2023年双葉ロゼ テイスティング
2月28日、山日YBSグループの野口英一代表と山梨文化会館の中村一政相談役(名誉農場長)が、2023年双葉ロゼ(メルロー)のサンプルをテイスティングしました。23年は酷暑のシーズンでした。収穫は8月26日で、前年より2週間ほど早く、ロゼにするために酸味を重視しました。ロゼを造るのは今回が初めてです。スキンコンタクト後に圧搾して仕込みました。
日本ソムリエ協会認定ソムリエ・ドヌール(名誉ソムリエ)の野口代表は「しっかりしたロゼで、いい仕上がり。強めの酸味が印象的」と話しました。相性の良い料理としては、マグロの刺身、カルパッチョ、タコなどのシーフードを使ったトマトパスタなどが挙がりました。アドブレーン社の岩下明企画制作局長とのラベルデザインの打ち合わせもありました。
テイスティングコメントは以下の通り。
やや濃い目のサーモンピンク、クリーンでイチゴなどの赤いベリー系の香りとかすかにミントのようなハーブ系の香り。柔らかですっきりとした口当たり、程よいボリュームがあり、フィニッシュでシャープな酸が引き締める。
仕込みの担当は、マンズワイン取締役製造部部長・勝沼ワイナリー醸造責任者の宇佐美孝さん。テクニカルシートは下記の通りです。
スキンコンタクト約28時間。発酵温度18~23度。シュール・リー約5カ月間。
<サンプル分析値>
アルコール11.1%
pH 3.45
総酸 6.58g/L(酒石酸換算)
(2024年02月29日更新)