芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

お知らせ

 南アルプス市芦安山岳館メールは、2023年3月末をもって配信を終了しました。今後は、南アルプスNetやFacebookなどで、山岳情報や観光情報などを随時発信していきます。

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【山岳館便り】

QRコードで登山情報を提供する「南アルプスナビ」10月スタートへ

 年間数十万人が訪れる南アルプスで、携帯電話を使った情報提供サービス「南アルプス山歩きナビゲーション(Mナビ)」が今秋スタートする。北岳や間ノ岳の登山道に設置された道標などに、カメラ付き携帯電話で読み取るとサイトにつながるQRコードを張り、アクセスした登山客に周辺で観察できる動植物などの情報を提供。入山前に登録しておけば、山頂に到着したことを知らせるメールも、ふもとの家族などに送信する。各ポイントでアクセスした履歴は記録するため、「山岳遭難の際の素早い対応にも役立つ」という。
 Mナビは南アルプス市とNPO法人・芦安ファンクラブが実施。登山客がQRコードを読み取って専用サイトにアクセスすると、ポイント周辺の情報を提供するページにつながる仕組み。今後、登山道上の道標などにQRコードを印刷したシールを張り付け、10月からのスタートを目指している。
 QRコードは北岳山頂周辺や北岳から間ノ岳までと小太郎山までの稜線沿いにある道標など12カ所に貼付。南アルプス一帯は携帯電話が通じにくいが、電波が届く場所を探し出した。今後、設置個所を増やしていく方針で、将来的には「静岡、長野の両県側を巻き込んだ国立公園一帯で事業を展開していきたい」という。
 提供する情報は、各ポイントの標高や地図、最寄りの山小屋の情報、観察できる動植物、ふもとの観光情報などを想定。また、事前に登録しておけば、山頂周辺のポイントでアクセスすると、登山客の家族などに山頂に到着したことを知らせるメールを自動送信する。
 各ポイントで登山客がアクセスした時間はサーバーに記録。どのルートで登山したかや、各ポイントの通過時間を把握することができるため、「万が一、遭難した際にも迅速に捜索に当たれる」という。将来的には電子入山届として活用することも検討している。日本山岳協会は「あまり聞いたことがない取り組み」としている。

【山梨日日新聞社 9月2日掲載】

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