今回は、8月1日に芦安山岳館で行われたワークショップについてご紹介します。
このワークショップは、現在山岳館で開催されている企画展「エコロジカルアート展」の笹井先生による「エコアプローチ造形ワークショップ」で、タイトルは「松かさは未来のエネルギー? -松かさで動くクモを作ろう-」です。
初めに、先生から作り方や注意点などの細かい説明がありました。
工作の内容は松かさに何箇所か穴を開け、その穴に2種類を混ぜて作った強力な接着剤を付けた竹ひごを差し込んで接着して、クモの足にします。
足に使う竹ひごは火であぶり、柔らかくなったところで少しずつ力を加えながら曲げていきます。足作りが意外と難しくて、折ってしまう子もいましたが、友達や家族に手伝ってもらいながら大小さまざまな形のクモがたくさん出来上がりました。
松かさは濡れた状態だとかさが閉じて、乾くと開きます。その構造を利用して、かさを濡らして閉じると足がしっかり立つような仕組みになっていました。
参加者の皆さんは少し苦戦していたようですがお友達と相談し合いながら楽しく作業していました。
最後に参加者の方が用意してくれていたジュースを皆で飲みながら「楽しかった!」とか「難しかったね」など楽しく雑談してワークショップは終了しました。
自然の恵みと触れ合いながらたくさんのお友達と行った今回のワークショップは子どもたちにとって夏休みの良い思い出になったと思います。私が作ったクモを山岳館に飾ってありますので、来館された際には探してみて下さいね。
[南アルプス芦安山岳館スタッフ]