芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

お知らせ

 南アルプス市芦安山岳館メールは、2023年3月末をもって配信を終了しました。今後は、南アルプスNetやFacebookなどで、山岳情報や観光情報などを随時発信していきます。

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山岳館便り

【山岳館便り】

白鳳峠の紅葉(10月28日)

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 白鳳峠の紅葉も見ごろを迎えました。にぜひお出かけください。(撮影日:10月28日)

【山岳館便り】

芦安の紅葉が見ごろ

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 芦安の紅葉が見ごろを迎えました。この時期にぜひお出かけください。(撮影日:10月27日)

【山岳館便り】

紅葉の夜叉神峠へ ~落葉拾いでアートをしよう~

 紅葉の夜叉神峠を散策しながら落葉拾いをし、拾った落葉て自分だけのオリジナル「しおり」を作ってみませんか。

開催要項
開催日  2009(平成21)年10月24日(土)
時 間  午前9時~午後3時ごろ
場 所  夜叉神峠(落葉拾い)  芦安山岳館(しおり作り)
集合場所  南アルプス芦安山岳館
定 員  先着10名
参加費  無料
申込み方法  TEL・FAX・メール・葉書にて。
 ※FAX・メール・葉書でお申込みの方は、
◎お名前 ◎ご住所 ◎生年月日 ◎TELをご記入のうえお申込みください。
雨天時  雨天中止(中止の場合は場合は事前に主催者より連絡します)
お申込み
お問い合わせ
 南アルプス市芦安山岳館
 〒400-0241 山梨県南アルプス市芦安芦倉1570
 TEL : 055-288-2125 FAX : 055-288-2162
 E-mail : natori-ti2@city.minami-alps.yamanashi.jp
 開館時間…午前9時~午後5時
 休館日…水曜日(祝日の場合は翌日、7月20日~8月31日は無休)、年末年始

【山岳館便り】

難病と闘いながら北岳登頂 150回達成

20090924_016 南アルプス・北岳登山を続けている神奈川県藤沢市の塩沢功さん(61)が、150回目の登頂を果たした。手足の震えなどが起きるパーキンソン病を患いながらも、年10回以上のペースで登山を続けての達成。塩沢さんは「登山を続けてきたから今も元気でいられる」と話している。
 41歳で職場の仲間と奥穂高岳に登ったのをきっかけに登山を始めた。その後、年数回北岳に登るようになり、52歳で登頂50回を達成。しかし、55歳の時、「右腕が震え、声が出しにくくなった」。パーキンソン病と診断されたが、北岳登山は続けた。
 記念すべき150回目の登頂には仲間ら約30人が同行。雨にも見舞われたが、今月13日、山頂に立った。「雨の中、体調不良の同行者の荷物も背負った。小屋に着くまでに薬が切れ、きつかったよ」と振り返る。
 「花、山の形、自然すべてが北岳の魅力。何よりも国内第2の高峰に登りきった人の満足な顔から元気をもらえる」と話す塩沢さん。「65歳までに200回登りたい」と意気盛んだ。

(写真)北岳登頂150回を果たした塩沢功さん=南アルプス・北岳

【山梨日日新聞社 9月24日掲載】

【山岳館便り】

ヒマラヤ8000m 天空の頂をめざして 加藤慶信追悼展

(5月31日まで 南アルプス芦安山岳館)愛用登山用品・記録写真・追悼文などを展示している。入館料中学生以上200円、小学生100円。水曜休館。(電話)055(288)2125。

【山梨日日新聞社 9月17日掲載】

【山岳館便り】

山の岩肌や雲、雪渓 生徒の山岳写真展示

20090913_020_2  南アルプス・芦安中は12日、学園祭を開き、生徒が全校登山で撮影した写真の展示を始めた。今後、南アルプス芦安山岳館や市内の金融機関などにも展示する。
 全校生徒14人が7月20、21の両日に仙丈ケ岳(標高3033メートル)登山時に撮影した3枚の組写真を出品。山の岩肌や雲、雪渓、木々などの自然や、仲間の表情をとらえた写真が並び、作品に込めた思いを添えている。会場には、地域住民や小学生らが詰め掛け作品に見入っていた。
 作品は同校のホームページで披露しているほか、今後は公共施設などで展示を続ける予定。同中3年の角田昌平君(14)は「僕たちの感性を通じて、南アルプスの美しさを感じてほしい」と話していた。

