冬山登山者の遭難が相次ぐ中、県山岳遭難対策協議会南アルプス支部(支部長・佐藤元治南アルプス署長)は26日、南アルプス市芦安芦倉の夜叉神の森駐車場で、登山者に遭難防止を呼び掛けた。
同支部指導員や警察署員、市山岳救助協力隊員約15人が参加。鳳凰三山に向かう登山者に、登山計画書の提出を指導し、山岳遭難事故防止を呼び掛けるチラシを配布した。
駐車場には、芦安中の生徒が撮影した写真からデザインした看板を設置した。
【山梨日日新聞社 12月29日掲載】
芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。
お知らせ
南アルプス市芦安山岳館メールは、2023年3月末をもって配信を終了しました。今後は、南アルプスNetやFacebookなどで、山岳情報や観光情報などを随時発信していきます。
<南アルプスNet>
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冬山登山者の遭難が相次ぐ中、県山岳遭難対策協議会南アルプス支部(支部長・佐藤元治南アルプス署長)は26日、南アルプス市芦安芦倉の夜叉神の森駐車場で、登山者に遭難防止を呼び掛けた。
同支部指導員や警察署員、市山岳救助協力隊員約15人が参加。鳳凰三山に向かう登山者に、登山計画書の提出を指導し、山岳遭難事故防止を呼び掛けるチラシを配布した。
駐車場には、芦安中の生徒が撮影した写真からデザインした看板を設置した。
【山梨日日新聞社 12月29日掲載】
冬山登山者の遭難が相次ぐ中、南アルプス署と芦安中は、山岳遭難防止を呼び掛ける看板を作る。今夏、生徒が仙丈ケ岳(標高3033メートル)に登山した時に撮影した写真を伸ばし、「無事に帰ってこうし!」「けがしちょし!」などの呼び掛けを加えてデザイン。25日に南アルプス市芦安芦倉の夜叉神の森駐車場に設置し、26日同所で行う冬山遭難事故防止指導に生かす。
看板は横85センチ、縦60センチが2種類、横60センチ、縦85センチが1種類。同校が約20年前から毎年続けている南アルプス登山を生かし、今年7月に撮影した写真から学年ごとにデザインする。実際に登山した子どもたちが訴え掛けることで、登山者への関心を高める狙いがある。「帰りを待っている」「ただいまであふれる家族の笑顔」などのキャッチコピーを入れ、悪天候や不十分な装備での強行登山を思いとどまる効果を期待している。
3年生の看板は25日に設置。1、2年生の看板は来年のゴールデンウイーク前に設置する予定。
同署によると、年末年始の連休に入ると、南アルプスの登山者は増加するという。同署は「登山者には、登山者の安全が南アルプスのふもとの子どもたちの願いだと認識して無理をしないでほしい」と話している。
(写真)3年生の写真を採用したデザイン
【山梨日日新聞社 12月24日掲載】
南アルプス市議会は16日、12月定例会を再開。市は代表質問の答弁で、芦安地区の公共施設に甲斐犬の資料を展示し、発祥の地として観光客にPRする考えを明らかにした。
森岡千代野氏(かがやき21)の質問に答えた。市農林商工部によると、芦安地区を訪れる観光客らに、国天然記念物の甲斐犬発祥の地であることを知ってもらうのが目的。歴史をたどる資料や写真などを収集した上で、芦安山岳館など既存の公共施設の特設コーナーで展示する。
展示施設は今後、選定を進める考えで、市は「観光客にPRするとともに、市民にも芦安地区が甲斐犬の里であることを再認識してもらい、市内での飼育頭数の増加につなげたい」(同部)としている。
甲斐犬は大正末期に発見された山梨県特有の日本犬。1934年に国の特別天然記念物に指定された。芦安地区が発祥の地とされ、多くの家で飼われていたが、現在は13頭まで減少している。
同日はこのほか、亀ケ川正広(共産党)浅野伸二(南政クラブ)斉藤博明(公明党)野田修作(新風クラブ)の4氏が代表質問。穴水俊一(共産党)内藤政勝(かがやき21)の2氏が一般質問した。
【山梨日日新聞社 12月17日掲載】
山あいに約400人が暮らす南アルプス市芦安地区。高齢化が進む地域で毎朝、新聞を配達しているのは芦安中の全校生徒15人だ。坂道を徒歩で上りながら、一軒一軒配る生徒の姿は半世紀続く光景。笑顔であいさつを交わし、毎日欠かさず新聞を届けている。
「おはようございます。新聞です」。午前6時、周囲が暗いうちから、生徒たちの「仕事」は始まる。同市在家塚の渡辺新聞店から配送された90世帯分の新聞を、5人で分担して配達する。
1人当たりの担当は約20世帯。ショルダーバッグに詰め込んだ新聞の重さは、ページ数が多いときには10キロ近くになる。1日おきに交代で配っていて、都合の悪い場合は仲間同士でフォロー。新聞が届かない日はない。
50年以上続く全校生徒による新聞配達。大人の配達人を確保するのが難しい芦安地区で、貴重な戦力になってきた。親子2代で配達を経験している世帯も多く、かつて父親も配達していた2年の清水優奈さん(14)は「親の世代から続いている。すごい」と話す。
一方、配達が始まったという1955年ごろ、約80人いた生徒は現在、5分の1以下に。配達のペースは3日おきから1日おきに増え、以前は高校受験を機に“卒業”していた3年生も受験勉強の傍ら、配達を続ける。「伝統を絶やすわけにはいかない」。3年の岡崎英一君(15)はこう力を込める。
「いつもありがとね」と玄関先で出迎える住民も少なくない。「子どもたちが笑顔で声を掛けてくれるので、今日も頑張ろうという気持ちになる。毎朝欠かさず配達してくれる生徒たちは地域の誇り」と芦安芦倉の名取文子さん(77)。生徒たちは地域に元気も届けている。〈文=青柳秀弥、写真=広瀬徹〉
(「ふるさと・やまなし元気になあれ」は随時掲載します)
(写真)早朝、地域の駐在所に新聞を届ける岡崎英一君(左)=南アルプス市芦安芦倉
【山梨日日新聞社 12月13日掲載】