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プロフィール

 山梨県の西側、南アルプス山麓に位置する八田村、白根町、芦安村、若草町、櫛形町、甲西町の4町2村が、2003(平成15)年4月1日に合併して南アルプス市となりました。市の名前の由来となった南アルプスは、日本第2位の高峰である北岳をはじめ、間ノ岳、農鳥岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳など3000メートル級の山々が連ります。そのふもとをながれる御勅使川、滝沢川、坪川の3つの水系沿いに市街地が広がっています。サクランボ、桃、スモモ、ぶどう、なし、柿、キウイフルーツ、リンゴといった果樹栽培など、これまでこの地に根づいてきた豊かな風土は、そのまま南アルプス市を印象づけるもうひとつの顔となっています。

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2009年5月

【季節の便り】

素敵なふたり

 先日、南アルプス市出身で映画「おくりびと」のプロデューサー・中沢敏明氏の「帰郷上映会」が市内で行われました。事前に配布した市民限定の整理券は1時間で品切れとなる人気で、米アカデミー賞最優秀外国語映画賞に輝いた映画の鑑賞と受賞をお祝いしようと大勢の市民が会場を訪れました。
 当日は、午後1時半の開場にもかかわらず、朝7時から待っているという方もいて、会場は満席になっていました。
 舞台に上がられたご夫妻にアナウンサーが質問していました。大勢の人の前でお互い相手をほめる言葉が幾度となく出てきたのですが、聞いていても違和感がなく何て素敵なご夫婦なんだろうと感じました。
 「子どもは褒めながら育てることが大事」とはよく言われることですが、こういう姿を目の前にすると、子どもばかりでなく何事も“けなす”ことより“ほめる”ことを心がけたいと感じた時間でした。

イベント情報 【フルーツ山麓フェスティバル2009】

 ~フルーツと山岳の魅力を五感で味わえるイベント!~

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※写真は2008年撮影

開催日時:6月7日(日)
場所:南アルプス市櫛形総合公園

内容
<フルーツエリア>
クイズラリー(午前11時と午後2時の2回実施)

  • 先着各500名(計1000名)
  • 正解者には、サクランボをプレゼント!
    ※会場内に当日限りのスウィーツパーラーがオープン!フルーツをふんだんに使ったスウィーツをご賞味ください。

<農産物直売エリア>
南アルプス市で育った新鮮でおいしいサクランボ、ハウス桃、キュウリ、トマト、トウモロコシなどを直売します。新鮮なトウモロコシをその場で焼く焼きモロコシも好評です。

サクランボの種飛ばし大会(受付:午前9時30分)

  • 先着500名までの参加可能(予選あり)
  • 各部1位~5位まで賞品あり

侍戦隊シンケンジャーショー(午前11時と午後2時の2回開催)
シンケンジャーと握手や写真撮影ができます。

南アルプスよさこい祭り
よさこい・一般ダンス合わせて40チーム、600人を超える踊り子が県内外から大集合。迫力ある演舞を披露します。

 

【南アルプス市 秘書課】

【連載 今、南アルプスが面白い】

南アルプス市と天井川

 南アルプス市には、西部にそびえる急峻(きゅうしゅん)な山地を流れ下ってきた河川によって、たくさんの扇状地が形成されています。扇状地の上には、古来から様々な人間の営みの痕跡が残され、南アルプス市の風土を形成する重要な要素のひとつとなってきました。

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【図】南アルプス市の扇状地
山から流れ下る河川により様々な扇状地が形成され、幾重にも複雑に重なりあっています。


 扇状地は、急峻な山肌を削りながら、その砂礫とともに勢いよく流れ下ってきた河川が平地に至り傾斜が緩やかになると、砂礫を運ぶエネルギーを失ってそこに砂礫を残し、長い年月をかけて扇状に堆積した大地です。河川による砂礫の運搬量はおびただしく、本市最大の扇状地である御勅使川扇状地の砂礫の厚さは100mを優に超えています。

