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 山梨県の西側、南アルプス山麓に位置する八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町の4町2村が、2003(平成15)年4月1日に合併して南アルプス市となりました。市の名前の由来となった南アルプスは、日本第2位の高峰である北岳をはじめ、間ノ岳、農鳥岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳など3000メートル級の山々が連ります。そのふもとをながれる御勅使川、滝沢川、坪川の3つの水系沿いに市街地が広がっています。サクランボ、桃、スモモ、ぶどう、なし、柿、キウイフルーツ、リンゴといった果樹栽培など、これまでこの地に根づいてきた豊かな風土は、そのまま南アルプス市を印象づけるもうひとつの顔となっています。

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2012年2月

【連載 今、南アルプスが面白い】

安藤家住宅に歴史あり、雛人形に歴史あり

 南アルプス市西南湖にある重要文化財安藤家住宅は、今から約300年前の江戸時代半ば、宝永5年(1708)に建てられました。年代を聞いてもピンとこないかもしれませんが、生類憐れみの令(しょうるいあわれみのれい)で有名な5代将軍綱吉から6代の家宣へと変わる頃のことです。
 幸い火災などの被害にあうことなく今日まで伝えられてきましたが、当時の生活様式に即するようにリフォームを行ったり、長い年月を経たことで傷んだ部分の修理を行ったりしたことが分かっています。例えば、大切なお客様を迎える部屋である奥座敷を広げたこと、茅葺屋根の張替えを行ったこと等が挙げられます。

A現在の安藤家住宅外観 A現在の奥座敷
【写真】現在の安藤家住宅=写真左、現在の奥座敷=写真右

 現在、安藤家住宅では「安藤家の雛祭り」と題し、市内の方々から寄贈された江戸時代から昭和までの各時代の雛飾りの展示を行っていますが、その中でも建築当時に最も近いものが奥座敷床の間に展示している享保雛です。

A展示している享保雛
【写真】享保雛

 享保雛(きょうほうびな)とは、江戸時代の享保年間(1716~1735)に流行した雛人形で、面長な顔に切れ長な目をした能面に似た表情や、着物に錦や金襴を使っている華やかな作りをしているといった特徴があります。
 展示している享保雛は甲西地区在住の方からお借りしたもので、鼠にかじられたりなどしたために顔と飾りの一部は昭和のものですが、それ以外は約150年前に制作された貴重なものです。
 どんなに大切に保存していても劣化は避けられないもので、当初と同じ状態を保つのは難しいのですが、安藤家住宅も雛人形もこうして手直しを加えてでも長く大切に保存されてきたおかげで、現代に生きる私達はこれまで歴史を知ることができたのです。多少の傷やほころびさえも、それらがいかに長い年月を見つめ続けてきたかの証なのではないでしょうか。
 「安藤家の雛祭り」は4月9日(月)まで開催中です。この機会に安藤家住宅と同じ時代を歩んできた享保雛に会いに来ませんか。江戸時代から続く歴史を感じながらご覧いただきたいと思います。

 

【南アルプス市教育委員会文化財課】

【季節の便り】

思いをつなぐ

 これまで十日市と同時開催してきた「瓦会館まつり」が行われました。
 これは、若草まちおこし協同組合が中心となって実施しているイベントで、今年は十日市が中止になったため、単独での開催となりましたが、地域の人たちは瓦会館で開かれるこのまつりを待っていました。

 今回は十日市の歴史を写真や文献で紹介する企画展も29日まで開いています。初日の10日はオープニングセレモニーも行われ、会場内テントで販売している甲州だるまや臼、杵を買い求める人でにぎわいました。
 訪れた人たちは「毎年購入しているので、今年も買うことができてよかった」と喜んでいました。
 毎年だるまに願いを込め、両方に目が入るよう頑張って一年を送ってきたのでしょう。それだけに、今年も買わなくては-という強い思いを感じました。買うことができてよかったですね。

A甲州だるま A目当てのだるまを買い求める人
【写真】十日市名物の甲州だるま=写真左、甲州だるまなどを展示販売した瓦会館まつり=写真右

 テントの中では焼きそばやおでん、綿菓子、ポップコーンなどのほか、祭りの定番とも言える輪投げや射的などもあり、老若男女でにぎわいました。販売していたのは地域の商工会女性部や、青年会議所の皆さんでした。
 小春日和となった2日間は予想をはるかに超える家族連れでにぎわい、テントの中で奮闘している人に「おかげさまで楽しませてもらっているよ」というねぎらいの声もかかっていました。
 やはり十日市は国中地域に春を呼ぶ祭りだと、あらためて思いました。

A十日市といえば、臼や杵
【写真】十日市といえば、臼や杵などが並ぶ伝統行事

 甲斐犬といえば芦安が発祥の地といわれています。ヴァンフォーレ甲府のマスコットのヴァン君も甲斐犬がモデルだということです。
 芦安には甲斐犬の保存に努めている人たちがいます。今年もこうした人たちを訪ねて広く紹介し、甲斐犬の理解者を増やしていきたいという彼らの思いを伝えていきます。
癒される写真をお届けします。

A甲斐犬
【写真】甲斐犬

 

[南アルプス市 秘書課] 

【季節の便り】

もうすぐ立春

 とても寒い今年の冬、全国的に寒い日がつづいています。そんななかにも確実に春の訪れを感じる瞬間があります。

 ウメやサクラのつぼみが膨らんでいるのを見つけたとき、A梅の花
 庭のスイセンの芽が伸びてきたのを見つけたとき、
 畑の隅にフキノトウを見つけたとき・・・・・、
 自然が連れてきてくれた春の訪れです。
 「梅一輪 いちりんほどの暖かさ」と俳句にも詠まれているように、薄皮をはぐように寒さが薄らいでくるのももうすぐです。

【写真】梅の花

 例年この時期は「峡西地方に春の訪れを告げる」の枕ことばで紹介される「十日市」が開かれていました。今年は残念ながら従来の十日市は中止となりましたが、商工会主催で瓦会館まつり、十日市企画展が開催されます。だるまや臼などの木工品、地元特産品の販売をはじめ、瓦作品コンテストなどが行われます。

A瓦会館作品販売 Aお守り
【写真】瓦会館作品販売(写真左)、お守り

 瓦といえば、若草地区加賀美は瓦職人が多い地域です。(その歴史は瓦会館に展示されています)。
 1月末の休日、福島県小名浜へ行って来ました。漁港には近代的な建物の魚市場や水族館があり、そこが被災地であったことを忘れてしまうくらい復旧が進んでいました。
 それでもまだ、屋根瓦にブルーシートを掛けている家を目にしました。加賀美の瓦職人も屋根の工事に携わっていたそうです。

A広報7月号表紙 ところで、南アルプス市の広報7月号表紙写真が、山梨県広報コンクール写真の部において見事最優秀賞を獲得し、全国コンクールへ出展されることになりました。

 

 

【写真】南アルプス市の広報7月号表紙

 

 少し早いのですが、3月4日に開催される芦安渓流釣祭りのお知らせです。早春の芦安で渓流釣りを楽しみませんか?
詳しくはこちら(HP南アルプス市観光協会)から

 

[南アルプス市 秘書課]