収穫間近 着色不良の房の切り落とし
8月19日は着色不良の房の切り落とし作業でした。17日にマンズワインで収穫のタイミングを探る1回目のサンプリングをした結果、着色不良の房が多いため作業の指示があり、急きょ日程が組み込まれました。
メルロー、シャルドネともほとんど病気もなく、順調に生育していました。聞けば、今年の消毒は昨年の2割増しだそうで、防除を徹底。昨年見られた「うどんこ病」もピタリと止まっていました。
ただし、このところの日照不足の影響からか、今季はこの時期になっても着色が進まない房が目立ちます。シャルドネは、手に持った房と枝に付いた房を比べると緑色と黄色の違いがよく分かります。
まずはメルローから作業。切り落とす目安は房全体で色づきが5割以下のものです。大胆にはさみを入れていきます。
シャルドネはメルローに比べてはっきりと違いが分かりにくいので、事前に緑色の程度を確認してから作業に入りました。下草刈りもしました。
房の切り落としはブドウ樹の負荷を減らす目的もあります。今年は例年に比べて摘粒などによる一房当たりのサイズが大きかったので、今回の切り落としによって収量が大幅に減ることはない見通しです。
ただ、8月の甲府の日照時間は、曇りや雨の日が続き20日までで平年比60%。県内各地でブドウはべと病や玉割れが確認されています。山日YBS双葉農場は徹底した防除に加え、レインカットもしっかり仕事をしているようです。
(2017年08月21日更新)