芦安山岳館は、山梨日日新聞社とタイアップして「芦安山岳館メール」を発信しています。南アルプスの最新情報や観光情報、山梨日日新聞に掲載された山岳に関係する記事などをサイトに掲載し、さらに会員登録者にはダイジェスト版メールもお届けします。お楽しみください!

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プロフィール

 南アルプス芦安山岳館は、2003年3月21日に開館しました。山岳文化の発掘と研究・継承、自然保護や安全登山の普及、山を仲立ちとしたさまざまな交流の実現を目的としています。氷河時代から数万年を生き続けるキタダケソウやライチョウが住む3000メートルの高山、生活と結びついて文化や産業、技術を育ててきた里山。芦安地域は自然、文化ともに魅力に満ちた地域です。山岳館はその一端を知っていただく施設です。また、この施設は、県産材の利用促進を図ることを目的としたモデル的施設でもあります。多くの方に見学していただき、県産材の良さを知っていただきたいと思います。

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2021年1月

【山岳関連ニュース】

山岳遭難件数、コロナ禍映す

県警 、昨年の統計

 山梨県警が28日発表した昨年1年間の事故や犯罪、山岳遭難などのまとめによると、多くが前年より大きく減少し、新型コロナウイルス感染拡大の影響を色濃く映した。

 2020年の山岳遭難は、発生件数が前年比54件(32.7%)減の111件、遭難者が53人(28.6%)減の132人で、過去5年で最も少なかった。昨年夏は新型コロナウイルスの影響で富士山の吉田口登山道が閉鎖されたほか、南アルプス・北岳周辺の登山道が利用禁止となるなどし、登山者が減少し遭難の減少につながったとみられる。

 一方、政府の観光支援事業「Go Toトラベル」の対象に東京発着の旅行が追加されるなど、人の流れが活発化した10、11月は遭難件数が増加し、全体の4割余りを占めた。特に11月の遭難件数は30件と、過去10年で月別としては最多だった。

 また、例年は転倒や滑落が多いが、昨年は道迷いが最も高い割合を占めた。登山計画書の提出は遭難者全体の2割にとどまり、準備不足が原因とみられる遭難が多かった。

【山梨日日新聞 1月29日掲載】

【山岳館便り】

南アルプス市産カリンをパイに エコパ伊奈ケ湖

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 南アルプス市上市之瀬のエコパ伊奈ケ湖にある「レストハウス伊奈ケ湖」は、市産カリンを有効活用しようと、冬季限定で「花梨パイ」を提供している。
 施設によると、カリンは薬用として全国で栽培されていて秋から冬に実を付ける。市内でも作られているが、実は硬くて酸っぱいことから生で食べることはなく、ハチミツ漬けやジャムなどに加工され、多くなりすぎた実は畑に放置されることもあるという。放置農作物の解消とカリンの新たな活用方法として、花梨パイを考案した。
 花梨パイは、市内の農家から提供された実を使用。完熟させた実を煮詰めて作ったジャムのほか、バターやラム酒でソテーした実をパイ生地に包んで焼いてある。食べると程よい酸味と独特の食感があり、カリンの風味が口に広がる。
 料理長は「カリンを使った菓子を食べたことがある人は少ないと思う。食べることができることを知ってもらい、カリンを食材に利用するヒントにしてほしい」と話している。カリンを使った別の菓子の開発もするという。
 1カット500円、テークアウト300円、1ホール(要予約)1500円で2月末まで販売している。問い合わせはエコパ伊奈ケ湖、電話055(283)8700。

(写真)カリンを使った冬季限定のデザート「花梨パイ」

【山梨日日新聞 1月27日掲載】

【山岳関連ニュース】

甲斐の山々 雪に染まる

 山梨県内で23日から24日にかけて降った雪の影響で、富士山、八ケ岳、南アルプスといった山々が雪化粧した。麓の市街地まで白く染まった光景や赤い橋とのコントラストなど、さまざまな表情を見せた。

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北杜市武川町山高から望む南アルプス・甲斐駒ケ岳。夜空には雲一つなく、星も見えた(3分30秒露光)。

