南アルプス市の建設会社「横内」(横内富雄社長)などは25日、東日本大震災で被災した宮城県石巻市の中学生を南アルプス市に招いた。被災地ボランティアをしたことがきっかけに交流が生まれ、初めて企画した。 同会などは2年前から石巻市で炊き出しをしたり、同市の中学生に卒業記念の印鑑を贈るなど交流を続けてきた。今回は大須中の全校生徒12人を無料で招待。生徒らは初日、バーベキューをしながら地元の芦安中生徒と交流を深めた。26日は富士山5合目も訪れた。 大須中の佐藤昌也君は「地元は周りが海なので、山に囲まれた場所に来たのは初めてで楽しかった」と感想。芦安中の林優花さんは「たくさん話ができる友だちができた。これからも交流ができたらうれしい」と笑顔を見せた。 生徒らは27日まで滞在し、南アルプス市で桃狩り体験も行う。
(写真)バーベキューをして楽しむ宮城・大須中の生徒ら=南アルプス市芦安芦倉
【山梨日日新聞 7月27日掲載】