南アルプスでの遭難防止に向けた活動をしている「大久保基金の会」の主催で、山岳地域における救急法講習会が行われました。
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1日目の様子 |
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2日目の様子 |
山小屋関係者や山岳救助に関わっている方々が芦安山岳館に集まり、1日目はMFA(MEDIC First aedAid)資格の認定講習会が開催されました。心肺蘇生法、AEDを使用した一次救命救急の方法を学びました。参加者は普段から遭難救助や傷病者の手当てに関わっている方ばかりでしたので、それぞれが経験した実際の救助の場面を話し合いながら真剣に取り組んでいました。
2日目は、南アルプス警察署山岳関係者やNPO法人芦安ファンクラブ、甘利山クラブのメンバーなどが加わり、山岳地域における応急手当の方法を学びました。特別な装備ではなく、ザックやストックなどその場にあるものを使った手当の方法を教えていただき、より実践に近い感覚で講習を受けることができました。
今年も間もなく登山シーズンがやってきます。すべての方が安全に登山をされることを願いながら、もし緊急の場面に遭遇した時には、今回の講習会で学んだことが生かせるようにしていきたいと思いました。