芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

お知らせ

 南アルプス市芦安山岳館メールは、2023年3月末をもって配信を終了しました。今後は、南アルプスNetやFacebookなどで、山岳情報や観光情報などを随時発信していきます。

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 こちらをご覧ください。

【山岳館便り】

南ア広河原山荘、21年6月に移転

8月に着工、3階建て

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 南アルプス市芦安芦倉の広河原で移転新築が計画されている市広河原山荘について、市は8月に着工し、2021年6月の南アルプス開山祭に合わせてオープンする方針を固めた。市観光商工課は「南アルプス山岳観光を象徴する施設としたい」としている。

 【写真】新しい広河原山荘の建設地(奥)。左は広河原インフォメーションセンター=南アルプス市芦安芦倉

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 同課によると、新しい広河原山荘は野呂川左岸の広河原インフォメーションセンターから、ロータリーを挟んで南東側に新築。鉄筋コンクリート3階建てで、内外装には県産材を活用する。延べ床面積は860平方メートルで、現在の山荘(同445平方メートル)の倍近くとなる。

 【写真】南アルプス市が新たに建築する広河原山荘のイメージ

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 1階には開放的なロビーやエントランスホール、食堂などを整備。2階には個人のスペースがある10~12人部屋を4室、浴室2室を設ける。3階は15人部屋1室のほか、ベッドやソファを備えた5人部屋が7室。収容人数は現在の70人から100人に増える。

 【写真】新しい広河原山荘の1階のイメージ

 保安林の解除や国立公園事業の内容変更の協議などを終え、現在は造成工事中。冬季は降雪など環境が厳しいため、建設工事可能な期間は4~11月となる。事業費は約5億7千万円。

 野呂川右岸にある現在の山荘は、1985年7月に建設。築34年が過ぎ、外壁にカビが生えるなど老朽化が進んでいる。緊急車両の乗り入れのしやすさなどを考慮し、林道南アルプス線が通る左岸側への移転を決めていた。

【山梨日日新聞 6月5日掲載】

[南アルプス芦安山岳館]
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