2014年収穫(メルロー編)
8月30日、シャルドネに続いてメルローの収穫です。シャルドネの植樹以降初めてとなる、シャルドネとメルローの同日収穫です。シャルドネの収穫後、休憩をはさんですぐにメルローの収穫に入りました。メルローの収穫は昨年より1日遅く、収量は955キロでした。ちなみに記録的猛暑だった昨年の収量は、過去最多の1360キロでした。
メルローは、一部まだ青いままだったり、赤い状態のままだったりと、熟し切れていない粒もみられ、例年に比べムラがあります。収穫時の選果にも時間がかかり、予定終了時間を1時間以上オーバー。最後は「まき」が入りながらの作業になりました。以下、メルローの仕込み即時分析値です。
比重 1.076
糖度 18.02%
pH 3.64
総酸(酒石酸換算) 5.25 g/l
2014年の山梨は、難しいヴィンテージになりそうです。特に黒系ブドウは、着色不良や玉割れなどの状況がみられると聞きます。8月半ば以降は曇りがちの日が多く、日照時間が平年を大幅に下回りました。甲府地方気象台によると、8月の甲府の日照時間は136.2時間(平年比69%)にとどまりました。また、今年は畑にカメムシが大量発生し、防除に追われた年でもありました。
写真はいずれも古屋敏之さん(アドブレーン社)撮影
※除梗編に続く
(2014年09月12日更新)