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裾野まで雪が積もった富士山。富士吉田市の新倉山浅間公園からは市街地も真っ白に雪化粧した様子が見えた。

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23日からの降雪で雪化粧した八ケ岳。「赤い橋」として親しまれる北杜市大泉町西井出の東沢大橋と美しいコントラストを見せた。

【山梨県内のニュース】

十日市だるまに「日常」願う

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 南アルプス市商工会は、新型コロナウイルス感染収束の願いを込めた「甲州十日市だるま」を作った。日々、新型コロナの対応に当たっている中北保健所や南アルプス市、南アルプス署に贈り、職員らを応援する。
 だるまは、甲府盆地に春を呼ぶ祭りとして知られる南アルプス市の「十日市祭典」の名物の一つ。「病や厄をよけ、願いが成就するように」との願いが込められているが、本年度は感染防止のため祭典が中止となったことから、公共機関に贈ることにした。
 だるまは、高さ約40センチの12号サイズ。保健所と市に贈るだるまには「疫病退散」の文字、署に贈るだるまには「勧善懲悪」の文字を入れた。今後、商工会の代表者がそれぞれに贈る。
 商工会の担当者は「だるまは七転び八起きの縁起をかついでいる。今はコロナ禍で大変だが、皆さんの苦労で一日でも早く日常が戻るように願いを込めて贈りたい」と話している。

(写真)新型コロナウイルスの早期収束を願い「疫病退散」などと書かれただるま

【山梨日日新聞 1月26日掲載】

【山梨県内のニュース】

徳島堰工事の測量器具展示 ふるさと文化伝承館

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 南アルプス市野牛島のふるさと文化伝承館は、市内を流れる用水路「徳島堰」の工事に使われたとみられる江戸期の測量器具を展示している。市内の民家に保存されていた品で、1852(嘉永5)年に製造された国内でも数が少ない貴重品という。

 同館によると、測量器具の製作者は、江戸末期の技術者大野規周。大野家は代々、幕府の御用時計師で、祖父規貞と父規行は、精密な日本地図を完成させた伊能忠敬に測量機器を提供したとされる。
 同館では徳島堰の開削350年を記念した企画展を開いていて、見学にきた市民が、展示写真と似た測量器具が家にあることに気付き、市に寄贈したという。
 測量器具を納めていた木箱の内ぶたには、近代砂防工学研究者の諸戸北郎博士が昭和に入って記したとみられる文があり、「甲斐国徳島堰入戸野(現韮崎市)の新規開削」などに使用されたと記されていた。江戸末期の最先端の測量器具が、幕府直轄領だった甲斐国にもたらされ、徳島堰の工事に使われた可能性があるという。
 箱のふたには「嘉永五壬子年八月置之」の日付と「甲府城」の記述もあった。中には、高低差などを測定する大方儀や小方儀、平行儀などが納められ、さおにつけて測量の目印に使う「梵天」や、幕府の工事であることを示す徳島堰の文字が入った「御用旗」も入っていた。
 同館の館長は「徳島堰の工事がどう行われたのかが分かる重要なもの。南アルプス市だけでなく、山梨県にとっても宝物となる。大切に保管したい」と話している。展示は4月18日まで。

【山梨日日新聞 1月24日掲載】

【山梨県内のニュース】

信玄公記念ワイン サドヤが限定販売

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 武田信玄公生誕500年を記念し、甲府市北口3丁目のワイナリー「サドヤ」は2月1日から、市産のブドウや酵母を使ったワインを特別ラベルを付けて数量限定で販売する。
 ワインは市が山梨大と共同開発し、2018年から販売している「甲府スパークリング甲州」。記念ラベルは信玄公像のイラストをメインに、従来品と同じ甲州印伝の菱菊柄も採用した。武田神社で採取した酵母と20年に収穫されたブドウを使用し、やや辛口に仕上がっている。
 販売は3500本のみ。720ミリリットル入りで、価格は税込み2547円。15日から電話とオンラインショップで予約を受け付けている。同店や県地場産業センター「かいてらす」、県内のスーパーなどで取り扱う。

