武田信玄生誕500年記念事業の実行委員会が制作を進めてきた、武田二十四将の小山田信茂に焦点を当てたドラマが完成した。武田家の「逆臣」「忠臣」と見解が分かれる信茂の人物像に迫る5話構成。動画投稿サイトのユーチューブで公開を始めた。
1話目を16日に公開。映像は7分37秒で、郡内地域を治めた信茂の一端が分かる内容にした。ユーチューブの山梨県公式チャンネルで見ることができる。23日以降、ほかの4話も順次公開し、信玄や勝頼、武田家終焉との関わりなどをひもとく。
主役の信茂には、お笑いコンビ「ジャルジャル」の後藤淳平さんを起用。後藤さんは実行委を通じて「こういう解釈もできるのではないかということで、全く新しい信茂を演じた」とコメントした。信玄役は俳優中村育二さん、勝頼役が俳優植木祥平さん、北条夫人役は女優池間夏海さんが担う。語り手などでイッセー尾形さんも登場する。
実行委は信茂に焦点を当てたドラマを通じて、郡内地域での信玄生誕500年の機運を醸成したい考え。
【山梨日日新聞 3月21日掲載】