芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

お知らせ

 南アルプス市芦安山岳館メールは、2023年3月末をもって配信を終了しました。今後は、南アルプスNetやFacebookなどで、山岳情報や観光情報などを随時発信していきます。

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【山岳館便り】

難病と闘いながら北岳登頂 150回達成

20090924_016 南アルプス・北岳登山を続けている神奈川県藤沢市の塩沢功さん(61)が、150回目の登頂を果たした。手足の震えなどが起きるパーキンソン病を患いながらも、年10回以上のペースで登山を続けての達成。塩沢さんは「登山を続けてきたから今も元気でいられる」と話している。
 41歳で職場の仲間と奥穂高岳に登ったのをきっかけに登山を始めた。その後、年数回北岳に登るようになり、52歳で登頂50回を達成。しかし、55歳の時、「右腕が震え、声が出しにくくなった」。パーキンソン病と診断されたが、北岳登山は続けた。
 記念すべき150回目の登頂には仲間ら約30人が同行。雨にも見舞われたが、今月13日、山頂に立った。「雨の中、体調不良の同行者の荷物も背負った。小屋に着くまでに薬が切れ、きつかったよ」と振り返る。
 「花、山の形、自然すべてが北岳の魅力。何よりも国内第2の高峰に登りきった人の満足な顔から元気をもらえる」と話す塩沢さん。「65歳までに200回登りたい」と意気盛んだ。

(写真)北岳登頂150回を果たした塩沢功さん=南アルプス・北岳

【山梨日日新聞社 9月24日掲載】

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