 扇状地の上を、その時々に流れを変えながら流れ下っていた河川は、扇状地上の開発が進むにつれて堤防によりその流れを規制されていくことになります。そこには、豊かな生活を夢見る人々の願いと努力を見ることができます。

 河川に堤防が造られ、水の流れが狭い川道の中に閉じ込められるようになると、耕地は飛躍的に増加した半面、山から運ばれる大量の砂礫は行き場を失い、川道に堆積(たいせき)し、川底を押し上げて堤防を埋めてしまいます。そこで、人々はその上にまた堤防を“かさ上げ”し、この繰り返しにより、家の屋根により所を流れる高い「天井川」が形成されることになります。

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【図】天井川のできかた

 南アルプス市の南部、市の中でも最も標高の低い甲西地区には、こうした天井川が数多く見られます。天井川は、一度氾濫(はんらん)すると、洪水流が川に戻ることが出来ず、昔からこの地域に大きな被害をもたらしました。また、生活面より河川が高い位置にあるので、生活排水や耕地からの排水も困難になります。
 川を渡るのも不便になり、近年まで、天井川の下に道を通したトンネルが南アルプス市には4か所もありました。

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【写真】天井川と隧道(すいどう)
改修工事前(写真左)と後(同右)。西南湖にあった「南湖隧道」。


 度重なる堤防の“かさ上げ”によって形成された天井川。自らの住居や耕地を守りたいと思えば思うほど、堤防は高くなり、逆に水害時の被害は大きくなり、排水も困難になります。現在は、河床を下げる工事が行われるなど様々な工夫による河川整備行われ、こうした被害は解消されつつありますが、つい最近まで人々は常にその矛盾と対峙(たいじ)してきました。

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【写真】天井川の昔と今
かつて、お寺の屋根より高かった川底が改修により下げられたことが分かります(写真は滝沢川。改修工事の前と後。同じ場所)。


 まじめに自らの土地を守りぬく気持ちがなければ形成されることがなかった天井川。南アルプス市の南部に見られる数多くの天井川から、我々は、常に河川に向き合ってきた先祖の苦労と、たゆまぬ努力を知ることが出来るのです。

写真出典:山梨県土木部ほか1990『たきざわ川-改修工事完成記念誌-』

 

【南アルプス市教育委員会文化財課】

【季節の便り】

新緑がまぶしい季節

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 桜色の季節から新緑がまぶしい季節に移り変わり、市内からはとても鮮やかな黄緑の山々の景色が目に映ります。
 先日、4倍の競争率となったクラインガルテン(会員制市民型農園)が市内にオープンしました。代表の方が、「今まで東京都内のビルの設計に携わり、定年退職までコンクリートジャングルの中にいました。退職後、第2の人生はこれだ!と思い、すぐに応募しました」とあいさつされていたのが印象的でした。
 田舎で暮らす若者たちにとっては、今でも都会はあこがれの場所なのかも知れませんが、田舎の良さは都会に住んでみて、はじめて気付くものだと思います。
 ウグイスの澄んだ鳴き声が聞こえるクラインガルテンは、同じ市内に住み慣れた私たちでも住んでみたくなるような美しい山里の景色が目の前に広がり、心を癒してくれます。
 市は、新たに湯沢地区にも23年のオープンを目指して建設を予定しています。

アヤメが見ごろになります

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 5月9日、10日に行われる「アヤメフェア」に合わせ、滝沢川河川敷の両岸にはアヤメが咲き始めています。「アヤメを育てる会」のメンバーの方たちに日ごろから手入れをしていただいていますが、アヤメの花がお祭りまで咲いていて欲しいと願っています。
 9日は、市民団体の出店などがあり、10日は伝統ある「流鏑馬」も行われますので、一度ぜひ足を運んでみてください。

 

【南アルプス市 秘書課】