ワインシンポジウム
「山梨におけるワイン造りの可能性~素人集団の挑戦を中心に」と題したワインシンポジウム(酒折春祭り実行委など主催)が3月8日、甲府・山梨学院大で開かれました。ヴィニュロンズクラブ部長である山梨放送の中村一政専務をはじめ、東夢の高野英一代表、甲府ワインポートの久保寺孝男社長、植原葡萄研究所の植原宣紘代表が登壇しました。
中村専務は、山日YBS双葉農場の取り組みを紹介しました。
以下、同農場の歩み等をまとめておきます。
【所在地】甲斐市団子新居堰(せぎ)上
【面積】7700平方メートル
【歩み】
1993年 荒廃した耕作放棄地を開墾する。農地に造成し、ジャガイモ、白菜、玉ネギ、大根などを栽培。社員食堂での利用や、贈答品とする。
2008年 山日YBSヴィニュロンズクラブを結成し、ブドウ栽培がスタート。メルロー900本を植える。
2009年 初収穫、960キロ。マンズワイン勝沼工場で醸造に入る。
2010年 ウイルス(リーフロール)に感染していることが判明。約半分の木を改植。ファーストヴィンテージ850本が誕生。
2012年 栽培面積を拡張し、シャルドネ種900本を植える。
2013年 隣接の耕作放棄地17アールを借地し、シャルドネ種500本を増植。スパークリングワインの醸造をめざす。
【栽培方法】垣根仕立て。マンズワインの開発したレインカット栽培を採用
【作業メンバー】
・山日YBSグループ15社の社員でブドウ栽培とワインに関心のある有志で結成。現在、部員は55人
・2012年度から、JA梨北と栽培管理契約を結び、JA梨北から1名が農場管理で派遣されている
(2013年04月01日更新)