プロの目から見た現状
2日、マンズワインの武井千周さんが双葉農場を訪れました。武井さんは南米に1ヵ月半出張していて、植樹後の畑を見るのはこれが初めてです。
武井さんは塩山市(現甲州市)生まれ。
1993年にマンズワイン入社。
99年に渡仏し、ボルドー大学ワイン醸造学部で学びました。
その間、シャトー・コス・デストゥルネル(※1)、ジャン・ピエール・ムエックス社(※2)などで実習を受けました。
2002年、日本国内では数少ないフランス国家資格のワイン醸造士資格を取得。
現在はマンズワイン研究開発部に所属しています。
現在のヴィンヤードと、基準木の様子です。基準木は畑の中でも比較的成長が早く、着実に葉を広げているように見えます。
まずは畑を一周して、この時期萌芽していない苗木をチェック。畑の中でもよくみると、生育にばらつきがあります。芽が膨らんでいない木は植え替え候補として目印をつけました。
視察後、武井さんは「きわめて順調に育っています」と感想を述べました。
しかし、油断は禁物。「むしろ、これからが大変です。苗木は病気にかかりやすいので、早い段階での徹底した防除が求められます」とのアドバイスを受けました。
※1)シャトー・コス・デストゥルネル ボルドー・メドック地区サン・テステフ村。メドック格付け第2級
※2)ジャン・ピエール・ムエックス社 シャトー・ペトリュスで有名。ボルドー右岸の赤ワインだけを専門に取り扱うシャトー・オーナー兼ネゴシアン(ワイン商)。
(2008年05月07日更新)