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圃場データ

標高
350メートル
栽培
ヴィニュロンズクラブ
栽培品種 メルロー(約900本)
栽培面積
17アール
台木
5BB、3309、101-14
植樹
2008年3月22日
栽培品種 シャルドネ(約900本)
栽培面積
20アール
台木
101-14
クローン
95番、96番、277番
植樹
2012年6月16日
栽培品種  シャルドネ(約490本)
栽培面積
17アール
台木
101-14
植樹
2013年3月31日

ブログ担当 プロフィール

古畑昌利
山日YBSグループ勤務。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート・エクセレンス、SAKE DIPLOMA。米国ワインエデュケーター協会認定ワインスペシャリスト(CSW)

09年始動

今年もいよいよ作業が始まりました。7日に剪定(せんてい)を行いました。冬季の剪定は、果実が付く芽の数を限定するのが目的となります。

マンズワインの中山正男さん(写真左・中央)と、武井千周さん(写真右・左)に指導していただきました。

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昨年伸びた枝を間引いていきますが、2シーズン目の今年は「長梢(ちょうしょう)剪定」にするとのことです。昨年の若枝が伸びたのが「長梢」。残す枝を見極めていくのですが、実際にやってみると「どこをどう切ればいいの?」と頭を悩ますことばかりです。ちなみに、この長梢を短く剪定し、2芽にしたのを「短梢(たんしょう)」と言いまして、本格的に収穫する3年目以降は「短梢剪定」にするそうです。

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剪定ばさみの「シャキ」「シャキ」という音が心地よく畑に響きます。鉛筆より明らかに細い枝は2芽ほど残して、思い切って切り落としました。今年の成長に期待をかけます。

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剪定した枝の片付けも大切な作業です。

短梢剪定は作業のしやすさが利点です。中山さんからは「ブドウの枝は先端にいくほど優勢となりますが、メルローはその傾向が顕著です。裏を返せば、先端以外はあまり芽吹きがよくないのです。でも、短梢のように2芽しか残さなければ、必ず芽は出てきます」と、教えていただきました。メルロー栽培=短梢剪定に納得です!

下の写真は枝先の2芽以降で芽吹きをよくするための方法だそうです。

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「3月上旬ごろまでに、芽の先5ミリ程度のところに芽傷を入れます」と中山さん。上の写真の中央辺りに「芽傷」がありますが、確認できますでしょうか。特に枝ぶりが強い場合には、2月にメリット青2倍液を芽に塗布する方法もあるそうです。

ボクトウガの被害を受けた枝を発見しました。枝の途中が根のような状態になっています。これは迷わず、切り落とします。

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甲府は2月に入ってから暖かい日が続いています。この日はお昼をはさんでの作業でしたが、外で弁当と豚汁を食べるのにちょうどいい陽気でした。

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剪定も終わり、ブドウ畑もさっぱりしたように見えます。

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(2009年02月10日更新)

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