(写真)写真に見入る子どもたち=南アルプス・芦安中

【山梨日日新聞社 9月13日掲載】

【山岳館便り】

南アのふもと「住んでみて」 休眠宿泊施設を個人貸し出し

20090912_026 南アルプス市は11日、利用が低迷していた同市芦安芦倉の市営宿泊・研修施設「みどりの郷 くつさわ」について、来年度から個人住居として1年間貸し出す方針を明らかにした。人口約400人と過疎化による人口減が著しい芦安地区への定住促進対策の一環。南アルプスのふもとの自然豊かな地で生活体験をしてもらった後、希望すればその後の住居探しも支援する。市は貸し出しに関する条例改正案を9月定例市議会に提出する。

 市観光商工課によると、施設の貸し出しは全4棟。木造平屋で1棟当たりの延べ床面積は約420平方メートル。貸し出しは来年4月からで、年間24万円で貸し出す。1組1年間の限定契約で、入居者には近くの農地も紹介する。
 これまで施設は宿泊施設として観光客などが利用。小中学校の体験学習、研修でも活用してきたが、利用低迷などで2007年9月から休止していた。市が新たな活用策を検討していて、地域振興に向けて利用形態を見直した。
 9月市議会で関連条例案が可決されれば、現地説明会を開催し、入居者を募集していく予定。
 芦安地区の人口は9月1日現在で409人。人口減が続く中で、地区外の住民に生活体験により芦安の良さに触れてもらい、定住化を促す。1年間の体験後、市が取り組む空き家バンクなどの物件を紹介し、移住をサポートしていくという。

(写真)来年4月から1年を通じて貸し出す「みどりの郷 くつさわ」の施設=南アルプス市芦安芦倉

【山梨日日新聞社 9月12日掲載】

【山岳館便り】

登山者守る「若き山番」 北岳に山岳救助のスペシャリスト

20090824_001 国内第2の高峰・南アルプスの北岳に山岳救助のスペシャリストがいる。山頂近くの山小屋「北岳肩の小屋」に勤める森本千尋さん(29)。平均的な登山で6時間かかるとされる広河原~肩の小屋間を1時間半で登る脚力を生かして、いち早く現場に駆け付け、迅速な処置と的確な判断で足の切断を免れた人もいる。「若き山番」が北岳の山岳観光を支えている。
あきらめない
 「登山道で倒れている人がいます」。13日午後1時ごろ、登山者からの連絡を受けると、森本さんは山小屋を飛び出した。現場には60代の男性が倒れ、呼吸をしていない。自動体外式除細動器(AED)がある白根御池小屋に無線連絡し、中間地点でAEDを受け取ると、現場に舞い戻った。
 しかし、AEDのパッドを胸に当てても心電図が測れない。男性が所持していた薬を飲ませたが、効果はなかった。霧のため救助のヘリも期待できそうにない。警察からの指示を待つ間、山小屋の従業員と交代で、約4時間にわたって心臓マッサージを続けた。
 結局、午後7時、山小屋に宿泊していた医師が男性の死亡を確認。翌日、ヘリで遺体が収容された。森本さんは言う。「少しでも可能性があるなら、あきらめたくない」
 標高3193メートル。国内で2番目に高い山、北岳。最高峰の富士山は初心者でも比較的登りやすいのに対し、北岳は経験者にとっても難しい山とされる。通報を受ける警察も、高所の山岳事故や遭難は、森本さんら山小屋に詰める山番に頼らざるを得ない。
 旧芦安村出身の森本さんは祖父、父と続く3代目の山番。山梨学院高時代は駅伝、同大進学後は山岳競技にのめり込んだ。1~3年時に国体に出場、踏査競技で6位入賞したこともある。2年間自衛官を務めた後、4年前から父親が経営する山小屋で働いている。
的確な判断
 下界とは隔絶された環境だけに、素早い判断と臨機応変さが求められる。山小屋で働き始めて3年目のことだった。八本歯と呼ばれる岩場で転んだ男性がすねを骨折した。連絡を受けたのは現場とは反対側の登山コース。急いで現場へ向かった。
 登るにつれて深くなる霧。無線で受けた指示は「山小屋まで運んで天候の様子を見てヘリを要請する」というものだった。しかし、森本さんには「下れば霧が薄くなる」との確信があった。
 ザックから出したザイルを体にまくと、男性を背負った。「霧が切れるところまで下りればヘリを呼べる。1日たってからでは、足を切断する可能性もあった」。男性はヘリで搬送され、無事救助された。後日、本人や親族から寄せられた感謝の言葉を聞いて思った。「あの判断は間違っていなかった」
 6月~11月までの登山シーズンは山小屋に詰め、横浜市内に住む妻と顔を合わせるのは、半年間で3回程度だ。
 行方不明の捜索、遺体収容…。悲惨な現場を目にすることが少なくない中、胸に秘めた使命感が森本さんを支えている。「これからも的確な判断と迅速な行動で多くの人を助けたい」。若き山番は今日も登山客を見守っている。〈雨宮 悠希〉

