひな祭りは1カ月遅れの4月3日ですが、はやくからおひな様を飾って、4月3日を過ぎたら、なるべく早く片付けるように、そうしないと女の子はお嫁に行き遅れる-という言い伝えを親から聞いて実行しています。ちょっとかわいいお内裏さまです。

A雛人形
【写真】ひな人形

 

[南アルプス市 秘書課]