樽熟成10カ月目
9月8日、野口英一グループ代表と中村一政専務(山梨放送)がマンズワイン勝沼ワイナリーで、2011年産メルローのテイスティングをしました。樽熟成は10カ月目。
11年産は9月10日収穫、10月12日に固液分離しました。醸し期間は約4週間。11月15日に樽詰めしました。使用樽はVicard社のミディアム・トースト。新樽比率は2分の1です。樽は通常、内側を焦がしますが、ミディアム・トーストの焦げ具合にすると、樽香が強く付きます。ちなみに、ハード・トーストでは、樽香が減少します。
醸造を担当しています同ワイナリーの武井千周さんが、樽から熟成中のワインを取りだしてくれました。ワインは、スワーリングすると、華やかな香りが広がります。ジャミー (Jammy)、 凝縮したベリーの香りがとても印象的です。樽由来のバニラの香りや、スモーキーな香りも感じます。私も試飲させていただきましたが、なかなか飲めない樽出しとその出来栄えにしばし感動…。タンニンや味わいの骨格がはっきりしてきて、将来性を感じました。貴重な機会をありがとうございました!
(2012年09月18日更新)