南アルプス・芦安小で19日午前9時から「芦安ふれあい運動会」が開かれる。今年から芦安中の学園祭体育部門を新たに統合し、実施団体には芦安小中に加え、地域の保育所や体育協会、社会福祉協議会が名を連ねる“住民総出”のイベントとなった。プログラムは児童生徒、親子、子どもと高齢者など世代を超えて楽しめる内容とし、地域一体となって取り組む。
例年、同運動会は芦安小と地域が連携した行事として開催。芦安中は独自に学園祭を行ってきたが、子どもたちの要望などから合同実施することになった。同校によると、約20年前までは小中合同の運動会だったが、それ以降は学園祭「白峰祭」として小学校と切り離して実施している。
テーマは「創り上げよう。みんなの笑顔で!爆発させよう!みんなの元気」。プログラムには、「縦割り班対抗リレー」など児童生徒が力を合わせて取り組む競技も組まれていて、子どもたちは当日に向けて合同練習に励んでいる。
また、芦安小児童が伝統的に取り組んでいる一輪車演技に同校OBが出演。昨年の運動会で初めて披露されたOBによる演技を継続し、今回は児童との共演もあるという。このほか、県消防団員操法大会に同市消防団の代表として出場して優勝した芦安地区の消防団によるポンプ操法も予定されている。
芦安中生徒会長の樋川綾さんは「みんなで協力し、笑顔いっぱいの最高の運動会をつくり上げたい」と話している。
(写真)運動会の練習に励む芦安小中の子どもたち=南アルプス・芦安小
【山梨日日新聞社 9月18日掲載】