今回は、芦安山岳館周辺と北岳の紅葉情報をお伝えします。
現在芦安ではニシキギ(写真・左)やカツラ(同・右)、サクラなどが色付き始めています。前回ご紹介したアキノキリンソウが、山岳館周辺でもたくさん咲き始めました。緑一色だった芦安に少しずつ赤や黄色が増えてきて、これから山岳館までの通勤が楽しみになりそうです。この様子だと11月7日に芦安小学校で行われる「芦安紅葉まつり」の頃には紅葉も一番いい時期を迎えられそうだと期待しています。
毎年行われてきた「芦安紅葉まつり」も今年で最後になるという事なのでとても残念です。たくさんの楽しいイベントや地元のおいしい物も食べられるので、是非たくさんの方に芦安に足を運んでいただきたいと思います。
続いて、今月の初めに北岳に行ってきた山岳館の職員や、芦安ファンクラブのメンバーが撮影した写真で北岳の紅葉状況をお伝えします。北岳では現在、秋の稜線の主役とも言えるウラシマツツジ(写真・左)やクロマメノキ(同・右)などが赤く色付いてきています。この様子だと今月中は素晴らしい紅葉が楽しめそうです。
紅葉の色付きに合わせるかのように、北岳の雷鳥たちは冬の白い羽毛が伸び始め、おなかの辺りが真っ白になっています。北岳が雪に覆われる冬期には全身真っ白の冬羽になって、雪の上にいても目立たなくなるということです。
広河原周辺の紅葉は今月下旬ころにピークを迎えそうだということなので、その頃にまた山岳館メールでお伝えしたいと思います。
[南アルプス芦安山岳館スタッフ]