(写真)武田信玄公生誕500年を記念したラベルが貼られたワイン=甲府市役所

【山梨日日新聞 1月19日掲載】

【山岳館便り】

巣箱の組み立て、親子連れ楽しむ エコパ伊奈ケ湖

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 南アルプス市上市之瀬のエコパ伊奈ケ湖は17日、同所で鳥の巣箱作り教室を開いた=写真。
 市内の親子連れ4組10人が参加し、幅12センチ、長さ1・2メートルの板に線を引いてのこぎりでパーツを切り出し、巣箱を組み立てた。事前に職員から施設周辺にはアカゲラやカケス、シジュウカラなどの野鳥がすみ、木のうろや樹洞など木の穴に巣を作る鳥の習性などについて説明も受けた。
 南アルプス・南湖小5年生は「初めて作ったけど楽しかった。家で取り付けたい。鳥が入ってくれるかどうか、楽しみ」と話していた。

【山梨日日新聞 1月18日掲載】

【山岳関連ニュース】

富士登山 観光連盟が七つの提言

 富士五湖観光連盟(堀内光一郎会長)は、富士登山のあり方に関する七つの提言をまとめた。登山家や山小屋関係者、研究者など専門家の意見を参考に、無理して登頂しないことや富士講の歴史に思いをはせることを呼び掛けている。昨年夏は新型コロナウイルスの影響で富士山の登下山道が閉鎖となり、山頂まで登ることができなかったことを踏まえ、富士登山の意味を見つめ直す機会にしようと企画した。

 提言は、登山家の野口健さんや富士登山ガイド、富士山吉田口旅館組合や県富士山科学研究所の担当者などによる意見を踏まえてまとめた。
 提言書では「麓の町や富士山5合目に宿泊し、2泊3日でゆっくりと登山しよう」「山頂に行くことがすべてではない。無理をせず、宿泊した山小屋からご来光を拝んでみよう」「富士講の歴史に思いをはせよう」などと呼び掛けている。
 提言書は富士登山ツアーを企画する旅行会社などに送付した。観光連盟の担当者は「安全で楽しい富士登山のため、登山者に参考にしてほしい」と話している。

富士登山のあり方に関する提言
1 富士山は、もう1泊して、2泊3日でゆっくりと登ろう!
2 宿泊した山小屋の前で御来光を拝んでみよう!
3 無理に登頂せず、自分の行けるところまで登ろう!
4 昼間に歩く楽しさを見直そう!
5 「富士講」の歴史に思いをはせて登ろう!
6 富士山でしか見られない自然を楽しもう!
7 ガイドツアーで満足度をさらに高めよう!

【山梨日日新聞 1月18日掲載】

【山岳関連ニュース】

トレイルランナーが山々の走破報告 県庁訪問

 甲府盆地を囲む山々の走破に成功したプロトレイルランナーの山本健一さん=韮崎市=が12日、県庁を訪れ、長崎幸太郎知事に活動を報告した。
 山本さんは山を走る様子などを撮影した写真を示しながら、「コースの登山道がしっかり整備されており、スムーズに走れた」と報告。「本当に素晴らしいコースだった。海外選手にも人気が出る。イベントや大会などを実施したい」と話した。長崎知事は「大変良い話。環境づくりを進めたい」と応じた。
 山本さんは昨年11月11日にJR韮崎駅をスタート。金峰山や大菩薩嶺、鳳凰三山など336キロを119時間28分で走破した。

【山梨日日新聞 1月18日掲載】

【山岳関連ニュース】

登山の安全意識など消防署員6人が語る 意見発表会

 峡南消防本部は13日、消防や防災に関する署員の意見発表会を開いた。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、参加者を例年の約半分に抑えて実施した。管内の北部署、中部署、南分署と通信指令課の6人が、オンラインを活用し、動画を使った119番の導入を提案したり、救急や火災現場に駆け付ける署員をメンタル的にサポートする技術の重要性を訴えたりした。
 最優秀賞には北部署の久保田優聖消防士が選ばれた。発表では近年の登山中の事故多発を受け、消防署員が持つ安全意識を一般の人にも伝えていきたいと語った。
 久保田消防士と、優秀賞に選ばれた北部署の千頭和利拓消防副士長は、県消防長会主催の県大会に出場する予定。

【山梨日日新聞 1月17日掲載】