2013年のメルロー収穫
8月29日は今シーズンを締めくくるメルローの収穫でした。当初は週末に予定していた作業ですが、台風が接近しているとのことで急きょ平日の早朝に前倒しとなりました。出勤を控えているため午前5時に集合し、日の出前からの作業となりました。
今夏は記録的な猛暑でした。甲府では8月10日に県内最高気温の40.7度を記録しました。ただ、夏場に雨が少なく乾燥したことなどから、ヴィンテージとしては良年という声を耳にします。ブドウの生育は全体的に1週間ほど早く、双葉農場でもメルロー栽培としては初の8月収穫となりました。
収量は1360キロで、過去最多となりました。マンズワインの指導により摘房を抑えたことも影響しました。2013年ヴィンテージは、念願だった生産本数1000本が実現できそうです。
以下、ブドウの仕込み即時分析です。
比重1.094
糖度22.88%
pH3.73
総酸5.05g/l(酒石酸換算)
※ワインのpHの幅は最大2.9~4.2といわれ、特に3.2~3.5程度が理想的とされます。
ブドウは収穫後、委託醸造先であるマンズワイン勝沼ワイナリー(甲州市)に運ばれました。同社の武井千周さんによると、今年も収穫的にはベストのタイミングとのことです。コンクールによっては出品条件の生産本数を確保できる見通しなだけに、楽しみが膨らみます。
(2013年09月04日更新)