(写真)登山道脇で約4時間、心肺蘇生を行ったことを振り返る森本千尋さん=南アルプス(標高2900メートル付近)

【山梨日日新聞社 8月24日掲載】

【山岳館便り】

「南アルプス保全やBR推進を」 関係省庁へ要望書

 山梨、長野、静岡の3県の関係10市町村でつくる南アルプス世界自然遺産登録推進協議会は18日、南アルプスの保全やユネスコの登録制度である「BR」(生物圏保存地域)推進に関する要望書を環境省など関係省庁へ提出した。
 同日は、推進協副会長の今沢忠文南アルプス市長ら関係者が上京。BRに関しては文部科学省内の日本ユネスコ国内委員会を訪れ、推進協がBR調査・研究部会を設置したことを踏まえ、新規登録に向けた積極的な取り組みや、周知、登録に関する情報収集など体制整備の充実を要望した。
 また、南アルプスの保全に関する要望書を環境省と林野庁に提出。(1)南アルプス地域での高山植物の被害対策の実施(2)南アルプス国立公園の公園区、公園計画の見直し-を訴えた。要望書では、国による早期の保全計画策定と対策実施を求めている。
 推進協は、南アルプスの世界自然遺産登録に向けて学術的価値の調査研究や、環境保全に向けた対策を進めていて、今後も関係機関への要望活動を継続していくという。

【山梨日日新聞社 8月19日掲載】

【山岳館便り】

「甲斐犬の里」復興へ 飼い主探し、繁殖めざす

20090815_019_5 天然記念物の甲斐犬の発祥の地・南アルプス市芦安地区で、「甲斐犬の里」の復興を目指す動きがある。同地区の市職員伊井和美さん(49)が育てる愛犬が産んだ子犬に市内に飼い主が見つかり、現在は2匹が元気いっぱい成長。市内の飼い主も繁殖により次世代へつなぐ意向を持っていて、伊井さんは「合併した今、甲斐犬の里は芦安であり南アルプス市でもある。市内で普及したい」と意気込んでいる。

 市などによると、甲斐犬は大正末期に発見された山梨県特有の日本犬。ほかの種類の犬と比べスピードや跳躍力があり、狩猟パートナーや番犬として飼われることが多い。1934年に国の特別天然記念物に指定されている。旧芦安村が発祥の地とされ、かつては同地区の多くの家で飼われていたが、現在は数える程度にまで減少したという。
 伊井さんは甲斐犬の里の復興を目指して94年から飼育を始めた。現在は5匹を飼っていて、子犬が生まれると希望者に譲っている。
 昨年11月と今年5月に計8匹が生まれ、もらい手を探したところ、市内で2軒、市外で5軒が引き取った。
 昨年、甲斐犬(雄)を譲り受けた同市飯野の斉藤謙二さん(56)は、「ムア」と名付けて大切に育てている。「甲斐犬というと人を寄せ付けない番犬のイメージがあったが、人なつっこくて忠誠心も高い」と語る斉藤さん。「チャンスがあればムアの子犬を授かり、甲斐犬を市内に広めたい」と、甲斐犬の繁殖を願っている。

(写真)甲斐犬の普及に取り組む伊井和美さん(右)と斉藤謙二さん=南アルプス市飯野

【山梨日日新聞社 8月15日掲載】